【雑記】長編あとがきを、かるーく。
先日、長編小説の最終話をアップしました。
といっても、短編オムニバス「ナナシノ魔物退治屋」のシリーズのうちの1話です。
前回書いたものにも(創作大賞とはいえ)こんな感じの雑記があったので、今回も便乗して書くことにしました。
↑前回の長い話のやつ。
というわけであとがきです。
今回は
ナナシノを知らない読者おいてけぼりで長編を作りたかった、というのが強いです(ひどい)。
創作大賞がわりとナナシノ初心者向けセットといいますか、ノアとラスターしか知らないところからのスタートだった(ヒョウガとコガラシマルはこの話が初登場)ので、もう何もかも気にせずぶち込みたい! と思い、好きにやりました。
初めてナナシノを読む人にも楽しめるのが創作大賞、
初めてナナシノを読む人にはなんやこりゃとなるのが今回の話です。
あれ? コンセプトは「どこからでも読める短編オムニバスでは?」と思ったそこの君、安心してくれこれは長編だ(何が安心なのか
実際、この長編はほんとにとっつきにくい。
その証拠として前日譚が存在します。
まずはこちら。
なんと1/11から前日譚やってたんですよ。
なんならこちらの背を押す風自体がその前の話の後日譚なので、追おうと思えば更に遡れる。
ともかく、シノが「ノアに相談しよう」と思ったきっかけはこれです。実際ノアと冬が来ない町の中で、シノがコガラシマルからもらったメモを握りつぶしている描写があります。
そしてその前に夢の魔物が襲来したわけです。これを入れたのはシノの正体を先に示す必要があったから。彼女が実は精霊族であるという伏線は過去にいくつかばら撒いてあります(探してみてね!)。夢の魔物が一段落した辺りでようやっと長編の始まりです。
話の組み立ては、せっかくだし(?)創作大賞の話に近いものにしようと思って冬→夏維持の町になりました。厳密には夏ではなくて、めちゃくちゃ大規模な暖房だったわけですが。
シノが「攫われた弟を追いかけてソリトスに来た」「情報収集のためにギルドに就職した」のは最初から決まっていたので、そこにちょこちょことくっつける感じでした。
正直特に言うことがないんですよね。
話のテーマとか、なんかそういう深みより、表面をサラッと撫でて楽しんでもらえたらなぁと思います。
そして、流石にここまで長くはないですが、今回の長編の後日譚もやります。
アカツキが「これからどうするか」の結論を出す話です。よろしくお願いします。