【PONGLISH! #012】"toss gently" 和食の繊細な「和える」、英語ではこう表現! / 英語×レシピ編
Hello Japan from Australia!
ケアンズからお送りしています、ゆずぽんの「学び直し英会話フレーズ100!」
今回は「英語×レシピ編」として、料理本やレシピで使われる英語表現をご紹介していきます。私が料理に興味を持ったのではありません。
「英語学習は好きなことから!」をモットーに、英語の個別コーチングをしているのですが、生徒さんの一人がレシピ本に取り組んでいたため、なんちゃってコラボとして始めたのがこのRecipe Editionです。
『塾講師10年の知識』と『現地での実体験』を組み合わせ、お料理の即戦力になるフレーズをお届けしますので、お楽しみに!
【Cultural Bites】と題して、【Today's Phrase】に関連した日本と西洋の食文化の違いや、日本独特な食文化の英語表現なんかも解説していきます🍚
Let's enjoy Ponglish!
【Review】
前回は"mix"について学びましたね。
音楽、色、文化など、様々な分野で使われる「混ぜる」の基本表現でした。
今回は逆に日本の伝統的な混ぜ方、「和える」を英語でどう表現するか見ていきます!
【Today's Phrase】
"toss spinach gently"
ほうれん草を優しく和える
実は英語の"toss"は「投げる」という意味が基本なのに、和食の繊細な「和える」を表現するのによく使われる言葉なんです!
使用例:
A: "My gomaae is always too watery."
B: "Try to toss the spinach more gently after squeezing out the water."
A: 私の胡麻和え、いつも水っぽくなっちゃうの。
B: 水気を絞った後、もっと優しく和えてみて
実際のレシピより:
"Toss the blanched spinach gently with sesame sauce until well coated."
(茹でたほうれん草を胡麻ソースで優しく包むように和え合わせます)
【Aha! Moments】
この"toss"という単語、日本人にはバレーボールの「トス」や、コイントスでお馴染みですね。
でも、知ってると逆に疑問に思うかも。
あれ、じゃあトスって"投げ"てね?
実際、tossはもともとこんな意味です。
上向きに軽く投げる
優しく放り投げる という、比較的柔らかいイメージの「投げる」
この「投げ方」の違いは、"throw"(投げる)と比べると分かりやすいかもしれません。
throw:バスケのフリースロー、サッカーのスローイング → 力強く、遠くへ
toss:コイントス、バレーのトス → 軽やかに、近くへ
ただですね、皆様ご安心を!料理で"toss the spinach"する時は、 ほうれん草を空に投げる必要はありません😅 ボウルの中で優しく和えるだけでOKです!
この「優しく、軽やか」というイメージが、 和食の「和える」という繊細な技法の表現に使われるようになったようです。擬音語にするなら「ぽふっ」とか、そんな感じ。あくまでも私のイメージですが。
特にほうれん草の胡麻和えのような、 デリケートな野菜を扱う時によく使われるそうですよ。
【Cultural Bites ~和と洋の食文化~】
日本語の「和える」を少しじっくり考えてみましょう。
この動作は、漢字からもわかるように、材料同士を「なじませ」たり、調味料と「馴染ませる」 という、素材の調和を重視する言葉。
一方、英語では動作の方に注目します。
toss(軽く投げ入れる)
dress(まとわせる)
coat(覆う)
などを使って、「どのように調味料を加えるか」を表現します。
でも、英語にもちゃんと素材の調和を表す表現はありますよ。
blend in(溶け合う)
incorporate(一体化する)
marry(調和する)
でも、日本語の「馴染む」が持つ「自然な調和」「時間をかけた一体化」「素材それぞれの良さを活かす」 という繊細なニュアンスまでは 表現しきれないかもしれません。
西洋の料理って、ハーブとか調味料で全部「隠す」ように感じることがあります。
だからこそ、和食レシピでは
"let the flavors blend"
風味を混じり合わせる
"allow ingredients to incorporate"
材料全体を一体化させる
のように、「時間をかける」という 補足説明が加えられることが多いんです。
これは私も知りませんでしたが、最近では"aemono"(和え物)という 日本語がそのまま使われることも。 和食文化への理解が深まるにつれ、 この独特の調理概念も 広く知られるようになってきているんですね。
【Let's Try!】
では、練習問題にチャレンジしてみましょう!
①茹でたほうれん草を胡麻ソースと和える
"( ) the blanched spinach ( ) with sesame sauce."
②A: My spinach gomaae always breaks apart.
B: "Try to ( ) more ( ). It's not about mixing, but letting them blend."
A:私の胡麻和え、いつもほうれん草がバラバラになっちゃうの。
B:もっと優しく和えてみて。混ぜるというより、なじませることが大切だよ
③和え物の作り方を説明
"( ) the vegetables ( ) and let them ( ) for a few minutes."
(野菜を優しく和えて、数分なじませてください)
ヒント:③は"toss"と"blend"を使って、和えてなじませる工程を表現してみましょう!
【Answer】
①"Toss the blanched spinach gently with sesame sauce."
優しく和えることを強調する表現ですね。
②A: My spinach gomaae always breaks apart.
B: "Try to toss more gently. It's not about mixing, but letting them blend." 和え物は混ぜるというより、素材となじませることが大切です。
③"Toss the vegetables gently and let them blend for a few minutes." 和えた後、味をなじませる時間を設けるのが和え物のコツですね。
今日のフレーズで、日本の繊細な調理法「和える」を英語で表現できるようになりました!
💡 あなたの好きな和え物は何ですか?英語で説明してみましょう!
また和食レシピを英語で持っている人、どんな表現が使われていたかぜひコメント欄で教えてください!
【PONGLISH! 更新中!】
✔ フォロー&いいねで応援よろしくお願いします
✔ 次回もお楽しみに!
📝 料理×英語学習の素敵なコンテンツ
このシリーズは、実は私の英語コーチングの生徒さんが投稿している「Today's learning」から着想を得ています。
@iamsasanqua さんのインスタグラムアカウントでは、日々の料理から学ぶ英語表現を素敵な写真と共に紹介されています。
ぜひチェックしてみてください👩🍳✨
https://www.instagram.com/iamsasanqua?utm_source=ig_web_button_share_sheet&igsh=ZDNlZDc0MzIxNw==
▼好きなこと✖️英語学習じゃなきゃ続かない!
せっかく英語学習してるのに、「英語はやっぱりわからない」を確認しちゃってませんか? Chat GPTを駆使して、「好きなこと、好きなキャラ(!?)と学べるゆずぽん式AI英語学習法」を作成しました。
オープンチャットへの参加で無料で手に入ります🔥
全て好きな話題を使い、4技能全部を1つのルーティンで鍛えられるよう組み立てあります。プロンプトも穴埋め式のテンプレで完備。
英語勉強なんて楽しくない
挑戦してみたけど続かなかった
思い込みを壊すのが特技の私が、苦手意識をぶち壊したい方のために作りました。
オープンチャット「English リベンジャーズ」
https://line.me/ti/g2/7EwlnfVC_sOVC5XwcdRMU2yWlWjK8MdAwIBiNg?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default
▼ SNSでも毎日英語のヒントを配信中
note:https://note.com/ponglish_in_aus
Instagram:https://www.instagram.com/rebellious1124/
YouTube:https://www.youtube.com/@cairsen1000
TikTok:https://www.tiktok.com/@yuzuponglish
Today's lesson is over. Thank you for reading! Let's toss around more cooking phrases next time! Have a happy day with Ponglish٩( ᐛ )و