小学生に人気だったお茶は、お米の香ばしさ香る玄米茶
先日、サザエさんで有名な桜新町の小学5年生の家庭科授業のお手伝いに参加させてもらいました。
生徒達は、自分達で作ったお米の食品(おにぎり・せんべい・だんご)に合うお茶を模索しており、以前にティーバッグ紅茶を試したところ、「どうも合わない」となり、日本茶のことをもっと知りたい!という経緯があり、今回日本茶教室を開催する事になったのです。
日本茶インストラクター23期である一期上の先輩が、学校との打ち合わせや、授業内容を考察し段取りを組んだ上で、新人インストラクターの私を誘って下さいました。
今回の授業では、1時間目に日本茶の講座や、煎茶とA:焙じ茶とB:玄米茶の3種類を飲み比べし、2時間目には5班に分かれてA焙じ茶とB玄米茶の淹れ方実習をしました。
私の大きな仕事は、
①AとBのお茶の正解と、それぞれがどんなお茶なのかを簡単に説明する
②3班の実習指導
③活動記録用写真係 です。
何よりも注意すべき事は、焙じ茶は熱いお湯を使用するので、実習の時にヤケドだけは絶対にさせないよう目を配る事です。
生徒達はみんな積極的にお茶淹れに参加し、5年生は思った以上にしっかりした大人でした。
お茶を淹れやすいよう最初に並べ方を教えれば良かったと思いましたが、上手に廻し注ぎをして美味しそうに淹れる事ができました。
片付けの時も、生徒自ら「これ洗っていいですか」など積極的に片付けを手伝ってくれる素晴らしい生徒達に感激ですo(≧▽≦)o
3時間目は、朝から炊いたお米でおにぎりを作るという授業であったようです。その時に私達インストラクターがお茶を出す事になり、どのお茶を淹れるか多数決した結果「玄米茶」となりました。
玄米茶は炒り米の香ばしい香りと煎茶の爽やかさがあり、口の中をさっぱりさせてくれます。本来の授業の目的である「お米の食品に合うお茶探し」の答えが出せたのかなと期待できました。また、「家で焙じ茶や玄米茶を淹れる」という次の目標も決まったようで、日本茶を好きになってくれる子供が増えると嬉しく思いました。
最後にお礼にと、生徒達が私達の分のおにぎりも用意してくれました。
今回初の試みである家庭科授業での日本茶教室は、準備期間が短い中先輩方に尽力して頂いたおかげで、私でも無理なく楽しく参加する事ができました。そして、生徒1人1人が楽しく日本茶について学べる機会に立ち会えた貴重な1日となりました。
最後までお読み頂きありがとうございました。