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【ペルシアン1on1】バクア喉スプレー型ペルシアン【最終16位】

どうも、ぽんくろと申します。
今回はぶーさん主催の『ペルシアン1on1』に参加してきたので記事にしてみました。


【大会ルール】

主催のぶーさんの告知より

【環境考察】

 今回のルールでは原種とアローラの2種類のペルシアンが参加可能ということで、両者の違いから調べてみました。
 タイプは原種がノーマルでアローラは悪ですが、SVはテラスタルがあるのでそれほど影響は無さそうです。種族値は防御面ではどちらも変わらず、攻撃面では後述する特性の関係から特殊技で攻めたいので、Cが高いアローラのほうが少し使いやすそうです。ただ、原種もハイパーボイスや破壊光線などの威力の高いノーマル技がタイプ一致で使えるのでそんなに差は無さそうです。
 最大の違いは特性で、アローラは物理ダメージを半減にするファーコートを持っています。なので環境的には特殊技で攻めるのが主流になりそうです。そうなればCダウンできるバークアウトの使い勝手が良さそうで、火力を底上げできるテクニシャンも一定数居そうです。原種はテクニシャンとの噛み合いが良い技があまり無いので、緊張感でオボン等の回復アイテムを封じて威力の高いノーマル技で押し切るのが主な戦い方になりそうです。
 これらを総合的に見るとアローラペルシアンのほうが若干使いやすそうなので、使用率的には7:3くらいでアローラのほうが多くなりそうな気がしました。ただ、SVだけしか持ってない場合は「藍の円盤」のストーリークリア後にセイジから交換でもらうしか入手方法が無いので、アローラを用意するのはちょっと面倒です。
 以上を踏まえて、環境に多くなりそうな型を考えていきます。

 まずはごく普通の型から考え始めたところ、オボンで最低限の耐久を確保して上から殴り勝つ最速CS型を思いつきました。

 悪タイプのテラスタルは弱点を消せる毒やフェアリーになるのが一般的です。なので、格闘や虫で弱点を突きにいくと裏目になる可能性があるので、等倍で通りそうなタイプの中で威力の高い10万ボルトが安定打点として使われそうと考えました。他にも同様のコンセプトだと妖テラにしてテラバをメインウェポンにするのもありそうです。
 また、耐久型がド忘れを積んできた場合の対策として悪巧みも入れています。ただし初手を悪巧みから入ると後述のすりかえ型に詰まされてしまうので、ひとまず初手は攻撃技から入ったほうが安全そうです。

 続いてスカーフすりかえ型を考えました。初手にすりかえでスカーフを渡して行動を縛ってしまおうという型です。

 上記の電テラ10万ボルト型等を耐えるためにHD特化でド忘れを採用しています。物理に対してはファーコートと冷や水で対応します。3耐えできるだけの耐久があれば眠るでHP管理をしながら冷や水でちまちま削り勝てる算段です。火力が低いので水テラスにしたかったものの、電気が痛すぎるので無難なのは毒テラスや妖テラスあたりでしょうか。

 上記のすり替え型だと攻撃手段が冷や水だけで火力が無いため、スカーフミラーで勝てるように電気テラス型も考えてみました。

 おそらく物理型は少ないと考えられるので、思い切って物理対策を削って火力のある攻撃技に入れ替えたものです。10万ボルト以外にもテラバにするのも有りです。テラスタル環境の読み次第で上手く刺さるかもしれません。
 また、眼鏡や鉢巻のすり替えも考えてみましたが、眼鏡を相手に渡したら火力がすごいことになって撃ち負けるのでボツとしました。鉢巻も特殊型に渡ればいいですが万が一相手が物理型だったときにまずいのでボツとしました。

 次にアローラペルシアンは呪いを覚えるので、霊テラ呪い型も一定数は居るだろうと考えました。

 呪い・守る・眠るまでは確定で残りの1枠が選択となりますが、スカーフすりかえ型のケアのためにこちらもすり替えを入れてみました。

 ここまでがとりあえず技一覧を眺めてみてぱっと思いついた戦法から型を考えたものですが、この中ではスカーフすり替えが強いと思ったので、どうやってこの型を対策するかを次に考えました。

