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社内プレゼンを面白くしてみる。

コピーライターの佐々木圭一さんが書いた、「伝え方が9割」を買っていたけどずっと読めずにいたのですが、「なぜ早く開かなかったのだろう?」と思うくらいとってもスルスルと読める内容の本でした。そこには伝え方にルールがあって、料理のレシピのように、誰もがそのルールに即して行動するだけで、伝え方がバツグンに改善されるということが書かれていました。
その中で印象的な例として、あの踊る大捜査線の名セリフ「事件は会議室で起こってるんじゃない。現場で起こってるんだ!」を取り上げていたのですが、そこはなぜ「事件は現場で起こってるんだ!」じゃダメだったのか?・・・あえて 会議室⇆現場 という逆の意味を使うことで、言いたいことを強調して伝える手法を紹介。なるほどまさにその通り、目から鱗の内容だったんです。

コピーライターって、わかりやすく伝える仕事だと思うのですが、とどのつまり、思いやりの塊だと思うんです。だって、人からどう見えるか?常に客観的にみる訓練ができているし、これを言うと人がどのように捉えるのか?常に相手のことや他人のことばかり考えているわけでしょう?

そこで、サラリーマンのみなさまにお伝えしたいのは、企業の中で自分がコピーライターになったつもりでプレゼンをすることだと思ったので、企業サラリーマンがよく社内である提案のシーンで使える演出方法をまとめてみました。

プレゼンは自分のオンステージー 武道館ライブに来てくれてありがとうの気持ちでのぞむ。

企業に長く勤めていると、ある程度テンプレートが決まっていて、「それでは今日は○○の議題について提案をさせていただきます」なんていうオープニングスピーチからお決まり文句があったりして、誰かが何と決めているわけではないのに、前例に倣った形が出来上がってはいませんか?
そんな時はまちがいなくチャンス!他人と差別化するしかないでしょう。

1. 写真のスライドから始めてみる。

言葉よりも見た目のインパクトはやっぱり大きいから。例えば新製品の企画提案だったとしたら、それに関連した物でもいいし、いきなり富士山の写真とか載せて「日本一の売り上げを目指します!その詳細をこれからお伝えしましょう」とか言うと、聞き手が「え?」と思わず耳を傾けてしまうようなイントロが成功できるのです。

2. 声量にメリハリ!わざと強調したいところは小声で。

大声でプレゼンするのは堂々としていていいのですが、例えば仮想通貨をやっていて大儲けした友達から、儲かった方法を教えてもらう時に、「ここだけの話だよ」と小声で言われると、自分だけ良い秘密を知った優越感に浸れます。また「あなただけ」と小声で言われた時にも同様です。
メリハリをつけるために、同じトーンや声量で話続けていたら聞き手は飽きてしまいますので、「ちなみに、こちらは業界初の技術で、その開発に成功しました」とか、ここぞと言うハイライトにあえて小声を使うのは手です。

3. 歩く、動く

ハンドアクションはもちろんですが、自分がたまに動いてアテンションをキープすることもできます。

4. BGMや映像を使う

社内プレゼンでそこまで!?と思われると思いますがそうなんです。私も大企業のリーマンやっていましたので、直属の上司によっては、大げさすぎると拒む人もいました。ですが、この五感に訴える手法はとても効果的なんです。強い印象を与えたい場合は大変有効ですので、ぜひ使ってみてください。ただ音楽はその雰囲気を増長したい場合なので、あまり歌や歌詞が入っていると自分のプレゼンと被って聞きにくくなってしまう可能性がありますので、極力背景で効果音的に使ったらいいと思います。

以上、サラリーマンで企業で使うには少しハードルが高いこともあるかもしれませんが、なぜハードルが高いかと言うと「誰もやっていない」からです。誰もやっていないことをやることで、自分を覚えてもらう絶好のチャンス。スーパーサラリーマンの田端さんも、他がやっていないことをやるから目立ってるんだし笑。ぜひ一歩踏み出して、やってみませんか?


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