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【002】それのきっかけ
性的な内容を含むので、いやな人は読まないように。
新しいマンションに越してきて1年、地元の小学校に入学した。勉強机はこのとき買って貰ったのだと思う。この前書いたように、ダイニングの一番奥が窓になっていて、窓が左になるような形で机が置いてあった。
台所は斜め後ろにあるので、自分が机に向かっているとき、斜め後ろで母が料理してるという感じである。
小学生になって、近所の友達もたくさんできた。まだそのころは午前中で授業は終わりで、給食を食べたら家に帰り、すぐに近くの公園に集合し、そこで遊んだり、誰かの家に行ったりして、4時頃まで遊んで、家に帰る、と言ったサイクルである。
家に帰ると、一応宿題をやって、後は、当時取っていた学習雑誌なんかを読んだり、付録を作ったり。まだ小さかった弟の世話もやったり。後はこたつのある部屋でテレビを見ながら、そのうち父も帰ってくるので、みんなで食事。
さて、ある日、机に向かってるときに、なんだかわからないけど、ちんちんがかゆくなってきた。皮かぶりだから、おしっこが乾かないまま中に残り、それが炎症の元になった感じだろう。
母に言うのも恥ずかしいので、机に向かいながらそっとちんちんを社会の窓から出してみた。
皮が剥けることは全く知らなかったので、剥いたりはせず、ちんちんの先の、痛がゆい部分をいじっていた。おしっこが少し漏れ出てきて汚いなあとか思ったと思うが、そのうちにあろう事か、ちんちんが固くなってきたのである。
もちろん、それまでも、勝手に固くなることがあって、それ自体が不思議とは思わなかったが、そのときはなんか、摘まんだり、ドリルを回すように両手に挟んでくりくりしたり、そんなことをしたと思う。
そんなことをなぜし続けたかというと、すでに、ちんちんに気持ちよい感覚が襲っていたのである。
小1のちんちんだから、せいぜい膨張しても長さは5cmくらい、太さは鉛筆よりちょっと太いくらいであった。しかし、しっかりと、固くなり、気持ちよくなると言う機能はすでに備わっていたのである。
たまたま母は、隣の居間で弟の面倒を見てたかテレビを見ていたと思うが、その後もそこがその行為場所になるが、よくばれなかったものだと思う。いや、ばれていたか。
とにかく、この、新しいおもちゃを得たような気持ちになり、この行為がこの後続くのだが、これがはじける事になるのはもう少し後である。
あ、つまり、それ、とは、自慰、オナニー、マスターベーションのこと。
ただ、この読み物では、当面、それ、で通すことにする。