 まず考えたのがこちらも同様にスカーフで対抗することです。お互いにスカーフであれば相手は初手すりかえで1ターン分ロスするので有利です。

 また、霊テラスに対しては弱くなりますが、原種のノマテラ型にするとより高火力になります。

 次に受けきれない高火力で殴り倒すことを考えました。ねこだまし⇒とっておき×2であればファーコートで半減されてもH振りまでなら落とせます。

 続いて、まもる・すり替えで相手のすり替えを封じる作戦も考えました。初手のすりかえを守るで防いでしまえば2ターン目は相手はすり替えでこだわっているので、お互いにすり替えをすることで状況リセットができます。これを続けることで相手のすり替えのPPが枯れるので相手は何かで拘るしかなくなります。相手が動いてくる場合は必ずこちらが守るをしたターンからなので、相手の行動を確認してからこちらの動きを決めることができます。

 まもる・すり替え以外の2枠はステラバースト型で考えました。原種はノーマルなので素のテラバがタイプ一致で打てて、守るで相手の動きを見てからステラに切り替えられるのが強そうだと思いました。

 また、上記以外に残りの2枠で何か強そうな技構成は無いかいろいろ試していたところ、バークアウト⇒喉スプレー発動⇒ノマテラ破壊光線の動きがオボンも躱せてミラーにも強そうだったので、最終的に以下の型を採用することにしました。

 努力値振りはCS型にするか悩みましたが、初手から殴ってくるスカーフ型に勝つためには耐久に振っておく必要があったのでCD振りとなりました。バクアが命中95%、破壊光線が90%なところは心配ですが割り切ることにしました。

【個体紹介】

ペルシアン(アローラ) @ のどスプレー
テラスタイプ: ノーマル
特性: テクニシャン
性格: ひかえめ
141(4)-72-81(4)-139(252)-113(220)-139(28)
バークアウト / まもる / すりかえ / はかいこうせん

(調整意図)
C:HD特化を落とせる乱数を少しでも高くするためC特化
 ※バクア(半減) ⇒ ノマテラ+1破壊光線で乱数75%
S:HP奇数で最大まで振ると244振りとなりSに12回せるので、
  これを抜くための20振りを更に抜くために28振り
D:少しでも特殊耐久を上げるために残りは全てD振り

 特性はファーコートにしたかったですが、HD特化を落とすには火力がちょっと足りなかったのでテクニシャンにしました。また、今回は長期戦になる可能性もあったのでPPもしっかり増やしておきました。

【立ち回り方・対戦振り返り】

①初手はすり替え警戒で守るを選択
②2ターン目は相手の初手によって次の通り
 (a)相手がすり替え:すりかえ
 (b)それ以外の場合:バークアウト
  ※再戦時はノマテラ破壊光線もあり
③バクア喉スプレーのC上昇後にノマテラ破壊光線

