東京オリンピック勝手に言わせていただきます。 あっぱれ❗️稲葉ジャパン‼️
何はともあれ・・侍ジャパン!オリンピック悲願の金メダル!ヤッター!ひとりの野球ファンとしてこんなに嬉しいことはありません。
プロ野球12球団で活躍中のタレント選手たちを惜し気もなく投入して相手チームと対戦する。まるでコンピューターゲーム ”ファミスタ” の実写版を見ているような侍ジャパン24人の選手達。
ピッチャーでは・・メジャーリーグで活躍していた田中マー君がいて、オリックスバッファローズの山本がいて、広島東洋カープの森下がいて、栗林がいて、バッターでは・・ヤクルトの山田哲人がいて、村上がいて、ジャイアンツの坂本がいて、広島東洋カープの鈴木誠也がいて菊池がいて、ソフトバンクホークスの柳田がいて、オリックスバッファローズの吉田正尚がいて・・・これだけのタレントが一同に揃っているだけでも野球好きには夢のような話なのです。
このタレント選手たちを起用して、悲願のオリンピック金メダル獲得のために指揮を取るのが稲葉篤紀監督だ。
稲葉監督を語る上で絶対に頭に入れておきたいのが ”2019年プレミア12” で侍ジャパンを優勝に導いたという事だろう。この時の優勝がどれ程大きな意味を持つものなのか侍ジャパンの戦績を振り返っていくと、今回の東京オリンピックでの金メダルへと続いていく栄光への道がうっすらと姿を表してくれるかもしれない。
そもそも、野球の国際大会となると必ず名前が出てくる”侍ジャパン”とは⁉︎一体何なんだろう⁉︎ 国際大会にはどのようものがあって、今までどんな戦績を残してきたんだろうか⁉︎ってところから話し始めていこうと思う。
侍ジャパン・・・正式名称は”野球日本代表”といい、 愛称として”侍ジャパン”と呼ばれている。
主に注目される国際試合には・・世界野球ソフトボール連盟主催の ”プレミア12” MLBとMLB選手会により立ち上げられたWBCI(ワールド・ベースボール・クラシック・インク)が主催する ”WBC(ワールドベースボールクラシック)” 国際オリンピック委員会主催大会の ”オリンピック” がある。
この他の国際試合には ”ワールドカップ” ”インターコンチネンタルカップ” ”アジア競技大会野球競技” ”アジア野球選手権” などがあるのだが・・知名度、人気、興奮度、大会規模などの点でいうと上の3つにはまだ及ばない。
そして・・一躍(いちやく)侍ジャパンの名を世界に知らしめたのが ”WBC2006年(第一回)” と ”WBC2009年(第二回)” この2大会での優勝だろう。両大会ともイチローを中心にタレント選手を選抜し強豪国を負かして手に入れた栄冠だった。技術、知名度ではイチローだけが飛び抜けていた印象ではあったのだが・・日本の野球の素晴らしさを世界中に発信するには最高の舞台となったことは間違いないと思っている。
”オリンピック” での公式種目としての戦績は・・1992年バルセロナでの初出場から2008年北京まで5回出場してきたが・・1996年アトランタ銀メダル、2004年アテネ銅メダルと今ひとつ振るわなかった。
連覇の期待された ”WBC(ワールドベースボールクラシック)” でも2013年(第三回)4位、2017年(第四回)4位と結果を残せていなかった。
比較的歴史が浅く・・2015年(第一回)から行われた ”プレミア12” での戦績も銅メダルで終わってしまっていた。
そんな不遇な時代が続いた侍ジャパンを2019年(第二回)プレミア12で見事に優勝に導いたのが稲葉監督だったのだ。
侍ジャパンとして国際大会での金メダルは実に10年ぶり(WBC2009年以来)のことだった。この優勝は翌年2020年の東京オリンピック開催を控えて、大きな弾(はず)みとなったに違いなかった。と、同時に稲葉監督の両肩には、自国開催での ”悲願のオリンピック金メダル” という目に見えない重責(じゅうせき)がずぅ〜んと、のしかかり続ける事になった。しかも・・オリンピック延長によって、2年間も!
自らも選手として、2008年北京オリンピックでの屈辱を経験している稲葉監督。オリンピック独特の日の丸を背負った重苦しいムードの中で、稲葉監督がチームをひとつにまとめる為に選択したのは、コミュニケーションを重視して選手一人一人と対話を繰り返し、その上で選手の自主性を重んじるチーム作りをすることだった。2017年の就任当初から一貫してチームに主将を置いていないのも稲葉流!日本を代表するトップ集団である24人の選手一人一人がリーダーの自覚を持つ方が上手いゲーム運びができるし、強いチームを作れることを経験から学んできたからだった。
そんな稲葉監督と厚い信頼で結ばれた24人の侍たち!オリンピックでの大車輪のような活躍は5戦全勝という完全勝利!で野球好きを熱狂させてくれた。
戦況に応じて選手一人一人が考え、こうしてみようと思ったことを監督に打診、監督も選手の申し出を受け入れて自由に打たせる。勝利の為に全員がチームプレーに徹したからこそ、普段あまり目にすることのないプレーを見ることができた。坂本のセーフティーバントがあったり、山田哲人の激走&ヘッドスライディングがあったり、甲斐のスクイズやサヨナラタイムリーがあったり、栗原のお手本のような送りバントがあったり・・状況に応じて一人一人がチーム牽引の立役者となっていたことが悲願のオリンピック金メダルにつながった。
これで稲葉監督も、のしかかり続けられていた重責からも解放されホッとしていることだと思う。24人の侍たちの手で5回宙に舞った稲葉監督。選手が主役のオリンピックでは監督やコーチ陣に金メダルがないことはとっても残念だが・・記念撮影の時に菊池選手が稲葉監督に首から金メダルを掛けてあげていた。そうなんだよ。今回の金メダルでの最大の功労者は稲葉監督なんだから・・以上!東京オリンピック勝手に言わせていただきます!でした。
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