How To Start English Conversation③Humorous Staff
【Preface】
Hello, Japan from Australia!
ケアンズからお送りしています、ゆずぽんのPonglishレッスン!
「英会話ことはじめ」と題して、ゆずぽん流の英会話の進め方を、①マインド編②フレーズ編と喋り散らして……解説してきました。
そして今回は、「この柑橘はどうやって相手を笑わせてるのか」を、どちらかというと事例紹介のような形でお見せする予定です。もはや英語力じゃないとは思うんですが、一片通りの会話から脱却したい人に、何かしら参考になればと思って書きました。
正直言って、ここが私の真骨頂だと思います(傲慢)。元々日本語でも、時たま真顔ですっとぼけたこと言う、みたいなことをよくやります。別に両親がとりわけ面白い人たちだった訳でもないんですが。ナイツとかタイムマシーン3号あたりが好きなのも、同じようなことしてるからかもしれません。ちょっと相手の予想を裏切るような言い方することで、クスッと笑ってもらえます。単なるいたずらっ子なんだと思ってもらえれば結構です。
日常英会話からさらにレベルアップさせたい人は挑戦してみてください。メンタルを鍛えるためにも、堂々と言わないとダメですよ!ちょっと大袈裟なくらい「冗談感」を出せると尚良いです。もはや演技指導みたいになっちゃってるけど。
今回の記事では、
日本食レストラン
カジュアルカフェ兼お土産物屋
レンタカー屋
の3ヶ所でのやりとりを一部ご紹介していきます。
【Case1 : Japanese Restaurant】
ご飯を食べてハッピーになりに来たお客さんに、ご飯を食べる前にハッピーになってもらう
ワーホリとしてのはじめてのバイト、日本食レストランでのウェイトレスをしていた時の勝手な目標です。そう、何を隠そうこの柑橘はなかなかの意識高い系ウェイトレスだったんですね。実の母は小学生の時の私を振り返ってこう呼びます。「はりきりガール」と。
じゃあそれをどうやってたかって、笑顔での接客とか、自分から声をかける、なんてのは基本ですが、私がやっているのはちょっとした切り返しです。
①Does Kushi means a chicken?
何度か私の投稿でもご紹介していますが、Palm Coveというリゾートエリアに、日本食レストランKUSHIがあります。ケアンズシティからは車で30分くらいです。ここではまさかの店長代理までちょろっと経験させてもらいました。
日本食レストランなので、日本の食や文化に関心を持ってくれている人が多めです。お店の名前の由来を訊かれたら、ほぼ必ず答えていた返しがこちらです。
これはほぼ百発百中でウケてました。Oh~Poor chicken!!とかって笑いながら言ってくれます。とあるお客さんは、ロゴと店名のシュールさがあまりにもツボだったようで、どうしてもと言ってスタッフのユニフォームを買って帰りました。レストランで服の売上を出すウェイトレスになってしまった。
ちなみに、ケアンズでは山のほうに行くと、公園の駐車場なんかでも野生のturkey🦃(七面鳥)がいるのですが、オージーの知り合いは彼らを見て
"Are you gonna be our special dinner for Christmas?"
って声をかけてました。これが類友ってやつですね。
②It's not empty.
経営者は韓国人でしたが、料理はauthentic(本格的)だよ、と日本人として太鼓判が押せるお店だったKUSHIでは、スシの他に焼き鳥(skewers)も人気でした。skewer set(日本の居酒屋で言うところの盛り合わせ)と一緒に、必ず塩と七味を出すのですが、そのトレー、3つに分かれてるんですよ。でも2箇所しか使わないんです。これを出す時にときどき言っていたのがこちらです。
調子のいいおじさんに、空のスペースに対して” What's in there?”と冗談で訊かれたことがあって、その時にこんな感じの返しをしたら喜んでエアー振りかけを楽しんでいたので、それ以来使ってました。観光でケアンズにきてるお客さんには特にウケが良かったですね。なんせケアンズは「空気が美味しいね!」と言う、褒め言葉のようなそうでもないような賛辞をもらえるところですから、都市部から来た人にとってはあながち間違いでもないんです。
自分から差し込むのはちょっと勇気がいるかもですが、わざとちょっと間を置いて、茶目っ気たっぷりに言えば相手も冗談だとわかってくれるので練習してみてください(誰向けのアドバイス)
③Aren't you a huge fan of beer?
