ニュージーランド55日紀行 13/55 本命のありか
のんびりとしたり、旅行もしているが、
頭の中は今後のことでいっぱいだ。
さて、選択肢があるのかどうか。
さて、どこかで、誰かが雇ってくれるかどうか。
さて、住むところは見つかるのだろうか。
さて、家賃や生活費はいくらくらいだろうか。
さて、VISAの手続きは大変だろうか。
さて、一体全体、この生きる方向性でよいのだろうか。
はっきりと、目的が定まっていて、
はっきりと、自分の選ぶものも決まっていて、
はっきりと、断言できる人を羨ましいなとも思う。
私はいつも、
こうも言えるしこうも言えるな
なるほど、その考え方も一理あるな
こっちもいいし、こっちもいいな
なんて思っているものだから、
決断するのにやたらと時間がかかるし、どこかで迷いや後悔があったりして、煮え切らない。
この悩み癖は、もうそれ自体が私の一部になっていて、なくせないものなのかもしれないが。
こういう、決断力を必要とする、というか、決定事項がたくさんあるときは、自分のことをなかなか頼れない。頼る誰かもおらず自分しかいないのに。
そして厄介なのは、そのくせ自分で運命を切り開きたい、人には指図されたくない、という頑固者でもあるということ。
選択肢があるだけ、挑戦できるだけ、もう充分なのだけども。
謙虚になろう。
決めるのは自分だけど、自分に縛られないでいよう。