京都①(2022年6月17日)
バスタ新宿
金曜日に有給休暇を取り、木曜夜バスタ新宿発の夜行バスで京都へ行く。
初めてバスタ新宿を利用する。ネットで予めバスを予約しておき、メールで乗車場所を確認。バスタ新宿「D11乗り場」24:25集合と記載されていたので頃合いを見て行く。
木曜夜なのにまあまあ人いるな。てことは金夜はもっといるのか。蒸し暑くてイヤな感じだわ。
24:25になる。京都行きのバスがない。そこに来るのは大阪行きのバスだった。
一度ロビーに戻り電光掲示板を見て確認する。
おれの乗る予定のバスは「D11乗り場」ではなく、「A2乗り場」だった。
いつの間に予定変更していたのか。あぶねえ。予約の日を1日ミスったのかなとか、もしバス乗れなかったら終電もないから完全に詰むやんとか、あーあ金無駄にしたわとか色々なことが脳内を駆け巡り冷や汗をかく。
なんとか京都行きのバスに間に合った。ドキドキしたぜまったく。
夜行バス
夜行バスは3列独立シート。おれはその真ん中の席だった。脚を伸ばせるが、座席のリクライニングは完全に倒し切ることはできない。
眠りたくてもなかなか寝つけない。頭をシートに密着させると、バスのガタガタガタという振動が頭蓋骨から全身に伝わりストレスを感じる。ちょうどいい感じにフィットする頭部のポジショニングを模索し続けた。
そこそこいい感じのところにフィットする瞬間があったりもしたが、なぜか両肩にえらく負担がかかりとにかく肩こりがきつい。
一瞬寝落ちしても肩こりで目覚めて自分の肩を揉む。これを繰り返していたらいつのまにやら京都着。
座っていただけなのになんかどっと疲れた。
とりあえずカフェでモーニングだ。休憩しよう。
コロラドコーヒー
早朝にもかかわらず、店内の席はほぼ埋まっていた。
お年寄りしかいなかった。
カウンターの席に座ると、隣りにいた2人組のお年寄りが楽しそうに雑談していた。
「高速道路でスピード超過の罰金受けてそれまた目ん玉飛び出るくらいの額いってね。
月賦でもいいですか?聞いたら、そんなこと言うんあんただけよ言われてねえ〜、わははは」
まだ半分寝ぼけた頭にはちょうどいいレベルの雑談だった。コーヒーを口にしカラカラに渇いた喉を潤し、トーストで空腹を満たす。
客「さてと、8時だ。病院行ってくるかな〜。ごちそうさまでした」
店主「おおきに」
客「え、なんぼ?」
店主「350円です」
客「350円ちょうどっと。ほんじゃ、さいなら」
店主「おおきに、さいなら」
おそらくこの客、歯がない。滑舌でわかる。空気が抜けるような喋り口調。直接見て確認したい欲に駆られるも踏みとどまる。
さてと、おれもそろそろ行くとするかな〜。
東寺
コロラドコーヒーから歩いて10分足らずのところにある東寺。東寺の隣には中学・高等学校があった。ちょうどそこの登校時間と被っていたのか、学生たちを見ることができた。焦茶色の制服を着ていた。景観を破壊しない制服だ、さすが京都!って思った。
東寺に来たのは他でもない。この立体曼荼羅が見たくてやってきたのだ。
講堂の扉をおそるおそる開き、中へ入る。
中は暗く、ホコリっぽかった。思わず咳払いをした。ここで深呼吸をしろと言われたら咳が止まらなくなりそうだ。
そして念願の立体曼荼羅とご対面。
超かっけー!中でも降三世明王の手を胸の前でクロスさせるポーズがお気に入りだ。
金堂の薬師三尊の十二神将も鬼の形相とちょっと片ケツをぷりっと上げたポージングがかっこいい。
でも一番かっこいいのは、やはりセンターに鎮座する大日如来だ。
とにかく大きい。圧倒的強者感がある。
一度講堂の外に出て五重塔を見に行く。
これを見て特に何も思うことはなかったため、もう一度講堂へ入った。
何度見ても立体曼荼羅は良い。時刻はまだ午前9時半。太陽も完全に登り切っておらず、外は朝の雰囲気を保っていた。
朝活サイコー!
さあ次はみやこ路快速に乗って宇治へ。
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