読書に対する考え方
これまで本を買ったからには最初から最後まで順番にすべて読みきらなければならないと考えていた。
しかし本好きな人に相談したところ、読書をするときには必ずしもすべてを読む必要はなく、読みたいところから読んで、読みたいところだけど読めば良いという話を聞いた。
小説であれば最初から通して読まなければそもそも話の展開がわからないが、ビジネス書などそのページや章単位で完結して役立つものなどは、まさにその通りだと目から鱗が出た。
日常的に本を読んでいる人であれば自然と気付いて当然と思うかもしれないが、僕はそのレベルで読書に対して無知なのだ。
そう言われてからは「はじめに」といった導入部は読み飛ばしても内容が理解できることもわかったし、最後のお言葉も本題とは関係がないことを知った。
ここで思った。僕は無駄に完璧を目指そうとするのかもしれない。
「完璧主義者」なんて立派なものではなく、カタチに拘るだけの悪い癖。
例えば勉強しようと思ったら新しいノートと気に入るペンを買いに行ったし、ジムに通いたいと思ったらスポーツ用品店に行ってユニフォームを買うところから始めたりしていた。
冷静に考えれば、本気で勉強をしたいと思うのなら新しいノートじゃなくてもできるはずだし、ジムに行くのだって普段着で十分なはずだ。それなのに何かを買うところから始めてしまうあたりがカタチに拘っている証なのだと思う。
これらの反省を生かして、読書こそは完璧すぎない姿勢で挑みたい。