【PONGLISH! #008】 "whip"なぜ「鞭打つ」が「泡立てる」に?/ 英語×レシピ編
Hello Japan from Australia!
ケアンズからお送りしています、ゆずぽんの「学び直し英会話フレーズ100!」
今回は「英語×レシピ編」として、料理本やレシピで使われる英語表現をご紹介していきます。私が料理に興味を持ったのではありません。
「英語学習は好きなことから!」をモットーに、英語の個別コーチングをしているのですが、生徒さんの一人がレシピ本に取り組んでいたため、なんちゃってコラボとして始めたのがこのRecipe Editionです。
『塾講師10年の知識』と『現地での実体験』を組み合わせ、お料理の即戦力になるフレーズをお届けしますので、お楽しみに!
【Cultural Bites】と題して、【Today's Phrase】に関連した日本と西洋の食文化の違いや、日本独特な食文化の英語表現なんかも解説していきます🍚
Let's enjoy Ponglish!
【Review】
前回は"whisk"について学びましたね。
泡立て器という道具の名前が、「サッと混ぜる」という動作を表す動詞になったんでしたよ。
今回は、もっと激しい混ぜ方を表す表現を見ていきます!
【Today's Phrase】
"whip the cream"
生クリームを泡立てる
ホイップクリームの「ホイップ」ですね。whatを「ホワット」と書く頃の残りなんでしょう。
でも、クリームやメレンゲを作る時によく見かけるこの表現、実は「鞭を打つ」という意味から来ているんです!
ウィップが「鞭」だと知ってる人も多いかもしれません。
使用例:
A: "How long should I whip this cream?"
B: "Until soft peaks form."
A: このクリーム、どのくらい泡立てればいい?
B: 柔らかくツノが立つまでだね。
日本語では「ツノが立つまで」って言いますよね!?他の言い方もぜひ教えて欲しいですが、英語ではpeakっていうのは今回初めて知りました。
この文ではformは動詞ですね。soft peaksが主語です。
実際のレシピではこんな感じ。
"Whip the cream until stiff peaks form, but be careful not to over-whip."
(固いピークができるまでクリームを泡立てますが、泡立てすぎに注意)
over+動詞の組み合わせで、「〇〇しすぎ」にできるので便利です。
ちょっと詳しい説明はこちらからどうぞ。
【Aha! Moments】
"whip"という動詞、元々は「鞭で打つ」という意味。
でも、なぜそれが「泡立てる」になったのでしょう?
共通点は思い浮かびますか?
実は、クリームを激しく泡立てる動作が:
鞭を振るう動き
パシッパシッという音
素早い繰り返しの動作
に似ていることから、この表現が生まれたんです!
パティシエなど、プロのクリームの泡立てを見ると、本当に激しく、そして正確にカシャカシャと、なんならガシャガシャくらいにwhiskを動かしていますよね。
だから:
whisk(泡立て器でサッと混ぜる)
whip(鞭を打つように、より激しく泡立てる) という使い分けができます。
特に:
whipped cream(ホイップクリーム)
over-whipped(泡立てすぎ)
under-whipped(泡立て不足) といった表現でよく使われます。
英語でのホイップクリームがwhip"ped"と過去分詞になるのは、フライドチキンと同じです。詳しく知りたい方がいたらコメントくれたら嬉しくて解説記事書くと思います笑。
【Cultural Bites ~和と洋の食文化~】
実は、泡を立てる調理法は和食にもありました:
卵白を箸で泡立てる(お吸い物の上澄みなど)
抹茶を茶筅で点てる など。
でも、日本の「泡立て」はもっと泡が細かくて硬くないですよね。
メレンゲやホイップクリームのような 「しっかりとした泡」を作る調理法は、 西洋からの影響なんです。
だから日本語でも:
「泡立てる」(一般的な表現)
「ホイップする」(外来語)
両方の表現が使われています。
【Let's Try!】
では、練習問題にチャレンジしてみましょう!
①生クリームを泡立ててください
"Please ( ) the cream."
②A: The cream looks too runny.
B: "You need to ( ) it ( ) stiff peaks form."
A: クリームがゆるすぎるみたい。
B: 固いピークができるまで泡立てないと
③菓子作りのコツを説明
"Don't ( ) the cream too much, or it will turn into butter!"
(クリームを泡立てすぎないで。バターになっちゃうよ!)
ヒント:②は"whip ~ until"の形を使ってみましょう!
【Answer】
①"Please whip the cream."
基本的な指示の仕方ですね。
②A: The cream looks too runny.
B: "You need to whip it until stiff peaks form."
"until 〜"で、目標とする状態を説明できます。
③"Don't whip the cream too much, or it will turn into butter!"
失敗例を説明する時にも使えます。
whipし過ぎると本当にバターになっちゃうんです!
今日のフレーズで、ケーキ作りやデザート作りの指示がより正確にできるようになりましたね!
💡 "whip"が料理以外で使われている例、見つけましたか?
コメント欄で教えてください!
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📝 料理×英語学習の素敵なコンテンツ
このシリーズは、実は私の英語コーチングの生徒さんが投稿している「Today's learning」から着想を得ています。
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Today's lesson is over. Thank you for reading! Whip up your English skills and see you tomorrow! Have a happy day with Ponglish٩( ᐛ )و