【息子の事】運動会
長男(4歳)がウチにはいる。
先日、息子の通う保育園で運動会があり
個人種目はかけっことの事。
1番取れたらおもちゃを買ってやると約束した。
僕は運動会や体育祭で1番を取ったことが無い。
学年の体力テストは上位だったのだが、
本番にかなり弱く人前だといつも真ん中。
息子も同じで人前に立つと硬直する。
だから、1番を取れるはずが無いと思っての約束だった。親なりの意地悪のつもりだった。
正直、ビリとか1番とかどうでも良くて
頑張って走ってくれればそれで充分。
周りの親たちはウチの子は
2番だったとか1番だったとか、
僕はくだらないなと思っていたのが本心だ。
うちの子は最終走者。
差を無くす為、クラスで早い子を集めたレーン。
去年の運動会と同じ条件だった。
出番がまわってきて
ドンの合図で走り出した。
僕は目をまん丸にしながら思わず叫んでしまった。
「はえーーーっ!」
息子は1番だった。
走り終わった後、指をかじっていたので
きっと緊張していたんだろう。
褒めてあげたいのと
誇らしい気持ちで一杯。
他の親の気持ちがわかってしまった。
息子の活躍に喜びが隠せない。
いままですいませんでした。
自分の中で謝罪した。
演技も終わり
帰ろうとすると、
ニコニコで話しかけてくるので
おもちゃをせがまれるのかなと思っていたら
息子:「僕、頑張ったから肩車して」
泣きそうになった。
約束したおもちゃではなく、
肩車を求める息子がいいこすぎて、、、
息子を肩に乗せて
線路脇をリズミカルに歩きながら、
僕:「おもちゃ買ってあげるからな!なにがいいかな⁉︎なんでもいいぞ!!」
コレを親バカでなければなんと言う。
なんでもはダメだと後で嫁に少し怒られた。
息子が選んだのは恐竜セットだった。
帰り道
おもちゃを抱きかかえながら
眠ってしまった。
僕は、なんだかもう
親孝行をしてもらった気分です。
そう思いながら家に帰った。