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壊滅的な大渋滞(大雪)

この地域では毎年それほど雪が降るわけでは
ないので、そのシーズン最初の3センチ程度
の雪で壊滅的に大渋滞が起きます。

1月10日(金)AM5時過ぎに雪がちらつきはじめました。あれよあれよという間に、
道路に降り積もり、私が出発した6時35分ごろには、一面銀世界になっていました。

発端は幼稚園バスのスタック。
上り坂の頂上付近でチェーンを巻いて
いない幼稚園バスが身動き取れなくなっていました。

申し訳ないと思いながらも、私が他車を救助できるような装置も技術も持ち合わせていないので、職場の自動車学校に到着したのは、AM7時前のことでした。

たいした積雪量ではないことに、少しほっと
しながらも、やることはたくさんございます。

その日の午前中の路上教習をすべて中止し、
その旨を教習生の方へと伝えます。

刻一刻と変わる道路状況を、送迎バスの
ドライバーとやり取りしながら、どの道路
が渋滞し、動けなくなっているのかを把握
します。

積雪の状況を鑑みて、とても早くにお越し
いただくお客様もいらっしゃいますので、
寒くないよう、ヒーターを設置し、
不安に感じているお客様とお話しし、
コース内に積もる雪を解かすため、
教習車両で走り回り、ピンポイントでは
雪かき用のスコップとほうきで
コースが走行できるようにしておりました。

職員が来ねぇ。。。。う。。。。

こういう非常時にその方の本当の
人間性が捲れます。

同じように早く出勤して雪かきに励むもの。
電話対応するもの。

そういう自発的な現状把握と行動が
出来る人の会話の一発目は。。。。

「すみません。遅くなりました。
    何をしたらいいですか?」
猫の手も借りたいので、
あれこれ指示させてもらいます。

時間ギリギリや、遅刻をしてきて、
「〇〇の車が動かなかったわぁ~」
「あそこの道路が全然動かねぇわぁ」
「ここまで3時間かかったんだけど。」

聞いてねぇ。そんなことは聞いてねぇ。

そういう輩に限って、何も手足を動かそうとしません。靴や、靴下が濡れているのは誰もが一緒です。長靴もってくるのは当たり前。無くても仕方ないです。そういう日です。

やらない理由と、
できない理由など聞いてません。

雪の大打撃はあなただけではないんです。
確かに、自分の身の安全の確保が第一ですが
その安全が確保できれば、人としてやるべきことを淡々とするだけです。

本当に、お客様方にはご迷惑をおかけしました。長い時間文句も言わず、待合室の寒い中
お待ちいただきました。

人としての器の違いがとても感じられた1日でした。体調にも十分注意してみなさまが安全にこの冬を乗り越えられることを願っております。


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