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製薬会社マーケティング-総合概要

割引あり

皆さんこんにちは、ぽんのすけと申します。
主にX(旧Twitter)で、日々のマーケティング職務についてつぶやいております。

今日は、皆さんから多くご要望をいただいた「マーケティングケイパビリティ」についてお話ししたいと思います。

当初はチャプターごとに区切りながら、各タスクにおいてどう進めるべきかをまとめていく予定でしたが、自分自身にとって1つ1つのタスクは作業であり、マーケティングの本質性を感じられず、うまくまとめることができませんでした。

今回は
本Noteでは製薬会社で実際に行っているマーケティングの考え方について、私なりに深堀していきます。
それぞれのタスクが持つ意味は何か。全体の流れを通して解説しようと考えております。


本Noteから学べる事

  • マーケティングに必要な大前提を学べます。

  • 製薬会社マーケティングにおいての患者思考の重要性と落とし穴について学べます。

  • 担当製品の差別化・市場浸透のための戦略の考え方について学べます。

自己紹介

まず、簡単に自己紹介させていただきます。
改めまして、ぽんのすけと申します。

現在は、製薬会社のマーケティング業務に携わっております。
キャリアとしては、MR(医薬情報担当者)から始まり、社内公募を機にマーケティングへと異動してきました。

私にとって大きな転機は、MBAの取得マーケティングの経験です。この二つが、私のキャリアを形作る要因となったと感じています。

私が入社した当時は、プライマリーケア全盛期であり競争の激しい市場で働いていました。

その後、大学病院の担当をしました。
病院機能のみならず、研究機関や教育機関としての側面に関わり、大きく視野が広がったと今振り返っても強く感じています。

並行して、MBAを取得するため2年間大学院に通いました。
未知の分野を学びことの楽しさ、次のキャリアステップを考える良い機会となりました。

その後、マーケティングに挑戦を決意し現在の業務に至っています。

マーケティング異動後は英語学習に取り組み、現在はマーケティング英語、この二つが私の強みとなっています。

今日はマーケティングに関してお話ししますが、英語についてはTOEIC800点の取得方法英語が話せるようになるためのコツをNoteにまとめておりますので、ぜひご参照ください。


マーケティングの定義

マーケティングというものを考える際に、何をもってマーケティングとするか。
その定義を揃えておくことが重要です。

マーケティングとは、企業が顧客のニーズを満たすために、商品やサービスを開発・提供し、販売促進を図る活動です。

マーケティングには、次のような活動が含まれます。市場調査や分析、商品企画・開発、広告宣伝活動・プロモーション、営業、 販売や販促。

マーケティングの目的は、顧客のニーズを満たしつつ、セールス活動をしなくても商品が自動的に売れる仕組みを作ることです。そのためには、顧客の行動や嗜好、潜在的なニーズを把握し、それに合わせた製品やサービスを提供することが重要です。

マーケティングとセールス・営業は、活動の目的が異なります。セールス・営業は「顧客に商品を購入してもらうこと」を目的としており、活動範囲が限定的です。

マーケティングにおいては、自社の価値や顧客ニーズを明確化し、売れる仕組みを構築することが必要です

Google AI引用

人によっては、マーケティングは分析だ、ターゲティングだ、という人もいるでしょう。
様々な考え方がありますが、私が考える特に製薬業界においてマーケティングとは「顧客の行動変容を引き起こすこと」であると思います。
どれだけ素晴らしい分析や施策があったとしても、顧客の行動が変わらなければ結果は変わらりません。ビジネスも成長しないでしょう。
最終的な施策の成果は、必ず顧客の行動変容を促すことになる必要があります。

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