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【最終682位】奇襲ブレイズ&トリル【トリックマジック】

どうも、SVで初代赤緑以来の復帰勢トレーナーぽんくろです。
今回ポケモンSVで初めてのシングルバトル公式大会「トリックマジック」に参加したので構築記事を書いてみました。
順位がそれほど高いわけではないですが、何かの参考になれば幸いです。

 最終結果はレート1,660で682位でした。公式大会への参加は今回が初めてでノウハウ不足でしたが、なんとか3桁に残ることができて良かったです


以下常体。


【構築経緯】

 今回のルールはゴースト統一のため、基本的にテラス無しだと必ず抜群を取られることになり安定した立ち回りが難しい。そのため、テラスタル無しでも戦えるポケモンから考えることにした。
 まず誰でも思いつくのがゴースト技無効のヒスイゾロアークと化けの皮で行動保障のあるミミッキュの2体。特にゾロアークは構築にいるだけでも相手に安易にゴースト技を押させない効果があり、それだけでも採用価値があると考えた。次にイダイトウ♂はテラス無しでも一撃は凌げるだけの耐久力があり、おはかまいりやウェーブタックルでの破壊力があるうえに先制技も持っており対面性能が高い。とりあえず型は決めずに一旦この3体は採用することとした。
 また、事前の仲間大会で結果を出して有名になったゲンガー・ヤミラミの並びが一定数いると考えられたため、その両方の対策となるサーフゴーも構築には必要と考えた。サーフゴーを入れておくことで相手にどくびし展開を躊躇させる抑止力にもなるため、これも型は決めずに一旦採用とした。
 ここまでで型を決めずに4枠を無条件採用しているため、残りの2枠で構築の方向性を考えることとした。このとき、Youtube配信者の動画や事前考察での感触から初手のゾロアーク率が高そうだったので、ゾロアークに対して優位に試合運びができるポケモンを初手に置くことを考え、砕ける鎧弱保ソウブレイズを採用した。ソウブレイズは特性もらいびが主流なので砕ける鎧は読まれにくく、さらに初手ゾロアークは叩き落とす始動が多く、弱点保険が決まりやすいと考えた。
 こちらのソウブレイズが砕ける鎧のため、相手にもらいびソウブレイズやラウドボーンが出てくると苦しいため、タイプ相性上は炎耐性があるドラパルトを最後の1枠として採用することで、ソウブレイズ・イダイトウと合わせて一見すると炎技が通りにくそうに見える並びとした。
 続いてソウブレイズ以外の型を考えたとき、イダイトウ♂は最も強く使えるラス1に置くことを前提とし、ラス1ミラーでも有利なAB振りカシブの実とした。調整を考えながらダメ計をしていたらB特化であれば相手のいじっぱり適応力150おはかまいりを確定耐えできることに気付き、机上論ラス1最強だと思って採用。また、どうせSに振らないなら最遅にしてトリル展開にしようと思い、ミミッキュをトリル始動役とすることにした。サーフゴーは無難に耐久系とし、物理特殊に両対応できるようにHBタラプ型とした。ドラパルトはミミッキュもハバタクカミもいない構築と万が一マッチングした時に刺さると思い悪テラス型とした。

【コンセプト】

  上記でも触れたが、初手に来る物理ゾロアークははたき落とすが安定択なので、それに合わせてソウブレイズの砕ける鎧&弱点保険を発動させ、返しの無念の剣で自分は回復しながら相手をHP1まで持っていくことを狙った。これが決まればゾロアークを突破した時点で、こちらにはASがそれぞれ2段階上昇したソウブレイズが残っており、爆アド展開となる。
 ソウブレイズで盤面を荒らした後は、ミミッキュでトリックルームを展開して適度に相手を削ったうえで退場し、最後はイダイトウ♂で締める流れを
基本戦術とした。

【個体紹介】

ゾロアーク(ヒスイ)

おくびょう H4 C252 S252
131-94-80-177-80-178 イリュージョン
こごえるかぜ・あくのはどう・かげうち・おきみやげ

 ゾロアークは物理型が主流だったので、凍える風から入ることでミラーで勝てる特殊型で採用。おきみやげは起点回避のために搭載したが、対サーフゴー・ラウドボーン等の要塞型相手を考えると呪いのほうが良かったように思う。初手ゾロアークを意識させやすいように並びは一番上に置いた。