【対 アローラペルシアン】
①対 スカーフすりかえ型:2勝2敗 ※再戦1回
 この型をピンポイントでメタっていたはずだったのに結果的に五分五分の戦績でした。今回はちょっと運が悪かったです。
 2勝したほうは同じ方で連戦になってしまいました。初戦ではすりかえを封じた後は恨みでこだわってきました。しかしこちらはPPをすべてMAXまで上げていたので安心です。バクアが半減なのでノマテラ破壊光線で削ろうとしたところに鋼テラスを合わせられてしまいましたが、PPは十分だったので等倍になったバクアで押し切れました。再戦では相手もバクアで拘ってきたのでバクア半減同士の長期戦になりました。お互いにCダウンの応酬でちまちま削り合いになりましたが、喉スプレーの上昇分だけこちらのダメージが多く若干有利な状況でした。急所だけは怖かったので守るを挟みながらPP枯らしを狙いつつ戦っていると、こちらの急所が先に決まって一気に形勢が傾きました。最後は相手のPPが切れて悪あがきの反動で勝利でした。
 1敗目のほうはすり替えを封じて炎テラバで拘らせるところまでは想定通りでした。初回の被ダメから2耐えできることを確認してノマテラ破壊光線で決めにいったところ、2発目が急所に当たって落とされてしまいました。
 2敗目のほうはお相手は妖テラバで拘ってきました。初回の与ダメ・被ダメから相手はHD特化で火力には振っていないと判断し、バクア×2⇒破壊光線のルートでいくことにしたところ、妖テラバ3回を耐えられずに落とされました。お相手が後でXに調整を載せていたので確認したところ、性格補正はなまいきでAには下降補正が入っていませんでした。火力に無振りだとA下降の性格なら物理テラバに切り替わってもほぼ3耐えする耐久ラインでしたが、A下降無しだったので45%程度で落とされる乱数になっていたようです。結果論だと2手目に破壊光線で決めにいったほうが勝率が高かったようです。

②対 ゴテラ呪い型:1勝2敗 ※再戦2回
 同じ方と合計3回当たりました。初戦では初手守るに呪いを合わせられて展開不利になったところにバクアをナモの実で耐えられて順当負けでした。2戦目は呪いが分かっていたので初手からバクアを撃ちましたが、まさかの外しで命中95%に泣きました。3戦目でようやくバクアを2回当てることができてリベンジができました。

③対 メガネかみなり型:2勝0敗 ※再戦1回
 初戦では相手の1回目のテラス雷が外れて勝てました。ただ2発目がバクアでCダウンしているにもかかわらず6割程度もらったのでメガネだと判明しました。後で再戦になりましたが、おそらくCSなのでメガネ雷は2耐えできず、初手からノマテラ破壊光線で決めにいきました。C特化でも1発ならメガネ雷は耐えるので確率上は有利でしたが無事に破壊光線が決まって倒せました。なお、2戦目もお相手は初手の雷外しでした。やはり命中70%では安定しないようです。

④対 その他の型:2勝0敗
 1戦はものまねハーブ型と当たりました。初手の守るに対しては悪巧み等の積み技を合わせられると厳しいのでそれをケアする狙いの持ち物です。ただ、初手すり替えを考えるといきなり変化技の可能性は低いと思って今回の検討からは外していました。
 初手はお互いに守るで一旦仕切り直し。2ターン目のバクア喉スプレーに対してハーブが反応してC上昇されたあと悪巧みで更に積まれました。これで攻撃されるとひとたまりもないですが、幸いにもSは勝っていたので上からの破壊光線でなんとか倒せました。
 もう1戦のほうは最終1位になった方でした。こちらは初手の炎テラバを一旦守ってからバクア⇒破壊光線の流れで勝てました。バクアで特性びびりが発動してSを上げられてしまいましたが、もとから抜かれていたので影響無しでした。後でXの投稿を見ると持ち物はスカーフだったようです。

【対 原種ペルシアン】
①対 メガネ破壊光線型:0勝3敗 ※再戦2回
 18時の開始初戦で当たりましたがいきなりの不利マッチでした。開幕守るで一旦様子見をすると、まさかのノマテラ破壊光線。2ターン目に上からの破壊光線であっけなく消し炭にされてしまいました。今回の調整ではノマテラ破壊光線は耐えられないので、相手が外してくれるのを祈るくらいしか勝ち筋がありません。この方とは合計3回当たりましたがこちらの祈りは届かず、全て一撃で沈められました。

②対 ジュエル破壊光線型:0勝1敗
 初手がノマテラ破壊光線だったので眼鏡かと思いましたが、こちらの方はノーマルジュエルでした。いずれにせよ当たれば消し飛ぶので負けです。

③対 草分け破壊光線型:0勝1敗
 こちらの方は珍しい初手草分け型でした。凍える風でも良さそうですが、隠密マントのケアと命中不安を嫌ったということでしょうか。試合内容は2ターン目でこちらのバクアが外れてしまい、3ターン目にノマテラ破壊光線でやられてしまいました。もしCダウン破壊光線だったら耐えていた可能性が高いので、バクアの外しが痛かったです。

