「ちゃんと」って難しい
わたしはずっと母との関係に悩んでいました。
きっと母にとってわたしは初めての子供だったから
ちゃんと育てたいって気持ちが強かったんだろうな
と思うのですが
母のルールを守らないと「激怒」され怒られました。
叱られた。ではなく怒られた。怒鳴られた。って感じかな。
叱る・・・相手の成長を考えてアドバイスすること
怒る・・・自分の感情をぶつけること
そして、「ちゃんと」という言葉はとっても難しくて
「ちゃんと」とは、人それぞれ感覚が違っているから
曖昧だと思いませんか?
「ちゃんと」・・・とは、すべきことをきちんと行うことなので
「~すべき」が多ければ、それをすべてきちんと行わないと
ちゃんとしていないということになってしまうんですよね。
だから、わたしが子供ながらに、どんなにちゃんとしようと
頑張っても、母の「ちゃんと」ではない。
そして怒られる・・・というループに陥るわけなんです。
そんな訳で、子供の頃から(幼少期からずっと)
母の言いつけを守らないと
(あえて言いつけと表現するけど)
すごい剣幕で怒られていました。
逃げ回るわたしを部屋の隅まで追いつめて
逃げられないようにして
仁王立ちで竹刀を持って怒鳴りまくる。
幼少期の子供からしたら恐怖しかなくて
ほんとに怖かった・・・
そして、怒り狂って怒鳴っているうちに
怒りが違う方向にいってしまうのか
最初と最後の怒りの理由の辻褄が合わなくなってしまって
何に怒られているかわからなる。という始末。
今思うと、きっと母自身も何に怒っているか
わからなくなっていたのかもしれないけれど。
そして、何に怒られているからわからなくなって
ボケーっとしていると、反省がないと更に怒られる
という悪循環だったんです。
母の怒鳴り声を聞きたくないから、違うことを考えていると
だんだんと声が聞こえなくなって意識は空を飛んでいるような感じに
なってしまう・・・
そんな癖がついてしまったのか
今も時々どっかいってしまうことがあるんです。
友達と話をしてる時も
テレビを観てる時も
花火を見てる時も
そして、会議中も
途中、空を飛んじゃうことがあるから
聞いているようで記憶がなくて
迷惑をかけてしまうことがあるんですけど
そんなとき必ず思うのが
「ちゃんと」しなきゃ!!ってフレーズで・・・
あ、これ呪縛
「ちゃんと」って何?なに?
気づいたときは「ちゃんと」ではなく
具体的に「〇〇する」と変換しなきゃ。ですね。