サッポロビールだけ、ジョッキの他にSapporo Towerという2Lのメニューがあるんです。大人数での集まりとか、インスタ映えする写真を撮りたい若者四人組なんかがよく頼んでました。それを利用して、ジョッキで頼まれた時によく使ってた返があります。
案外これだけでもNah~too much! とかって笑ってくれます。前の2つよりはるかにシンプルだし、親しみやすい子だと思ってもらいやすい返しですね。I guess so.ってサラッと終わりにすることもあるし、
なんて長めにしゃべったりすることもあります。
ちなみに、tap beerとは、缶ビールや瓶ビールではなく、「生ビール」のことです。 tapというのは水道なんかの「注ぎ口」のことを意味します。そのため、tap waterと言ったら水道水を表します。このお店ではお冷やは必須ではなかったので、Can we have just tap water as well?(お冷やももらえます?)なんて頼まれたりしてました。
④Serving dishes are hard.
一人前の料理のお皿が重いから腰に負担がかかるとか、そう言う話ではありません。日本に比べてウェイトレスなんかともちょっとした会話を楽しむのが当たり前の国なので、料理を出すと、YUM!(美味しそう!)とか、すき焼きなんかは特に、It smells so nice!とか、あとはシンプルにBeautifulとか、各々リアクションしてくれます。
問題は、お夕飯の時間帯にそんないい匂いの、出来立ての料理を配膳するのがウェイトレスの仕事なわけです。ただThank you!と返すのでは芸がない。
こんな感じの調子のいい返しがきっかけで、とある常連さんとは私がこのお店を離れた後も休みの日に一緒に出かける仲になりました。かなり喋るスピードの速いAussieなので、今もいいリスニング教材になってくれています笑。彼も日本語を勉強しているので、私が格好の練習台なんだそうです。win-win!これこそ本当のlanguage exchange(言語交換)ですね。
この返しで使ったI wish I could!(できたらいいんだけどねぇ!)は、何かを断るのにもおすすめです。Ponglishでも解説しています。
私の切り返し能力やら交渉能力やらを鍛えてくれた最初のバイト先はこちらです。ケアンズで日本食が恋しくなったらぜひご検討ください。
【Case2 : Ice Cream Bar】
2箇所目は、お土産にホットスナック、お酒からアイスクリームに至るまでこのお店だけでも全部楽しめちゃう、Butterfly Shopでのカフェスタッフのバイト中のやりとりをご紹介します。ケアンズに来たなら一度は訪れておきたい観光名所であるキュランダ村。ケアンズ唯一の列車は、このキュランダまで2時間ほどかけて上るもの。そう、ケアンズの公共交通機関は、バスしかないのです!
今はケアンズのpublic transportationの酷さを嘆くのはまた別の機会にして。不思議なご縁あって、バイト探しに苦戦していた私を拾ってくれたのがこのお店の女主人です。Aussieの旦那さんと日本人の奥様の国際カップルで、旦那さんがカフェ、奥様がお土産物を主に担当されています。ここでの私の主な仕事は、日本から観光に来た人たちのサポートと、通りすがりのお客さんたちに美味しいアイスを楽しんでもらうことです。前者は当然のことながら日本語での接客になるので、ここでは後者についてお話しします。
①Who made it a rule to have one dessert a day?
お店自体が通りにテーブルと椅子を出すようなタイプのカフェでもあったので、通りを練り歩くお客さんたちの目が吸い寄せられるのはやっぱりアイスクリームバー。Mungaliという、地元の牧場産の有名なオーガニックアイスなんかも扱っています。
アイスのショーケースに目を取られて、ちょっとでも歩くスピードが緩んだり、お客さんと目があったらそれはもうチャンス!すかさずHi guys!とか、オーストラリアらしくG'day mate!とか、声をかけます。暑い日なんかは朝イチからコーンにダブルのアイス、なんてガッツリ行く人もたまにはいますが、やっぱり午前中のアイスはちょっと渋る人が多いです。
別にその場で買ってくれるほど流されやすい人ばかりではありませんし、大体We'll be back later.(後でくるね)なんて逆に私の言葉が流されます。
そしたら特に食い下がらず
Okay, I'm looking forward to seeing you in the afternoon.(オッケー、じゃあ午後また会えるの楽しみにしてますね)
くらいにしてますが、 こういうことをサラッと言ってると、
True, well done! (確かに。うまいこというね!)
