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仙人あらわるの巻④
【おかめちゃんとおさめちゃん】
登場人物
🐢おかめちゃん
亀と人間のハイブリッド
亀の名残りは、甲羅と
ゆっくりの歩みのみ
ハイソサエティにみえるが
じつはおとぼけな二十歳
🐬おさめちゃん
サメと人間のハイブリッド
サメの名残りは、
鋭い歯とへの字口
そしてサメ肌
いちご大福が大好きな
自他共に認めるおとぼけな
二十歳
仙人=おかめの親戚の
おっちゃん
インドの山奥で仙人の
修行をしたらしい
前回までのあらすじ↓
蟻と友達になりたい
おさめちゃん
そこで
インドの山奥で
修行をしたという
おかめの親戚の
おっちゃんに
二人で
相談にいくことに……
仙人はひとまず
外部から自分を遮断して
暇をもて余せと
教えた。つまり
虚無を味わいつくせ!と
だけど、
すぐに、蟻と
仲良くなれるかといえば
そんなに甘くはないらしい。
では、どうすれば?
🐬「じゃあ どうすんの?」
仙人「自分なりに考えてる
会話という概念を一度
ぶっ壊せ!
大事なことなんで
も一度言う
会話という概念を
ぶっ壊せ~! そして
あらゆる身体機能を使って
試してみるのんや!」
🐢「例えば?」
仙人「匂いで会話するとか
パントマイムで
会話するとかな」
🐢「匂いかぁ。
屁。しか浮かばぬ
いや、まぁ
つまりは
言葉に頼らないという
ことですよね、仙人!」
仙人「はあい そんな感じで
お願いしま~す
いろいろ試してみるのんや
なんなら、屁も
よいかもしれんな」
🐬「あーーそういえば
テンコオバハン
下手くそな
ピアノ弾いてたら
鳥がけたたましく鳴いて
わりと
怒りに来るって
言うてたぞ!」
仙人「音か ありやな
ええ感じやわ
そうやって
こちらが何らかの
メッセージや問いかけを
相手に示す
そしたら あとは
相手を観察や!
目でロックオン
してくるやつもいる
これは、トンビに
多いな。
他には
斜45度に首を傾けて
お前はアホか?と
言うてくるやつもいる!
こないだは
猫にかわいいやっちゃな♪
言うたら
よほど嬉しかったんか
3日連続
玄関にネズミ置いて
行きよったなーー 」
🐢🐬「スゲエーー
(・∀・)(・∀・)」
🐢「言葉による会話ではなく
コンタクトとる方法は
いくらでもあるんだね♪」
仙人「そういうこっちゃ」
🐬「インドの山奥で
修行なさったのなら
もちろん
猛毒コブラとかとも?
遭遇されたのでは?」
仙人「コブラはいいひん」
🐢「それじゃあ
虎とかゾウとか?」
仙人「いんや
お前らは なんかー
勘違いしとるがなーー」
🐢🐬「かんちがいーー?
( ( д゚)д゚)ポカーン」
仙人「俺はなー
確かに修行はしたよ
それは
山奥でインドアやな」
🐢🐬「えっ?!」
仙人「だーかーらーー
やーまーおーくーでー
いーんーどーあー生活」
🐢「ほーー」
🐢🐬「ほけきょ」
~つづく~