④対 猫騙しとっておき型:0勝1敗
 お相手の初手は霊テラ猫騙しでした。霊テラだったので2ターン目のバクアで落とせるかと思いきや襷で耐えられ、とっておき2発でやられました。

⑤対 噛みつくとっておき型:0勝1敗
 1ターン目にいきなり先制のツメが発動してびっくりしました。初手は妖テラ噛みつくでした。2ターン目は妖テラバ警戒でこちらもテラスを切ったところ、噛みつくで怯まされました。最後は上からのとっておきで止めを刺されました。相手のほうが速かったので怯みが無くても負けでした。

⑥対 メガネすりかえ型:1勝0敗
 すりかえ型でしたがまさかの眼鏡でした。眼鏡だと火力で押し切られるので、守る・すり替えで粘るのは諦めてノマテラ破壊光線で決めにいったところ、相手のすり替えで眼鏡を貰えたので無事に落とせました。眼鏡なのでCS振りの可能性が高いとは思いましたが、もし眼鏡を貰えてなかった場合は相手が少しでも耐久に振っていたら耐えられるところでした。

⑦対 霊テラハイボ型(スカーフ?):2勝0敗 ※再戦1回
 お相手の初手は霊テラからのハイボでした。最初は喉スプレー型かと思いましたが、特に何も発動せずハイボ連打だったのでおそらくスカーフと思われます。再戦時はバクア外しが1回ありましたが、霊テラだったので押し切れました。

⑧対 這いよる一撃型:2勝0敗 ※再戦1回
 お相手の初手は這いよる一撃からでした。Cダウン技なので這い夜一撃も候補としては考えていましたが、毒や妖テラスが多そうなので物理半減のファーコートもあって厳しいという事前考察でした。とは言えこちらはテクニシャンなので物理技は刺さります。ノマテラからのバクアで喉スプレーを発動させて這い夜一撃と相殺させようとしたところ、こちらのほうがSは上を取っていることが分かりました。次のターンをどうするかですが、この時点で相手がまだテラスを切っておらず不気味です。こちらのノマテラと喉スプレーを見せているので相手は破壊光線を警戒すると思い、一旦守るをしたところ相手は鋼テラスでした。なんとかテラス択は回避できたのでバクアで押し切れました。再戦時は相手のテラスが分かっていたので上からのバクアで順当に勝てました。

⑨対 悪巧みド忘れ型:0勝1敗
 最終戦で当たった方ですが、まさかの悪巧みとド忘れの両採用でした。初手の守るに対して悪巧みを積まれてしまったので、こちらは相手が遅いことを祈ってノマテラ破壊光線のワンチャンに賭けるしかない状況です。2ターン目は相手のほうが速く、しかもド忘れだったので完全に終わりました。破壊光線を余裕で耐えられ、反動で動けない間に悪テラスのバークアウトでこちらの火力も削がれて完敗です。さすがにこの動きは想定外でした。
 後でXの投稿を見たところ、この大会用に育成したのではなく普段使いしているペルシアンだったようです。

【おわりに】

 今回の戦績は12勝12敗で最終のレートが1503と結局最初に戻ってきて終わりました。24戦なのは途中で1回だけ初手の技選択中に通信エラーになった試合があったためです。試合数の表記上はカウントされていたので25戦終わったと思っていましたが、後でHOMEの戦績を見たところ勝敗にはカウントされていなかった模様です。
 対戦内容としてはアローラペルシアンに7勝4敗、原種ペルシアンに5勝8敗で思いのほか原種のノマテラ高火力型が多かったのが厳しかったです。また、確率的には有利な試合を4戦ほど落としているので命中不安技がメインだったことも響いたようです。

 それでは、当日マッチングして戦った皆様、また最後まで記事を読んでくれた皆様ありがとうございました。

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