って言ってもらえたり、
I love your idea.(その考え気に入った)
なんて言って本当にアイス買ってくれたり、
We're back! (ただいま)
って戻ってきてくれることもあります。
アイスを売っているお店はここだけではないので、好印象だったことが勝因、だと思いたい。いやきっとそう。傲慢かな。
ホットスナックとケーキを頼んでくれた日本人のお客さんにも、「うちは見ての通りアイスも人気なので、よかったら”追いデザート”もどうぞ!」なんて言ってました。
②My arm is becoming stronger!
このタイトルは事実なんですが、アイスって、材料や冷凍庫内の配置次第で、ガッチガチに凍っちゃうのがあるんですよ。渾身の力で掬おうとしても、かんなくずみたいに薄くしか削り取れなかったりします。そうすると結果的にお客さんを待たせてしまうので、大体こんなことを言って間を繋いでました。
字面だけで表すとマジでしょーもないこと言ってますね笑。随分硬そうだね〜!とか言ってくれる人もいるので、その時も大体同じようなことを言ってます。その後に同じグループの人がやわらかいアイスを頼んでくれたら、ふざけてThank you for your kind choice to my arm!とか言ってました。
③Don't say I can't.
欧米の人って「アイス=コーンで」みたいなところがあります。そしてスプーンは使わない。周りから舐める。ちなみにコーンのスペルはcone(三角錐)。corn(とうもろこし)ではありません。私は最近になって知りました。アイスのコーンもコーンから作られるのかなーとなんとなく思ってたけど、三角コーンとかカラーコーンの方でした。
お店のコーンのサイズ的に、ダブル(2スクープ)まではコーンにも盛れるのですが、トリプルはカップにしか作れません。でも時々、Three scoop in a coneを頼んでくれる人がいるんですね。
言い出しはお酒の販売を頼まれた時と同じにすることもあります。曲がりなりにも、ケアンズを代表する観光地でお客さんを迎える一員ですから、ディズニーランドのスタッフさんには劣るにしても、おもてなしマインドを持って接客しようとは心がけていました。
キュランダに行くことがあったら、陽気な金髪がいるか覗いてみてくださいね。
https://www.butterflyshop.com.au/
【Case3 : Car Hire Shop】
最後は、一番需要と供給が噛み合ってない気がしつつも、なんだかんだ一番長く雇ってもらっているレンタカー屋さんでのトーク例をご紹介します。
ケアンズ地元民の一家が安さと親しみやすさを売りに切り盛りしているレンタカー屋さんです。全員めっちゃいい人。
イメージカラーが真っかっかな赤なんですね。で、この柑橘は大体の柑橘類よりも明るい金髪。もはやカズレーザー大好きマンなのよ。いや好きな芸能人の部類には入るんですけど、外見完コピするほどのファンではないのです。これは日本から来たお客さんに言うとほぼ笑ってくれます。
私自身は、日本でも某大手レンタカー屋さんで二年ほどバイトはしていたし、Uberの配達員にハマる程度に運転は好きなのですが、じゃあ空間認知能力が高いのかというと、別にそういうわけでもないのがこの柑橘のぽんこつポイントだったりします。3ヶ月で2回、敷地内でお店の車を擦りましたから。便利な世の中は、時として人をぽんこつにします。私の場合、車種にもこだわりがなくて、空調と音楽のある移動型個室で、広い道を走り回るのが好きなだけなのです。あと可愛いのがいい。こういうレベルです。
(事故った時のことは、道徳の教科書に載せたいくらいにはいいネタだと思うので、また後日記事にします)
車からみのぽんこつ柑橘エピソードはこちらから。
①It's NOT automatic.
