いのち について考えた日。
※本文中に屠殺について言及しています。
6月29日30日の2日間、研修に行ってきました。
研修といっても職場研修等ではないなく、
自分の意思で申し込んで、自分の意思で行く研修です。
一泊2日で集合場所からの交通費、宿泊費、食事代込で6万円。
内容としては決して高くない。いや、むしろ安すぎる方だが専業主婦には思い切った金額でしたが、これを逃せば機会はないだろうと思い切って申し込みました。
1日目は
3時間にわたる情報の集め方、分析の仕方に関するセミナー
2日目は
市の施設の見学、いのちの食育講座、第二次世界大戦時の海軍基地見学、田植え体験
ともりもり沢山のツアー。
この研修のメインは2日目の「いのちの食育講座」
この講座では主催者が育てた鶏を目の前で捌き、解体し食べるところまでをします。
主催者の方は屠殺されるときに少しでも鶏が恐怖を感じないよう、苦しまないように
と育てる段階から考え、鶏に接しているそうです。
そして、屠殺の方法も丁寧に、鶏が苦しまないような方法。
その方は「おいしく食べることが鶏の供養になると考えている」と
とおっしゃっていました。
目の前で消えていく命。鶏が鶏肉として捌かれている様子を見届けます。
これは、手羽先の部分。当然1羽に2本。
胸肉って、1羽からこれだけしか取れないの?
砂ずりってこんなに小さい…
今までで一番「いのちをいただいている」ということを実感した瞬間でした。
この研修を通して実感したことは自分はたくさんの命の支えで生きているということです。
お肉、お魚といった動物を食べることで、「命」をいただくこと。
植物にも命があり、野菜、果物を食べることも「命」をいただくこと。
そして、その食べ物を生産してくれる人、届けてくれる人の「命」や想いがあって、私の口に届くこと。
戦時中に日本を守るために戦ってくれた先人の「命」
この研修では
数えきれないほどの命のもと、私は生きている。
ということを実感し
「この命の使い方を考えなければ」
と柄になく考えるきっかけとなりました。