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Child Psychology 人種差別行為が、子どもの心身の健康に与える影響

初出 2017/05/25 Blogger「PonoLipo 子ども Lab」

 8年前のトランプ政権発足後、学校でも人種差別的、排他的な行為や言動が、顕著に見られるようになってきたことを受けて、2017年5月4日American Academy of Pediatricsが、全米の児童健康調査に基づくレポートを発表しています。


Exposure to racism harms children's health
https://www.sciencedaily.com/releases/2017/05/170504083210.htm

Date:May 4, 2017 Source:American Academy of Pediatrics
Summary:
New research illustrates the unhealthy effects racism can have on children, with reported exposure to discrimination tied to higher rates of attention deficit hyperactivity disorder(ADHD), anxiety and depression, as well as d

ecreased general health.


 政治的な意図が多少あるとしても、the 2011-12 National Survey on Children's Healthの95,677事例を分析した結果として報告されていますので、その報告の重要性は大きいといえます。

 人種差別的な行為や言動を体験した子どもに、不安や抑うつ傾向、ADHDなどが、高く見られる傾向が、報告されています。


 日本でもヘイトスピーチや、ネット上での人種差別的な言動などが問題視されていますが、そうした行為・言動が子どもに与える影響について、大人はもっと自覚しなければと思います。特に子育てしている親は、そうした行為や言動が、子どもに及ぼす負の影響について意識して、子どもを守らねばならないと思います。「人種」に限定されず、いじめの問題なども、同様の影響があると考えるべきではないでしょうか。

 レポートの最後に、両親のケアや、友達やお手本となる人物の存在とその関りによって、回復が見込まれるとありますから、周囲の大人が、小さな兆候を見逃さずに日常愛情をもってケアしていけば大丈夫ということでしょう。子ども自身からはもちろん、親しいママ友や先生から子ども達の日頃の様子を、良いことも悪いことも話してもらえる信頼関係を保っていくことが大切かもしれません。


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