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職場復帰とうつ病



1.はじめに

今回は私がうつ病になった経緯を書いていこうと思います。当時起こったこと、今振り返った時の自分の気持ちがメインです。

2.育休復帰直前の面談

私は育休前は技術職の仕事!という感じの仕事を担当していました。原則として、育休から復帰した人は異動しないという規則がありますが、課を異動しないということでしかなく、グループ異動の可能性はゼロではないという話はされていました。
基本的にはグループも元の所に戻ってもらうつもりではいるが、全体の人事異動の結果にもよるので確実に約束できるわけではない、というお話でした。
そこでは時短勤務についても相談させていただき、時間についても了承を得ました。

3.人事異動発表後

人事異動で、課を移る人が発表された後、各グループの課長補佐で話し合いをしたそうです。先輩(入庁時から一緒だったかなり良い人)が教えてくれた話によると話し合いはかなり難航したらしい、、?
先輩が私に4月からの座席表を送ってくれて、私は自分がグループ異動になったことを知りました。
当時、先輩とのLINEのやり取りで「グループ変わるけどどうせ育休中に仕事忘れてしまっているし元の場所でも違う場所でも変わらない気もするので大丈夫です」といった内容を送っていました。実際この時は、育休3年取ったしいろいろ忘れてるから一緒でしょ、と気楽に考えていました。

4.4月上旬

私は4月1日付での復職でしたが、保育園の入園式や慣らし保育の関係で初めの1週間を有給で休みたいと以前の復職前の面談で相談し、了承を得ていました。
その期間中に新しく私の上司になった方から電話がありました。
元気?等のやり取りをした後、上司が「かぺ(私)さん、聞いた?」と笑いながら聞いてきました。私は「グループの異動のことですよね?(先輩)さんが教えてくれました。
(今思うと、もともと公式的には私は元居たところに戻る予定という話から連絡はなかったので「こっちになったよ」と教えてくれてもいいのになと思います。)

この電話の目的は、グループ異動の話ではなく、休日出勤が多いグループだけど出られるかの確認でした。夫も違うところで公務員をしているのは知られているので、休日は夫が娘を見てくれるので大丈夫です、と答えるしかありません。また、育休を長くとらせていただいた身として職場に貢献したい気持ちもあったので前もって伝えてもらえれば休日出勤は可能と伝えました。

5.いよいよ職場復帰

復帰初日、前任者に時間をもらい引継ぎをしました。引継ぎ書をもらったものの、A4用紙に箇条書きでやることを書いてあるだけ、そもそも4月からの仕事は触れたこともないものだったので、「○○の事業は決裁とって周知、△△は途中まで作成してあるのでデータはここにあってここを確認して変えれば大丈夫にしてあります」みたいに一気に説明されてもまずデータの場所もよくわからないし、事業名を一気に聞いて覚えられるわけありません。
あとは去年からいる人たち(私以外の職員は去年からメンバーは変わっていません。パートさんは変わったそうです)に聞けば大丈夫、私に聞いてくれてもいいし、と言われました。

市役所の方はわかると思いますが、引継ぎは人によって精度が全然違います。
4月からの所属は汎用性の低い事業を担当していたので、少なくとも私にとっていままでの経験で何となくわかるものではありませんでした。

引継ぎ中や引継ぎが終わって整理しているときに、久しぶりの仕事で頭が回ってないな、しっかりして早く感覚を取り返さなきゃ、と焦る気持ちがかなり大きかったことを思い出します。

6.バタバタしていた復帰1ヵ月目

グループの上司や先輩に仕事を聞きながら仕事を進めていくのはかなり大変でした。
覚えることも多く、正直興味のある業務ではないことから、4月当初から「転職」という文字は頭に浮かんでいました。もともと、市役所職員は災害が起きた時に出動しなくてはなりません。現在は時短勤務中、未就学児がいるため、かなりの大災害でなければ基本的に出動はしなくてもいいというポジションですが、娘が小学校に上がればそうはいかないし、実両親義両親ともに車で1時間強かかるところに住んでいるため、急に預けるというのは現実的ではありません。夫も同様の条件であり、自分の気持ちとしても、出産前は「夫と前もって相談して調整すれば何とかなるかも」と思っていたのが、産後、娘を愛おしく大切に思う気持ちが想像よりわいてきてしまい、災害時の不安な時は一緒にいてあげたい、と考えが変わってしまっていました。
(災害時にお子さんを預けて仕事をするかたも立派とは思いますが、あくまで私の価値観、考え方的にこうなっていきました)

また、娘は初めての保育園ということで病気という病気をもらってきて(復帰後、一度RSで入院までしました、、)早退や有休を使って休むことも多々あり、体調が落ち着かない状況でした。
私もかなり仕事を休んでいて申し訳ない気持ちともう休みたくないという焦りで、保育園の先生から少し体調が気になると聞いたり、様子が気になるとお迎えの後に病院に連れていきました。多いときは週に2~3回、お迎えの後に病院に連れて行きました。
思えば復帰早々にこの生活はかなり疲れるし、大変だったなと思いますが、この時の私は仕事で迷惑をかけてしまうことばかり気にしていて気持ちでも追い込まれていったように思います。

娘も初めて親と離れて過ごすということで、気持ちの面でもかなり不安やストレスを感じていたようでたくさん泣いていたし「保育園はお母さんがいないからさみしい。給食食べる時もお母さんと一緒に食べたいのにいないの何で?」等毎日気持ちを伝えてくれていたので、できる限りたくさん話を聞いてくっついて安心してもらおうと必死でした。
寂しいと言って泣いたりするのは5月いっぱいまで続きました。

長くなりすぎるので、今回はここまでにします!次から仕事について主に書いていきたいと思います。

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