涙そうそうcovered by 北小路ヒスイ 感想
目次
◆歌唱
◆イラスト
◆MV
◆総括
◆歌唱
「晴れ渡る日」の広がりのある歌声は屋内の暗さからパッと青空が広がるような印象をうけた。
「想いで遠く褪せても」のどこか遠くを見ながら歌ってるのかなと思う儚げに聞こえる歌声でとてもこの曲に合った歌声だなと感じた。
「面影探してよみがえる日は涙そうそう」のそうっそうという歌いこなしはあっけらかんとしててどこかもう吹っ切れた思いだけど思い出すと少し涙するそんな感情が込められているのかなと感じた。
「一番星に祈る、それが私の癖になり」積み重なった重さのある思いというよりちょっと思いついたそんな軽やかな願い事なのかなと感じ何度もパッと今何を願おうとしたんだろうと考察が捗る。
「夕暮れに見上げる空 心いっぱいあなた探す」さっきまで隣にいた誰かを帰り際の夕方にもう帰るよ~と呼びかけようとするような軽やかな感じは安心感いっぱいでした。
「悲しみにも喜びにも 思うあの笑顔」どこか嬉しそうな気のする歌声で探してた誰かの笑顔を早く見たくて積もり積もったこれまでの蓄積の思い出のある誰かを思ってるそんなあたたかい気持ちにさせられた。
全体的に北小路さんのふわりと浮かんだような軽やかさを感じる歌いこなしは原曲の積み重なった思いの重さがあるおそらく別れた相手がいてその別れを思い出して涙するという印象からの解釈から、まだ関係は続いててでも今は隣にはないでもちょっと遠くにいるくらいの軽やかな気持ちで積み重ねた思い出はたくさんあってそのきれいな記憶を思い出すと涙がすこしでちゃうそんな軽やかな歌に仕上がっててとても素敵な歌唱だなと思えた。
最後の「会いたくて会いたくて君への思い涙そうそう」の深く深く歌う歌唱はとても大事な誰かを思うそんな積もり積もった思い出だけどその人はすぐ近くにいるそんな印象をこの歌から感じられました。
◆イラスト
麦わら帽子に白のワンピースは私の心にダイレクトにくるとてもかわいいく守りたくなるような衣装だなと思えた。ワンピースの影が差すと薄桃色になるところもとてもぐっとくるポイントでした。また麦わら帽子の桃色のリボンはより可愛さを加速させる最強アイテムだなと思えました。シチュエーションが強風が吹いて麦わら帽子とスカートを押さえる仕草はこの衣装でなければ起こりえない素敵仕草だとも思えました。またきれいな緑色のロングヘアーが風になびく様を感じるこのイラストは気持ちのいい風が吹いていることも直観で感じさせる爽快感を感じる構図だなと思えた。麦わら帽子のリボンも風になびいててとても素敵。さらに私の推しポイントが手前右下のハイビスカスからここが沖縄もしくはハワイ(この曲の選曲の時点で沖縄とわかるが)なんだと感じとても親近感を強烈に感じこの歌への思い入れがとても深まりました。背景の白い砂花青い海と蒼穹の空と高い雲からこの時期が夏なのかなと考えられ北小路さんのノースリーブ?ワンピースなことからもそう思えた。また背景のハイビスカスの花びらや葉っぱが舞ってることから夏の暑い日に吹く涼しい強風のロケーションにいるのだと感じられた。また北小路さんの後ろに目線を配ばせてるさまから振り返り美人の構図が出来上がっていてとても素敵なワンショットと感じました。また別ショットで大きく口を開けて眼もにっこりと満面の笑顔は最高の表情でした。画面は変わってポラロイド写真を乾かしてる様々な写真は思い出を噛みしめるこの曲を表しているような気がして、この写真を乾かしてるこの部屋は誰の部屋なんだろう、北小路さんの部屋かなそれとも一緒にいる誰かの部屋?その違いによってはこの写真の意味も変わってくるのでとても気になるところ。
◆MV
MVの流れる順に列記していく。
白画面からパッとポラロイド写真を干している画面はこれからこの記憶達の物語が始まるそんな気持ちにさせられる。最初は画面いっぱいに3枚画面切り替わって2枚、次に1枚とどんどん写真へとフォーカスしていくさまはこの写真に写ってる女性を主人公にした歌詞の物語を始めるよそう言っているような思いを受けた。画面変わって風になびく北小路さんのイラストといっしょにMVで白い花弁のようなものが舞い流れていく映像は画面から風を感じられてイラストの風の印象がより強く印象づけられた。毎回この手の映像には驚かされるのだが、水面の揺れをMVとして採用する時どのような機能を使って表現してるのかとても気になる。話を戻して、揺れる水面に映る北小路さんの影と手前右下のぼけたハイビスカスは夏を強烈に印象づけられてとても爽やかな気持ちになる。特に揺れる水面を見ているだけで涼しさを感じるのは私だけではないはず。また、画面に映像のノイズ?のような空気にまうチリが映ったような表現は昔の映像を連想させられ涙そうそうの思い出をテーマにしたことを連想した。北小路さんの胸元を中心に顔は映らない構図に背景の白い光がまぶしく映り込んでいる映像は光の中に消えて行ってしまいそうな儚さを演出させられて、北小路さんどこかへいっちゃうの?と聞きたくなるような感情を湧きおごらされた。そこから白い光が一面に映った状態から画面の中央からパッと視界が開けてくるMVはまぶしくて見えなかった北小路さんを見つけられて安心する一幕を感じられた。「涙そうそう」の字幕とともに水面の涼し気な映像が映ると軽やかに歌う北小路さんの歌と相まってとても爽やかな気持ちにさせられた。
◆総括
イラストから感じる沖縄、夏、海、空、雲、風、麦わら帽子×純白ワンピース、ポラロイド写真、思い出、MVから感じるのはイラストの協調、揺れる水面の爽やかさ、花弁が舞ってることで感じられる風、まぶしい白い光、歌詞からは、思い出、相手がいる?、思い出して涙こぼれる、歌唱からは、ふんわりとした軽やかさ、明るく朗らかな印象を感じる明るい歌声。これらが互いに相乗効果で爽やかな夏の思い出に少し涙ぽろりとした印象を感じた。
もともとの原曲は少し重さのある深い歌い方で思い出して涙してることにはだれか相手がいたのではないかと私なりに考察した。この思い出が誰かではなくどこかへ行ったその場所への楽しかった思い出なのかなとも思えたが、被写体として映ってる北小路さんということは映した誰かがいるそう思えた。あのポラロイド写真を干してる部屋は誰の部屋なのかその誰かとの関係は歌詞の状況からどうなってるのか。気になるところはたくさんだが、原曲はおそらく別れている誰かを思う涙と解釈している。逆に北小路さんの軽やかで明るい歌唱からはその誰かは今現在その瞬間には隣にいないだけだけどこの幸せな関係がもし突然失ってしまったら…と考えたときの喪失感に涙したのかなとも妄想した。でもそれは杞憂でその誰かは近くにいてあなたとの関係は続いているよと思わせる歌いこなしでとても安心して聴くことができた。