ワードローブの向こうにストーリーが見える
同じ洋服でも着る人によって雰囲気が全然変わる
それは、その洋服をワードローブに招き入れた時から、
その人のストーリーの一部になるから
なぜそれを選んだのか?
どこでどんな時に着るのか?
どんなコーディネートで?一緒に過ごす人は?
その日はその人にとってどんな1日なのだろう?
1日1日の積み重ねがストーリーになる
「ワードローブの向こうにストーリーが見える」
人生という長編のストーリーもあるけれど
2021-22秋冬の短編物語
私の場合…
2020年に起こったパンデミック
世界的に人々の移動が制限された。
大好きな寄り道ができず、
さらに、わが家はわが家でパンデミック状態
16歳の時から知っていた
見慣れた世界が変わってしまった。
自分に問いかけて、あらためて見直しこと
空と海は広い!
どんな時でも歴史あるもの、美しいもにときめく
どんな時でも妄想は楽しい
そして、いつもは通り過ぎてしまう
近場の横浜、鎌倉、箱根…
ゆっくり空を見て、海を見て、
歴史的なもの、美しいものにふれて
素敵な近場の景色を再発見
そこで楽しい妄想をしてみた。
これは私にとっての瞑想だな
自分を癒すコツがわかったような気がする
より近い横浜みなとみらいの空と海にはお世話になった。
そこで2021ー22秋冬の私のストーリーは
「横浜物語」
みなとみらいの観覧車を背に空と海を眺める。
空は広い!海も広い!そしてどんどん変化する。
荒れる時もあるけれど、強めの海風が心地よく心が落ち着く。
港街と言えば赤レンガ
私が生まれるずっと前から建っている港の倉庫
どんな人がここを行き来して、その人たちはどんな人生を送ったんだろう?ふれて見ると遠い昔のストーリーと重なる。
横浜のホテルで妄想中
カサブランカのイングリッド・バーグマン?
気分だけは往年の女優みたいに。きっちり口紅をひいて、ヒールの足元、スカートの裾のラインができるだけ美しく見えるように、いつもより姿勢よくかっこつけて座ってみる。
港町横浜、再発見!
今の気分に合う
街並みに合う
日常から連れ出してくれる
装いは、
私を機嫌よくしてくれる。
Photo by Junko Yamamoto