ウマポンの恋愛①
気ままに更新してるウマポンシリーズ、実はもう10作目!
最近このnoteが役にたってくれてて、前に某週刊誌の取材を受けたのですが取材者の方が事前にこのnoteを読んでくれてたらしく、中月はほとんど何も話さずに取材を終えることができました。
そして読んだ人はだいたい「お母さんすごいね!」って言ってくれるので書いた甲斐があります。
だいぶ赤裸々に書いてますけど、実は他の家族(弟や義理父など)にはこのnoteを書いてることも話してなくていつバレるかヒヤヒヤしております。
バレてまずい記事は特にないのですが、ただひとつだけ、ウマポンは何故かパチンコにどハマりしてた事は周りには内緒にしてたっぽくて、なんとなく家族にバレるのが怖いところがある中月でした。
さて今回も懲りずに赤裸々にウマポンの恋愛話をしていこうと思います。この話も長くなりそうなんで第一弾ですね。
ウマポンは中月にとっては母なのですが、そんな中月にもだいぶ女の部分を見せてきました。
他の母よりも独り身の時間が長いからしょうがないところではあると思いますが、特にウマポンは中月が思うには恋愛体質だったと思います。
最初の夫・井上陽水(※詳細はウマポンの生い立ちにて)とうまくいかなくなり離婚する決心をしたウマポンはすぐに新しい彼氏探しの旅に出ていました。
その時中月はまだ小学生2年ぐらいだったのですが、中月も巻き込まれたことを覚えています。
ある日、ウマポンは知らない男の人を連れて中月の前に現れてこう言いました。
「今日一日この人と遊んできて」
中月は訳もわからずとりあえず分かった、と言ってその男性と遊ぶ事にしました。
昔から人見知りもしない、なんて手のかからないいい子なんでしょうか。
にしてもいきなり娘と初対面の男性を2人きりにするか?
その人とは何をして遊んだのかは覚えてませんが、その人の決めたコースに中月はついて行っただけで、少し退屈だったのを覚えてます。
まあそれでもウマポンの友達だろうと思っていた中月は無難に一日を終えてウマポンの元に戻ってきました。その時ウマポンは中月に特に何も言わず、中月は(用事があったから友達に預けたんだな)と思っていました。
それから数日経ったある日、ウマポンはまた別の男性を中月の元に連れてきました。
そしてまた、今日はこの人と遊んできて、と言われました。
中月は純粋な女の子だったので、
ウマポンは友達がいっぱいいるなぁ
と呑気に感心していました。
今回の人は前回の男性よりも少しおじさんのようで、見た目はちょっとぽっちゃりしている人でした。ぶっちゃけ前回遊んだ人の方がイケメンだな、と幼いながら中月は思っていました。
そんで今回も決められた場所に遊びに連れてかれるんだろうな、と中月は思ってましたが今回の人は中月に「今何したい?」と聞いてきました。
中月は急に聞かれて特に何も思いつかなくしばらく悩んでましたが、一つだけ思い付いてこう言いました。
「漫画を読みたい」
当時中月は漫画を読むことを覚えて児童館でよく読んでいたのですがウマポンが厳しくて漫画を買ってくれませんでした。
なのでめちゃくちゃ漫画が読みたかったのですが、当時の中月は漫画は児童館か本屋さんにしかないものだと思っててしかも本屋で買って帰ったらウマポンに怒られるし…とすぐに気が付きやっぱ今のなし、と訂正しようとしたらその人は「わかった!漫画読みに行こう!」と言ってくれました。
中月は一体どこに行くんだろう?と疑問のままその人について行ったら、そこは漫画喫茶店でした。
中月これが漫喫デビューです。
初の漫画喫茶は夢のような空間で、
どこを見渡しても漫画!漫画!漫画!と中月は走り回った記憶があります。
当時行った漫喫は個室が全然なくてほとんどオープン席に仕切りがあるのみで、図書館のようなイメージだった気がします。
そして中月は昔アニメの再放送で観ていた「らんま1/2」を漫画で見つけほぼ読破した記憶があります。