詳しくは別記事にしますが、このお店には"24 hours key dropoff system"なるものが存在します。読んで字の如く、利用時間内なら返却はいつでもOKなのです。これめっちゃ便利。そして簡単。興味がある人はこちらの動画をどうぞ。日本から来た利用者さん向けに作ったものです。
この説明を普段は英語でしないといけないわけです。正直、覚えるまではしんどかったです。内容を覚えた上で、英語も覚えないといけないので。車絡みの単語って結構カタカナ語が浸透してるように見えて、実は通じなかったりするんですよ。ハンドル⇨wheelとか、ウインカー⇨indecatorとか。ほんと勘弁してくれ。
画像真ん中の黒いゲートを、パスコードを使って開けるわけなんですが、ゲート自体は自動では無いんです。だから、こんなふうに言ったりしてます。
お気づきでしょうか、みんなの脳みそを混沌へと叩き込む仮定法ですね。そのうち仮定法の気持ちも記事にしてみたいものです……。
書きたい記事リストを増やしてないで、この説明のレパートリーをご紹介しますね。
日本語の方がいい韻がふめてしまった笑。太字の英文は文法的にはツッコミどころ満載ですが、ここまで説明をしてきてるので、良いのです。新聞の見出しも情報量の薄い助詞なんかは省かれますよね。通じるので大丈夫です。
②Is a manual car okay?
1つ目が割と真面目な例になっちゃったので、ここからはぽんこつ丸出しで行きます。
これはもはや仕事中に限らずあちこちで使ってます。ウケ率はかなり高いです。「レンタカー屋で働いてるのに」というギャップがいいんでしょう。
"車は走ればOK"なケアンズでは、1990年台のマニュアル車なんかも現役で走ってたりします。このお店にも、4.5台はマニュアル車があって、ちょっと割引がかかります。運転できないひともいますからね。私とか。
これを書いている今日は、たまたま同僚が動かすの手伝ってといった2台ともがマニュアル車で、コントみたいなやりとりをしました。
セリフだけ追うとこの同僚がめっちゃ冷たく感じるかもしれませんが、Aussieジョークです。ちょっとイギリスの皮肉っぽさとか、ブラックジョーク感がありますよね。最初こそちょっと傷つきましたが、これが彼らのユーモアのセンスなんだとわかったのと、本当にいい人たちなので、私も負けじとThank you, Ms Useful!!とかふざけて返すようになりました。
(そもそもですが、マニュアル運転できないのに雇って重宝してくれてるわけなので、この人たち前世菩薩かよ、と思ってます。)
③Keep it as a memory??
さて、最後はブラックでもなんでもない軽口です。貸出前の傷の確認として、外装と走行距離の写真を撮影する必要があります。これは必須なので、2.3分はかかります。自分のスマホでも写真を撮る人もいれば、Trust you.と大して確認しない人まで、さまざまです。ここで私が大体使うのが、こちら。
Do you wanna come in?とか、Do you want to take a picture with this car?とか、レパートリーはいくつかありますが、ノリがいいお客さんだと、本当に車の前でポーズしてくれたりして楽しいんですよね笑。
これを見てケアンズでドライブがしたくなったあなたのために、クーポンコード付きの紹介ツイートも置いておきます。無料の観光案内からツアーの手配までやってるので、DMからお気軽にご相談ください!
【Postscript】
これを読んでくれた人はぼちぼちお気づきだと思いますが、切り返しのセンスとかは、もはや英語力ではありません。日本語でも私はこんな感じのしょーもないボケとか調子のいいことばかり言って人を笑かしてるので、それを英語でもやってるだけです。サムネの「ことはじめ」どこいった。
何を隠そう、お前は本当に埼玉県民なのか、と関西勢から言われる深谷生まれ深谷育ちなもので、根っからのおしゃべりなのです。埼玉県民にしては、と言う条件付きだとしても、世間から見ると「まあよう口の回る小娘」らしいです。知らんけど。
今でこそ新一万円札おじさんの出身地として大河ドラマの題材にもなり、若干の知名度を得た我が故郷ですが、翔んで埼玉のイメージと大差ないところです。人と牛とどっちが多いのか、とか、そんなレベル。
ね、こんなしょーもないことばっかり言ってるわけです。
そんなわけで、次回はユーモア編その②と言うことで、仕事以外での私のしょーもないおしゃべりを赤裸々公開しようかなと思います。お楽しみに!
Thank you for reading.
Hope to see you soon!