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専業主婦10年からの就職活動④〜面接前編〜
さて、面接である。
今回、面接は2種類経験することとなった。
一つ目は、一つ前の投稿で書いた派遣会社。二つ目は、派遣先企業に出向いての面接である。
派遣会社の面接は、緊張した割にはラフで和やかな雰囲気だった。それもそうだろう、派遣会社というのは、社員を雇ってナンボ。雇った人を、企業に派遣し、そこから利益を吸い上げているのだから、駒となるスタッフは多ければ多い方がいいのだ。
パソコンを使ってのスキルチェックは、ほぼ文字の入力のみ。タイピングの速さと正確さだけが、重視されるようだった。エクセルの表計算やグラフは、YES NOで答える質問用紙が配られ、「関数計算はできますか?」などの質問に対して、はい いいえと答えるだけだった。拍子抜けである。
地元密着の中規模な派遣会社だからかもしれない。大手なら、もっと細かいチェックがありそうだ。
面接はトントン拍子に進み、「もっと条件の良い求人も紹介できますが、、」の声も耳に入らず、最初に関心を持ったA社に紹介してもらう事になった。
この案件の営業担当から、後日電話があるとのこと。
翌日、電話はきちんとかかってきた。面接担当の女性と比べると、若干冷たい話し方の男性だった。
「先方も、とても関心をもっておられます。面接は来週はどうでしょう?ただ、福祉系の部署ですが、よろしいですか?」
ん?福祉系部署とはいえ、募集職種は事務である。ハンディのある方の介助となると難しいが、同じ職場で事務をやるくらいなら、特に抵抗はない。企業のHPをみたところ、発達障害の方がおられるようだ。
「はい。大学でも臨床心理をかじっていましたので、特に抵抗はありませんが、、」
「なるほど。では、来週〇〇駅で待ち合わせし、そこから会社に向かいましょう。当日はスーツでお願いします。」
以上のやり取りで、面接の段取りが決まった。
(今思えば、この時点でさりげなく確認しておくべき事は沢山あったと思うのだが、やはり10年ブランクのボケであろうか、隠れているトラップに全く気づかなかったのである)