#まどか26歳から目が離せない話

火曜ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」

このドラマを知っているだろうか。
現在TBSにて毎週火曜日22時より放送中のいわゆる火10のドラマである。
主演は、数々のドラマ、映画に出演中の芳根京子さん。
研修医は最初の二年ですべての科をまわり、配属先を決定する。
そのスーパーローテーションと呼ばれる二年間に
焦点を当てたドラマである。
 原作は水谷 緑(みずたに みどり)さん。
大まかなあらすじを公式ホームページから引用すると
“逃げないことだけ、決めてみた――”
令和の働き方改革で変わりゆく医療現場に戸惑いながら
同期の仲間たちと励まし合い、医師として女子として
人生と向き合う濃厚な2年間を描いた成長物語!!

となっている。彼女と同期を演じるのは、「高橋ひかる」さん、
なにわ男子の「大西流星」さんなどである。
ほかにも医師として
「鈴木伸之」さん、「森カンナ」さん、「木村多江」さん 他
多数のキャストの方が出演されている。

第一話、二話


以下ネタバレを含みます。


芳根京子さん演じる主人公(若月 まどか)は研修医一年目。
最初に派遣されたのは外科。
期待感をもっていざ外科の世界へ。
しかし、待ち構えていた現実。
採血では血管を見つけられず、通りすがりの患者からは
看護師に間違えられるなど散々な様子。
一人の患者との出会いをきっかけに
医師として患者の声を漏らすことなく正確に記録し、守る責任を実感する。
カルテに書かれているすべての患者の様子を覚えている先輩医師たちの凄さを目の当たりにしながら外科として初手術に挑む。

第三話

 以下ネタバレを含みます。

二か月の外科での研修期間が終了し、まどかは消化器内科へ移動する。
新たな指導医の厳しさを痛感しながらも必死に食らいついていた。

そんな中、彼女は一人の患者と出会う。
外来患者、中山勇人(小久保寿人)は妻と娘と仲睦まじい、
幸せそうな家族である。
検査を通して彼にがんが見つかり余命宣告を受ける。
まどかはどんどん病状が進行し苦しむ中山さんに
研修医として何もできない現実に苛立ちを感じ、葛藤する日々を送る。
さらに葛藤を抱えたまま一人の同期と対立してしまう。
研修医として何が出来るのか。
彼女は最終的に緩和ケアを通して家族で過ごす時間を作る
という答えを出す。
治療もむなしく、病気発覚後一か月で患者の中山さんは
家族に見守られながら息を引き取る。
最後に彼が、研修医であるまどか、愛する家族に感謝を伝えるシーン
死亡宣告の後、幼い娘が息を引き取った彼に声をかけるシーン
涙が止まらなかった。
具現化できない、苦しい感情がリアルで
患者役の小久保寿人さんの演技力の高さに驚かされた。
患者やその家族の前で決して涙を見せなかったまどかが廊下の椅子で
泣き崩れるシーンも印象的である。
医師として、患者の死からは逃れることはできない。
まだ若かった患者、中山さんとの出会い、出来事はまどかにとって
決して忘れることはできない、医師人生の教訓になると思った。


これからも


2月4日に第四話が放送される。
彼女は次は何科で研修なのだろうか。
癖の強い先輩医師に揉まれながら彼女なりの医師像を見つけていくのだろう
最後に
第三話に登場した仲睦まじい中山一家の物語を見て脳内に流れてきたのは
いきものがかり 「ラストシーン」  でした。

引用、参考:火曜ドラマ『まどか26歳、研修医やってます!』|TBSテレビ


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