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Dell Far East 3|思い出に残る人事採用-2名の女性 Part1

(写真のビルが引っ越した五反田オフィス。地下ですから右端階段を降りていったところが玄関。台風予報のときには土嚢を積んで帰るようなオフィス環境でした。すぐ横に目黒川。2024年秋撮影)

2年経過し、4名になってからお世話になっていた居候生活@青山から引越したのが、五反田駅の大崎電気裏にあったビルの地下1階でした。大きな窓が南の壁一面にあったので採光上は明るく問題なかったのですが、地下オフィスに最初は抵抗感がありました。

取引も順調に伸びて行き、買付部品の船積手続きなどの物量も増え、私もスタッフ無しでは限界に来ていたので採用開始。当時のリクルート雑誌などに募集を出すと、外資というだけで応募する人が多いのには驚きました。外資=給与が良いというイメージがあったようです。

採用で記憶に残るのが、この頃に採用した女性2名です。

日本では年齢の上限制限が採用条件にあったように記憶しています。とても違和感があり、年齢でなくスキルや経験だろうというのが基本的な考えでした。

あとは
社風に合うか?
チームワークに問題ないか?

本社からは転職が多く、しかも5年以内の応募者は気をつけるようにとアドバイスをもらっていました。

転職に流動性がある米国でも、2〜3年で転職している人は、スキルや経験に問題なくても、一緒に働くという協調性やコミュニケーション能力に問題あるという一つの見方でした。

1)Zちゃん
男女問わず即戦力になる貿易実務が最低2年ある人。学歴は問わずとも最低2年の経験=20歳以上という下の年齢制限を条件に入れてみました。

英語の読み書きは必須。

本社とのやり取り含めて書類関連は、ほとんどが英語でしたから当然の条件になります。会話も出来るからどうかは、配属部門次第ですが、喋る事が出来る事に越した事はありません。

ちなみに外資で英語が出来るかどうかは、武器にはなりません。出来て当然ですから。

履歴書による書類選考は、秘書兼人総もしてくれていた柴ちゃんに一任。多くの履歴書から候補を絞ってくれている時に「尾中さん〜19歳の大学生で経験もなし。論外ですね〜外しますよ。」っと机の向こうから声が聞こえてきたのですが、何故か気になり彼女のデスクまで行って履歴書に目を通しました。これで応募するとはおっちょこちょいか根性あるちょっと変わり者?面白いから会ってみますと面接候補に入れてもらいました。

それがZちゃんでした。

まあ明るいし、覇気がある。

「経験はないですが、直ぐに追いついて迷惑はかけません!」と宣言する小気味良さ。

他の面接した人々は、みんな貿易実務の経験者。当然実務用語など知っているし、書類手続きのプロセスや業界も判っていました。書類仕事では有能なのは間違いない。でも大人し過ぎるというか暗い?外資の勢いの中で潰れないか?というストレスに対する耐久性が心配になりました。

結局採用したのは、Zちゃん。

しかし、採用後に大変な事件が発覚〜

続く

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