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【ポケモンSV】“雷”鳥風月、大怪獣【S23最終587位】

こんにちは。スミス(TNぽんぽんちい)です。
S23もおつかれさまでした。
私はレート1926、順位は587位でした。ここ数ヶ月、3桁から遠ざかっていたので嬉しい限りです。それでは構築の紹介をしていきます。


結果。久しぶりに3桁!
並びです。レンタル使いたい方はお早めに確保を

【構築経緯・コンセプト】

ガチグマというポケモンのダメージ計算をしていたところ、与ダメと被ダメのバランスがおかしいことに気づき、このポケモンに好き勝手されないことが大事と考えた。
ガチグマに対してテンポを取られないポケモンとして、技の一貫を切りながら後攻羽休め、蜻蛉返りで誤魔化せる最遅アーマーガアから組み始めた。
アーマーガアを活かすポケモンの条件は「繰り出し性能は高くないが殴り合いに強いポケモン」と考えてチョッキセグレイブを採用。
さきほどの条件に合致する特殊アタッカーとして、前期セグレイブとよく組まれていたパワフルハーブブリジュラスを採用した。
アーマーガアが受け構築のグライオンやヘイラッシャなどに無限回後出しができるため、受け寄りの構築をアーマーガアと併せて破壊する役としてシルクのスカーフガチグマを採用。
ここまでで格闘タイプを舐め腐っている、全体的に足が遅いという欠点があるので、そこを補うオボンの実クエスパトラを5体目に採用し、最後にセグレイブが出しにくい場合の物理裏エースとして少し変わった型のカイリューを採用して構築が完成した。

構築のコンセプトとしては以下の通り
・アーマーガアの対面操作を活かした攻撃的なサイクル
・クエスパトラのルミナコリジョンや高火力特殊技による崩し要素が多めの構築
・バトン偽装やびっくり技など、相手の想定を少しずらして勝つ

【個体紹介】(採用順で掲載)

風と鳥枠

アーマーガア @ ゴツゴツメット
テラスタイプ: かくとう
特性: ミラーアーマー
性格: のんき
205(252)-107-154(116)-73-123(140)-64 *S0
調整: Hぶっぱ、B11n(マスカーニャの鉢巻はたき+テラスはたきを耐える)、D特化シルクガチグマのテラスブラッドムーン+ハイパーボイスを耐える、S最遅
ボディプレス / とんぼがえり / はねやすめ / おいかぜ

構築のスタート。
ガチグマに対して最も好き勝手されないポケモンとして採用した。
物理も誤魔化したいのでHBD振り。蜻蛉帰りで対面操作するのが仕事。
基本は裏から出すが、マスカーニャの鉢巻トリプルアクセル6発で落ちるなど過信できるほどは硬くないため、様子見で先発にすることもあった。
ラスト1枠に挑発や鉄壁を採用していることが多いが、このポケモンで詰めにいく動きを信用できなかったので、裏のポケモンを活かせる追い風を採用してみた。
追い風→後攻蜻蛉帰りで2ターンの間ガチグマやセグレイブを爆速で動かすことができる。
後述のセグレイブのS実数値が122なので、追い風と合わせると実数値122〜128以外のポケモンには後攻蜻蛉+上からセグレイブの流れを作ることができ(122未満の相手には追い風が不要)、対戦の終盤に見えない詰め筋として強力だった。
今まで使ったことが少なく、このポケモンに強さを全て引き出せたかはわからないが、採用してよかったと思えるくらいには活躍してくれた。


大怪獣。最強でした。

セグレイブ @ とつげきチョッキ
テラスタイプ: じめん
特性: ねつこうかん
性格: いじっぱり
207(132)-216(252)-113(4)-85-107(4)-122(116)
調整:H16n-1、A特化、S最速ガチグマ(114)意識のポケモンを大体抜けるライン
つららおとし / こおりのつぶて / きょけんとつげき / じしん

大怪獣。構築のエースであり、かなり多めにSを振ったチョッキセグレイブ。セグレイブミラーや遅いブリジュラス等に上から動くことを重視した。
その分、シルクガチグマのテラスブラッドムーン+等倍真空波はギリギリ、陽気ガブリアスの鉢巻テラス地震が25%の乱数1など、耐久はカツカツである。逆にもう少しSに振れば準速70族や最速60族に届くので振りたい気持ちはヤマヤマだが、今回は「最速ガチグマ周辺のS勝負に勝つ」が狙いなので我慢した。
対面性能が非常に高いのはご存知のとおりだが、それに加えて「選出誘導力の高さ」と「役割破壊されにくさ」という強みを感じることが多かった。
セグレイブを受けられるポケモンは限られている上、びっくりテラスで倒すという対策がしにくいポケモンでもある。そのため、選出時に相手の考えが読みやすく、対戦時に悩むことが少なかったと思う。
強力で使いやすいエースでした。


雷。行動保証高火力枠は便利でした

ブリジュラス @ パワフルハーブ
テラスタイプ: でんき
特性: がんじょう
性格: おくびょう
165-112-150-177(252)-86(4)-150(252)
調整: 最速CS
エレクトロビーム / りゅうせいぐん / ラスターカノン / 10まんボルト

