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各国「飲みニケーション」事情
こんにちは、北陸地方で職業紹介エージェントに勤務している古狸です。
毎週持ち回りでNOTEを更新し会社のFaceBookにアップしていています。
持論がしっかりありながらも柔らかい頭で勉強を続ける社長と、 極めて発信力が高い後輩コンサルタントとの更新記事に挟まれる私は
開き直って「徒然なるままに」(つまり何も考えず^^;)日々思うことをご紹介しています。
今回のテーマは「飲み二ケーション※」
※Wikipedia大先生によると・・・
「コミュニケーションの形式の一つ。(酒を)飲むとコミュニケーションの合成語」
40代以上の皆さまにはお馴染みの言葉だと思いますが、 最近「知らない」と言われることが多くなりました。
アルコールの力を借り、気軽に仕事以外のお話をする時間を共有することで、相手への理解が深まり良い関係が築けるというもの。
これって宗教で禁じられている地域を除いて世界共通の感覚ですよね?
でも私の知る限り、各国の「飲みにケーション」事情は大きく変わります。
ニュージーランドでは金曜日の放課後職員室でビールが!
嘘みたいですが、その昔、NZの公立中学校で勤務していた時の実体験です!
一週間頑張った! これで週末に入るね~というタイミングの職員室で、 おもむろに冷蔵庫から取り出されるのはなんと冷えたビール!
職員室の冷蔵庫にビールが入っていて、職員が各々飲み始めるなんて日本の学校では考えられません(笑) 大ニュースになりますね。
もちろん強制ではなく、その時参加したい人がちゃんと一本いくらとおカネを払って飲み始めます。
校長の挨拶も乾杯もなく、仕事が片付いた者から順に集まって「飲みにケーション」が始まります。
楽しく会話しながら一本だけ飲んだら、これまた三々五々帰り始めます。
みんな運転なので一本だけ(笑)
話がそれますが補足しますと・・・
NZの法律では、年齢や免許書の種類によって細かい規定はあるものの
<例えば20歳以上の場合>
呼気(口から吐いた息)1リットルにつき 250mmg
or 血液100グラムにつき 50mg 一応の目安として
・缶ビール 330ml:1本
・グラスワイン 100ml:1杯
・ウォッカ 30ml:1ショット
を基準として、女性は2.5杯まで、男性は3.5杯までが上限なのだとか。
体調とかアルコール度数とか様々な要因があるのであくまで目安ですが、
要するに、少しなら飲んで運転しても良いということ。
仕事を一歩離れると立場からも離れ、瓶ビールで直接飲むので、
「校長先生、まぁいっぱいどうぞ」 みたいなこともありません(笑)
欧米諸国の重役の机にはお酒が忍ばせてある?!
今度は作り物のお話ですが、大好きでよく見ている海外ドラマ情報。 英語圏のみならずヨーロッパが舞台の番組でよく見かけるのが、
重役の机の引き出しにグラスが二つと上物のアルコール (ウイスキーやラム等)が入っていること
部下の労い、ややこしい話をするとき、来客時など、様々な場面で琥珀色の液体を飲み干す姿が滅茶苦茶カッコイイ!
あまりにも色々なドラマで見かけるのであながちあり得ない話でもないだろうなぁと思います(笑)
アメリカでは「飲み」より「スポーツ」!
NZ同様、そもそも会社の同僚と終業後お店に飲みに行く習慣はありません。
行くならBARで、食事になるとデートかビジネスの接待であり、気軽に誘えません。
社員同士の交流は、誕生パーティ・クリスマスパーティといった催しで、 主に立食形式で飲食します。
では日常はどこで交流するのかというと、スポーツ。
ヨガやテニス、ジム、早朝のジョギング、変わりどころでは瞑想というものあります。
飲食が伴う場合、基本的に家族ぐるみで付き合いうことが多く、職場仲間の家で集まる時も家族ぐるみでご招待。
多くの場合、軽く飲んだあと車で帰るのですから、飲み過ぎることはありません。
ということで、日本のように会社の上司や同僚と何軒もお店を梯子したり、千鳥足で歩くサラリーマンは見かけないのです。
どこの国でも、スモール・トークの重要性は共通認識のようです。
北陸は車社会なので、飲み会の時は必然的に「しっかり飲む」ことになりやすいです。
酔いつぶれて自慢話を延々と聞かせる上司より、楽しく飲んでさらっと立ち去る上司の方がカッコいいですね。
「飲み二ケーション」にアレルギーがある方、転職相談の時は是非エージェントにも一言お伝えください。
社風はとっても大事です!
長文お読み頂きありがとうございました m(_ _)m
おりしも金曜日、仕事を終えて美味しいビールをお飲みください♪