久しぶりにバンド単位で好きになったアーティスト「THE ORAL CIGARETTES」
ロックバンド「THE ORAL CIGARETTES」のアルバムを最近よく聴いている。
ぼくは元バンドマンなのだが、音楽シーンにはまあまあ疎くて、浅く深く聴くことが多い。
なのでアーティスト単位で音楽を好きになることは殆ど無くて、いつも曲単位で好きになる。
アーティスト単位で好きになったのは、過去を遡ればGLAY、L'Arc-en-Ciel、宇多田ヒカル、洋楽だとChildren of Bodom、Dream Theater、OINGO BOINGOと超絶メジャーなアーティストばかりで、中でも突出してラルクとGLAYが好きだ。
共通しているのは、音楽性以外でいうとシングル曲は基本的にハズレが無くて、アルバムにも捨て曲が少ないところだと思う。
こういうアーティストに出会おうと思うとギークな音楽ファンのように主体的にジャケットを漁る必要があるが、自分の場合はたまたま耳にした曲を気に入ったら調べて1曲だけ買って聴き込むといった感じだ。
しかし!
ほんとに久しぶりにすごくいいなと思えるアーティストに出会うことができた。
それがタイトルにもあるTHE ORAL CIGARETTESというバンドである。
THE ORAL CIGARETTESと出会ったきっかけは、あまりにも最近の音楽情勢に疎くなってしまった為、Spotifyで目にしたジャケットを手当たり次第に聴きまくっていたところ、一際耳をひいた「Fantasy」という曲を聴いたところから始まる。
良い曲みっけ!と思ってアーティスト名をクリックすると「Kisses and Kills」というアルバムにたどり着く(同アルバムに「Fantasy」は収録されていない)。
1曲目、うん、めっちゃ好き!
2曲目、!!!!!あー!!!この曲の人達かー!!!
2曲目は「げ、げりらお!げ、げ、げげりらお!」とよく有線でかかっていた「BLACK MEMORY」という曲で、Mステに出演していたときにもたまたま観ていたことがある。
そのMステに出演したときにたしかラルクが好きと公言されていたのが印象に残っていた。
一通り「Kisses and Kills」を聴いた感想としては、メジャーな「BLACK MEMORY」以外も良い曲ばかり!
ただ、リズムパターンがどれもよく似ていてこのメロディー、曲順だとしっとりと聴きたいなと思ってても、勢いのあるドラムが始まるので全体的に疲れてしまった。
もっとレンジの幅があれば好きになるのに、スピード感のある作風が売りなのかな?と思っていたところ、一番最初に聴いた「Fantasy」を思い出す。
「Fantasy」はそういえばもっとポップだった。と改めて「Fantasy」が収録されている最新アルバム「SUCK MY WORLD」を聴いてみる。
あ、アレンジが多彩になっている!
特に「Color Tokyo」とかはなかなか日本のポピュラーな音楽をやっているバンドでは珍しいアレンジかなと思う。
THE ORAL CIGARETTESが自分に刺さった理由は明確だ。
1、メロディーメイキングが素晴らしい
メロディアスでキャッチーと言いながら全然メロディアスでないアーティストが多い中、ほんとにメロディアスで美しい。
2、Vocalの声が太くてかっこいい
めちゃくちゃ多い細かったり、か弱い感じのVocalが苦手なので、山中 拓也さんの太くて色気のある歌声は最高。
3、アレンジの幅が広くて聞き応えがある
前述の通り、作品ごとに成長が感じられて、ロックなのもダークなのもポップなのも楽しむことができる。ご本人が好きといっているラルクのエッセンスもほのかに感じることができる。
そんな感じで2作も連続でアルバムを聴いたアーティストはかなり久しぶりだった。
超どストレートなラブソングとかもあるんだったら聴いてみたい!
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