奈良ひとり旅 1日目 東大寺二月堂・うな菊

お彼岸の頃、2泊3日で奈良ひとり旅に行ってきました。
慶應義塾大学の通信課程で学ぶ中で、桓武天皇や平城宮についていろいろ調べてるうちに奈良って面白いのでは!?と気づきました。
奈良に行くのは初めてではなく、高校の修学旅行で行きました。東大寺・薬師寺には確実に行っているはず。
ただ、心が死んでいた時期だったし、集団行動嫌いだし、修学旅行に行きたくなかったんですよね。
当時は歴史大好きで、大学で史学を学び学芸員になることを目指していたくらいなのに、行きたくないという気持ちが強すぎると記憶に残らないものですね。。
そんなわけで、旅行中は、どこも初めて訪れるような新鮮な気持ちでした。

おすすめポイント5選

今回は東大寺、春日大社、興福寺、今西家書院、平城宮跡歴史公園、薬師寺を訪れました。
王道のところはどのガイドブックでも紹介されていますので、このブログでは「マイナーっぽいけど個人的にとてもよかったところ」を中心に紹介していきます。
その1 東大寺 二月堂と裏参道
その2 興福寺 国宝館
その3 興福寺 北円堂と南円堂
その4 今西家書院
その5 平城宮いざない館

おすすめポイントその1 東大寺 二月堂と裏参道

1日目は飛行機を乗り継ぎ、伊丹空港から近鉄奈良駅までリムジンバスで移動、16時ごろホテル尾花にチェックイン。
興福寺の五重の塔が見える猿沢池のすぐ近くで、奈良公園へのアクセスばつぐんのロケーションです。

まずは、奈良公園をぬけて東大寺へ向かいます。
途中、鹿の集団帰宅に遭遇。
一気にどどどっと横断歩道をわたる様子は、なかなか迫力がありました。

東大寺は、雨と拝観時間の終わりごろのためか観光客はまばら。
おかげで南大門も大仏もとてもゆっくりみれました。
寺社仏閣の散策は早朝や開館直後、閉館直前や夜に行くのがおすすめです。

どしっとした鎌倉時代の南大門、シュッとした江戸時代の中門と、さまざまな時代の建築様式が見れます。『奈良で学ぶ 寺院建築入門(海野聡 著)』からの受け売りです。

シュッとした東大寺中門と、鹿

さて、行ってよかったポイントその1、二月堂と裏参道です。
二月堂は中門を出て東側、坂を上ったところにあります。
夕暮れ時にいったので、灯篭の光が幻想的でした。
三月堂の前から二月堂をみあげたときの景色がとてもよかったです。
こちらはぜひ、夕暮れ時にいってほしいです!
そして、回廊をぐるっと一周してみてください。
こんなに素敵な二月堂、なんと無料です。
帰りは、裏参道を下ります。土塀と石畳の坂道はとても風情があります。
誰ともすれ違うことなく、自由にゆっくり歩くことができました。
「ここで転ぶと来世は猫になる」といわれる猫段も下りました。

左:二月堂 右:三月堂
灯篭が灯る二月堂
二月堂の回廊をまわると幻想的な景色
二月堂から東大寺金堂をのぞむ
階段から二月堂を見上げる
裏参道
夜の南大門

菊水楼「うな菊」

夜ご飯は菊水楼「うな菊」へ。建物の外観からしてもう素敵!
外には「本日は満席です」の表示。ネット予約しておいて正解でした!
お店入口までの小道も、とてもわくわくしました。

奈良漬クリームチーズと日本酒飲み比べセットを楽しみながら、うな重を待ちます。
うな重は白焼きとかば焼きのあいのせ重。2色の見た目もきれいです!
白焼きは、お好みでわさびと柚子胡椒で食べるとのこと。
和食と柚子胡椒の組み合わせが苦手なわたくしですが、せっかくだからとチャレンジした結果…、とてもおいしかったです!
柚子胡椒の強さでうなぎの味が消えるわけでもなく、不思議です。
かば焼きの方のタレはあっさりで、うなぎそのもののおいしさが感じられました。
実山椒をミルでごりごりしてかけるのもよかったです。
ふんわりとしたうなぎに、ぴりっとさわやかな刺激がとてもよく合って、うなぎを引き立てる感じでした。
あまりのおいしさに、食べ終わりたくない…と思うほどでした。
春日大社の一の鳥居のすぐ近くで、公式サイトからのネット予約もしやすくて便利です。
菊水楼 うな菊
https://www.kikusuiro.com/unakiku/

歴史を感じる趣ある建物
菊水楼本館 登録有形文化財に指定されているそう
奈良漬クリームチーズ
あいのせ重 白焼き&かば焼き

おいしいうなぎの余韻にひたりながらホテルへ戻ります。
猿沢池付近の芝生でおやすみ中の鹿が2頭いました。
車も人も普通に通るので、安心してしっかり眠れるのかと心配になりました。
わたしみたいに集団行動できない「はぐれ鹿」なのかな、と親近感がわきました。でも、雄雌ペアでいたっぽいので普通にリア獣かも。

ホテルのロビーには、奈良関連の書籍が図書館のようにずら~っとありました。マンガを2タイトル借りました。
「あをによし、それもよし」
奈良時代にタイムスリップしたミニマリストのお話。主人公と同様にタイムスリップしたミニマリスト人気ブロガーとして藤原不比等が登場します。
「ふることふひと」
こちらは、主人公が藤原不比等。古事記編纂にまつわるお話。
どちらにも藤原不比等がでてきますが、同時に読んだのでキャラのギャップが楽しめました。

充実の図書コーナー
奈良マンガ

今回のお宿紹介。
ホテル尾花
奈良公園、ならまちへのアクセスいいです。
図書コーナー、お土産コーナーも充実しています。
スタッフさんも親切でした。
素泊まりでしたのでお食事に関しては不明。
おすすめホテルです!
https://souvenir-obana.stores.jp/

奈良ひとり旅、2日目に続きます。

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