前期セグレイブと組ませている構築が多いため採用したら強かった枠。
アーマーガアを経由してセグレイブの苦手な受けポケモンを崩すのが仕事。
ただ、例えば相手のアーマーガアにあと投げするブリジュラスが持久力ステロ型のわけがなないため、電気技読み交代の読み合いが発生しやすい。鋼タイプに向かって流星群を打った回数は今までのシーズンで1番多そう。
後述するクエスパトラとの同時選出も強力だった。Dの下がった相手にブリジュラスでエレクトロビームを打てば相手を突破しつつ能力の上がったブリジュラスを用意に作り出せる。
特性は頑丈と持久力、どちらも強みがあって悩ましいところ。アーマーガアから繋ぐ役なら頑丈、クエスパトラとの並びを重視するなら持久力に軍配が上がると思う。今回はセグレイブ+アーマーガアの並びが軸なのと、一撃技耐性が偉かったので頑丈。


月。このポケモンも怪獣説はある

ガチグマ(赫月) @ シルクのスカーフ
テラスタイプ: ノーマル
特性: しんがん
性格: ひかえめ
207(148)-81-141(4)-200(212)-86(4)-90(140)
調整:H16n-1、Sラウドボーン意識、Cなるべく高く
ブラッドムーン / ハイパーボイス / うそなき / しんくうは

アーマーガアから繋ぐ特殊打点その2。主にブリジュラスでは崩しにくい受けポケモンがいる場合に選出する。ラウドボーンの上から動きたいのでSを結構振った。
嘘泣きはハピナスやママンボウに打つための技。あまりガチガチの受け構築に当たらなかったのでほとんど打つ機会はなかったが、毎回頭を悩ませる受け系統の構築を無理なく対策できてよかったと思う。大地の力を切っている弊害はあまり感じることはなかった。
ここまで受け構築のことばっかり書いているが、高耐久高火力アタッカーとして通常の相手にも選出できる汎用性もあり、その点もよかった。


鳥。四災が出禁で1番輝いているポケモンかも?

クエスパトラ @ オボンのみ
テラスタイプ: フェアリー
特性: かそく
性格: ひかえめ
186(124)-72-92(92)-154(148)-94(108)-130(36)
調整: C11n(テラスマジカルシャインで無振りマスカーニャが落ちるくらい)、S+1で準速ドラパルト抜き、余りをDL調整しつつ総合耐久なるべく高く
ルミナコリジョン / マジカルシャイン / めいそう / まもる

ここまでで足りない素早さと格闘耐性を補ってくれる補完枠。瞑想+ルミナコリジョンでここまでで無対策だった壁展開にもある程度対抗することができる。
ブリジュラスのところでも書いたが、ルミナコリジョンでDを下げて裏の特殊アタッカーを通す動きとにかく凶悪。特に数的有利を取れると相手はDダウンを解除できないので凶悪さが増す。そういう意味で1対1に強く数的有利を取りやすいセグレイブとは相性が良く感じた。
また、つけあがるアーマーガアにバトンするギミックが有名なため、相手視点ではバトン構築に見えて型を誤認させる効果もあったかもしれない。
改めて見ると、ブリジュラスがステルスロックや壁などでサポートしてバトンや積み技で全抜きする構築に見えてきませんか?


雷。びっくりテラバーストはSVの醍醐味?

カイリュー @ いかさまダイス
テラスタイプ: でんき
特性: マルチスケイル
性格: いじっぱり
167(4)-204(252)-115-108-120-132(252)
調整: asぶっぱ
スケイルショット / けたぐり / テラバースト / アンコール

軸のセグレイブが苦手なアーマーガアなど、「セグレイブ対策を誘って倒す」ためのカイリュー。
アーマーガアのゴツゴツメットを触りたくないため、雷パンチでなく、テラバースト。炎と悩んだが、アシレーヌにも打てる電気にした。
ガチグマや鋼テラスサザンドラへの打点としてけたぐりを採用したため、かなり珍しい技構成になった。
汎用性はあまりないが、刺さる相手にはとことん刺さる型であり、構築の穴埋めとしてはマッチしていたと思う。

【選出】

基本的には以下の4パターンが多かった。

・セグレイブ+アーマーガア+ガチグマorブリジュラス
基本選出。対面寄りの相手に出す。
アーマーガアの蜻蛉帰りによる対面操作をしながら高火力の2体を通していく。
先発はセグレイブが多いが、それ以外の時もあり。

・セグレイブ+ガチグマ、ブリジュラス、クエスパトラから2
高火力特殊技でのゴリ押しによる崩しに主眼を置いた場合。
サイクルはほとんど回せないためハイリスクハイリターンな選出のため、先発で数的有利を取れる自信がある場合かアーマーガアがお荷物になりそうな時の選出。

・アーマーガア+ガチグマ+1
vs受け構築。アーマーガアのボディプレス2回+蜻蛉帰りでグライオンの身代わりを壊してガチグマを通すor鋼テラスを切らせてアーマーガアを一貫させるイメージで崩しにいく。

・カイリュー+2
セグレイブの刺さりが悪く、カイリューで崩したいパターン。

【終わりに】

構築相談に乗っていただいた、ぷらちなめろんさん、ぽんぽちさん、ありがとうございました!
また、Xで色々教えてくれるフォロワーの皆様にも感謝しています!

ここまで読んでいただきありがとうございました。来シーズンも頑張りましょう!

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