漫喫で半日ほど過ごし、ついにそろそろ帰るよと中月は言われて渋々帰ったのですが、帰り際に「ママには内緒だよ」と言われて中月は頷いてウマポンの元に帰っていきました。
中月の中でその人の評価が爆上がりしていました。
そしてウマポンの元に帰ると、ウマポンは中月にこう聞いてきました。
「前の人と今日の人、どっちにお父さんになってほしい?」
こいつは急に何を聞いてきたんだと中月は思いましたが、少し悩んでから「今日の人の方が優しくてよかったかなー」と答えました。
するとウマポンは少し不満気な顔をします。
そして中月に「前の人は何がダメだった?」「でも前の人の方がかっこよかったでしょ?」「前の人も優しい人だよ」と、
まるで彼氏に、「この服とあっちの服どっちがいいと思う?」と聞いたけどあらかじめ答えは決まっているのに一応聞いてみた少し面倒臭い彼女かのようにウマポンは前回の男の人を中月に全推ししてきました。
しかし中月もまだ幼くウマポンのそんな意図は読み取れずやっぱり今回の人の方が好きかな、と言ったらウマポンは少しテンション低めにわかった、と言ってこの日の話が終わりました。
子供ながら中月ももしかしたらあの人が新しいお父さんになったりするのかな?と少しだけ勘づいてドキドキしていたのですが、それから数日経ったあとに、中月のドキドキをウマポンは裏切ってきます。
ある日ウマポンはついに、
「ママの新しい恋人とご飯に行くよ」
と言ってきました。
中月は前の漫喫おじさんかな?それともウマポンの推しイケメンさんかな?とドキドキして向かったらなんと、
全然会ったことない別の男性が現れました。
数日前のあの2択は一体どこにいったのか?
そしてこの人は何者なんだ?
と中月は色々とパニックになっててその日はどこに行ったのか全く覚えてませんが、それから何回も新しい恋人さんと遊びに行く日々が続きます。
そう、のちにこの人がウマポンの新しい夫となる人でした。
ちなみにウマポンはこの時まだ井上陽水と離婚してません。
しかし関係が悪くなってたので井上陽水とは別居していました。
後々に中月は知ったのですが、ウマポンが一方的に離婚したがってて井上陽水は復縁を望んでたようです。
そしてある日、事件がおきます。
その日もウマポンの新恋人と3人で遊んだ帰り、新恋人さんは我々を家の下まで送ってくれました。
新恋人さんとバイバイした直後、
後ろから井上陽水が現れてきたのです。
ウマポンは少し固まってしまい、つられて中月も固まってしまいました。
幼いながらも中月は直感で、
もしやこれはいわゆる修羅場では???
と思ってました。
そして井上陽水は口を開きます。
「今の人、友達?」
それに対してついにウマポンはウマポンを発揮してきました。
「私の新しい恋人よ。もうこの人と結婚するからアンタとはもう別れるの!これでわかったか!!」
なんでウマポンはこんなに偉そうなんだ????
離婚前なので浮気現場を見られた側と変わらないはずなのに…さすがウマポン。
そこからバトルが始まるのかと思いきや、そんなウマポンとは真逆に井上陽水はとても穏やかな性格の人でした。
それを聞いた井上陽水は、
「わかった…」
とだけ言って私達の前から去って行きました。
あの時の寂し気な背中は今でも覚えてます。
それから数年間、中月は井上陽水とは会っていません。そして中学生に一回会いに行ったきり、今の今まで一度も会っておらず、行方も知りません。
中月はおそらく性格はウマポンじゃなくて井上陽水似だったと思います。
穏やかで寛大が故にウマポンに翻弄された哀れな男よ、、
勝手に井上陽水って呼んでごめんね。あんま似てないのに。
ということで今回はウマポンの最初の離婚から次の結婚までのエピソードでした。
次のウマポンの恋愛②は2回目の離婚後のエピソードを語りたいと思います。
お楽しみに!
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