ミミッキュ

ゆうかん H236 A252 B20
160-156-103-70-125-90(S0) ばけのかわ
じゃれつく・かげうち・のろい・トリックルーム

 トリックルーム役。火力面と退場のしやすさを考慮して命の珠を採用。珠ダメや呪いでの退場がしやすいようにHPは10n調整。

ソウブレイズ

わんぱく H244 B252 S12
181-145-145-72-120-107 くだけるよろい
むねんのつるぎ・かげうち・インファイト・みがわり

 弱点技を受ける前提のため、砕ける鎧で最速ドラパルトが抜けるS107まで振って、残りはHB特化で耐久を厚くした。
 身代わりは相手のゴースト技をノマテラで透かして残したり、サーフゴー対面でのテラス自己再生・わるだくみ・電磁波に対してテラス択を回避しつつ身代わりを残す等の動きができて強かった。
 ただし、相手が初手ミカルゲだとこちらの弱保が発動しても火力不足で倒しきれず、相手に展開有利を取られて苦しかった。

イダイトウ♂

のんき A252 B252 D4
195-164-128-100-96-74(S0) てきおうりょく
ウェーブタックル・おはかまいり・アクアブレイク・アクアジェット

 カシブの実を持たせてB特化にすることで、いじっぱり適応力150お墓参りを確定耐えできる。ラス1ミラーでは無敗だった。
 トリル展開にするために最遅にしたが、トリル役のミミッキュを選出しなかった試合で相手のラウドボーンより遅くて崩せなかったので所説。とはいえ、3番手での安定感はかなり高く、結果的に全試合で選出した。

ドラパルト

いじっぱり H124 A252 S132
179-189-95-108-95-179 すりぬけ
ドラゴンアロー・テラバースト・ふいうち・りゅうのまい

 悪テラバのリーチを伸ばすためにA特化で黒いメガネ採用。Sは最速ゾロアーク・ゲンガー抜き調整で残りはH振り。
 ミミッキュ・ハバタクカミがどちらもいない構築に出すつもりだったが、そんな構築は存在しなかった。(選出率 0%)

サーフゴー

ずぶとい H228 B244 S36
191-72-160-153-111-109 おうごんのからだ
ゴールドラッシュ・10まんボルト・わるだくみ・じこさいせい

 物理・特殊に両対応させるためHBタラプ型とした。対イダイトウ意識で水テラスタルにしたが、そのせいで自分の裏のイダイトウと電気弱点が一貫してしまい、電気テラスのサーフゴー・ラウドボーンに破壊された。こちらのイダイトウが相手のイダイトウに強い調整だったので、サーフゴー自身は電気テラスにしていればもう少しやれていた試合もあったように思う。電気テラス以外の相手にはかなり強かったのでそれだけが惜しかった。

【選出パターン】

①基本選出

ソウブレイズ + ミミッキュ + イダイトウ

②相手にゲンガーorヤミラミがいる場合

ソウブレイズ + サーフゴー + イダイトウ

③相手に炎耐性が多い場合

ゾロアーク + ミミッキュ/サーフゴー + イダイトウ
ミミッキュ + イダイトウ + サーフゴー

【反省点】

 ゾロアーク・ミミッキュ・サーフゴーは構築に必須と考えて無条件採用する等、事前考察が甘く、構築の可能性を狭めてしまったように思う。最終1位の構築にはミミッキュもゾロアークも入っていなかったので、上位勢とは考察の段階で負けていた。
 また、砕ける鎧ソウブレイズから考えたことで、炎相手が重くなり過ぎたのと、上位になるほどゾロアークを選出してこなかったので、思っていたよりもソウブレイズで狙った展開に持っていくことができなかった。
 事前の仲間大会ではラウドボーンが比較的少なかったように思い、対策を甘くしていたところ、実際は上位勢での採用が多く厳しかった。特に自分とマッチングした相手でレート上位は電気テラスが多かった印象で、貰い火相手にも一致テラバで不一致の大地の力よりも高い打点が出せて、水テラス相手にも有利な電気テラスラウドボーンがやはり結論だったように思う。

【おわりに】

 今回は日曜日の夕方から始めたため、深夜0時時点で22戦しか消化できておらず次の日が仕事のためにやむなく撤退となりました。この後粘ればマッチング運次第ではもう少し上位に行けたかもしれませんが、公式大会初参加としては3桁順位で終われたのはまずまずの健闘でした。
 今回の経験をもとに次回以降はもう少し事前考察からしっかりと準備してうまく立ち回れたらと思います。

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