新農家時代|兼業農家
リモートワークや時短、人口減少や単純労働のAI&デジタル化などを考えると現代版兼業農家があると思うこの頃です。
昭和の時代、農閑期には父親が都会に出稼ぎに出かける。多くは肉体労働でした。今日、オフィスワークの多くは、東京に居なくても出来る仕事も増えました。子育てによい自然環境に恵まれた地方で第一次産業に関わりつつ、リモートワークでオフィスワークも定期的、集中的に行う。必要に応じて東京の本社などに出張するか本社スタッフが地方支店の拠点で研修やグループ会議でサポートする。
バブル景気崩壊後、失われた30年経過した令和の時代。日本を取り巻く世界環境は、益々混沌としています。地球温暖化から沸騰化という言葉が、流行語大賞にノミネートされているそうですね。
第一+第二+第三次産業=第六次産業。この新しい産業モデルに日本の活路もあると思います。
食糧を「作る」のが農業という第一産業の根幹。それを加工品にするのは第二次産業という製造業。それを販売するのは第三次産業。アメーバ経営と水平分業で農業に携わる人々がそうした新しい収益化を可能に出来るようになったのが、ITという情報技術のDX(デジタルトランスフォーメーション)時代です。
トランスフォーメーションとは変態。蛹が蝶になるような我々の生活様式を一変する可能性があるという事です。
畑は「作る」だけでなく、「学ぶ」、「食べる」、「遊ぶ」という新しいビジネスモデルを近在とコミュニティ活動に拡大する事で体験滞在型の人気スポットにする事も可能です。
豊作=労働力増=単価安=総売上減=利益率悪化という逆スパイラル脱却に農業を始めとする第一次産業復活のヒントがあり、食糧難に直面している日本の復活にも繋がると思います。