楽器を調整に出してきました👍

前にnoteで書いたヤフオクで購入したアルトサックス。
吹けるには吹けるけどあちこちガタガタ
特に右手のキーを押さえ始めるとめちゃくちゃ鳴らしにくい

ここの音域

無理やり捻り出せば辛うじて出るけどフレーズが繋がらず流石にストレスが溜まり始めた為全分解調整に出す事にしました。

どこに出すか

自分は北海道の田舎に住んでいるのですがまず何処に調整を出すかで悩みました。
どこに出すにしろ最寄りでも車で1時間近く走らないとならず…
サックス専門にやっている所だと車で6時間程移動しないとならないため預けに出して受け取りにもう一度行くのは現実的ではありませんでした。(全然簡単に行く人も居るだろうけど…)

一番近い場所で車で40分、個人店
2番目は車で1時間半程の北海道にだけある中規模の楽器店
時点で島村楽器だったんですが島村楽器はリペアマンが常駐しておらず東京だかどこかに送る必要があるらしく、それならわざわざ島村楽器に出す必要はないと却下。
結果中規模楽器店に出す事にしました。

楽器を持って訪問

台湾製サックスの為事前にメールで問い合わせしておきました。
「出来ます」と回答を貰っていたため仕事が休みの日に行ってみました。
全分解調整のみだと6,600円だったのですがある程度長期間使えるようにしてもらうため「2万円程で出来る所までやっちゃってください」とお願いしました。

調整に出した後

調整が終わるまで約10日程度かかりました。
見積時点では1週間で終わるとのことだったんですが交換パーツの入荷が遅れているという事で少し延びましたね。

受け取り

そして今日受け取りに行ってきました。
修理内容として不良タンポの交換を入れていたので5か所交換で見積もり取ってもらっていたのですが修理中にさらに3か所交換が必要なタンポがあり交換したといわれました。この追加の3か所は追加料金無しで交換してもらえたのでかなりお得だったと思います。

ちょっと寄り道

「タンポって何?」と思った方もいると思います。
タンポというのは木管楽器の管体に開いている穴を塞ぐ革のパッドです

これが演奏中の水分を吸収して乾燥してまた吹いて水吸って乾いてを繰り返すとだんだんカチカチに硬くなっていき穴を塞いでも気密性を保てなくなって息が漏れて音が出しにくくなるんです。
これを定期的に交換する必要があるのですが一気に全部交換すると10万円くらいになってしまうので定期的な調整の時に息漏れを起こしているタンポやガチガチに硬化した物、破れている物を1~2か所ずつ交換する事で出費を抑えられます。
今回は全部で8か所交換しているので結構多いほうだと思います。

脱線終了

受け取ったときに「試奏していきますか?」を声をかけてもらい、自分も早く吹いてみたかったのでお言葉に甘えさせてもらいました。
最初はお店の中で「お客さんいないのでここで吹いても良いですよ!」と言ってもらえたのですがなんとなく「ここはちょっと吹きにくいな…」って思っていたのを察してくれたのかレッスンに使用する防音室を貸してもらえました笑
何から何まで有難い…
正直この楽器が吹きやすくなるイメージが全く無かったのでどんなもんかなぁと思っていたのですが最初に触った時から全く違う!
まずキーノイズが全然無くガチャガチャうるさかったオクターブキーが無音レベルまで静かになっていたのが驚きでした。
キーだけパタパタやってもかなり気密性が保たれている音がしていました。
吹いてみても全音域が本当に鳴らしやすい
最初に書いていた右手を押さえ始める低音域が無理しなくてもちゃんと鳴る
最低音を鳴らすと管体がバリバリ振動していて今まで経験したことのない感覚。
そして予想外だったのが

ここの高音域の音程がちゃんと取れるようになっていた事。
調整前はここの音域が口だけじゃどうすることもできないくらい高かったんですが調整後は許容範囲内の音程に収まっていました。

終わり

今回の調整。
価格は2万円と数百円でした。
今まで楽器の調整なんか出したこと無かったんですが調整するとここまで吹きやすくなるのかと驚きました。
吹奏楽部に入っている学生さん達にもちゃんと調整された楽器を演奏してほしいですね。
部活は予算があるのでなかなか難しいかもしれませんが。。。

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