語録に学ぶ 4|善因善果 悪因悪果
4月8日は、お釈迦さまの誕生日で灌仏会。桜の花が咲く頃なので、「花まつり」と言われているそうです。
そのお釈迦さま(釈尊)の教えの中でも好きな教えが、
善因善果 悪因悪果
これは宗教を超えて、しかも国、人種、性別なども超えて通じる真理だと思います。そういう意味では仏教は本来宗教ではなく、人生哲学ではないかと考えています。
つまり、
因果の法則
です。
ところで広隆寺に在る弥勒菩薩半跏思惟像をご存知ですか?国宝第一号だそうです。
美しい姿ですが、菩薩となったこの方(この像の仏師)は、人として善悪、清濁全て併せ持つ経験をしたからこそ美しい菩薩像になれた(造れた)のではないかという話を伺った事があります。
この弥勒菩薩に今週京都に居た時に朝一番に会いに行って来ました。開門と同時にお堂に入り、お像と向かい合って畳の上に座り対峙しているうちに不思議な感覚に陥りました。
因果を結ぶのが縁。いわゆる因縁。
その「縁」は基本的に自分自身。
タイミングという時間や場所や人がその縁だということもあり得ますが、その縁を呼び込むのは結局自分自身に他ならないと思います。