【PONGLISH! #006】"dress"サラダにドレスを着せる? / 英語×レシピ編
Hello Japan from Australia!
ケアンズからお送りしています、ゆずぽんの「学び直し英会話フレーズ100!」
今回は「英語×レシピ編」として、料理本やレシピで使われる英語表現をご紹介していきます。私が料理に興味を持ったのではありません。
「英語学習は好きなことから!」をモットーに、英語の個別コーチングをしているのですが、生徒さんの一人がレシピ本に取り組んでいたため、なんちゃってコラボとして始めたのがこのRecipe Editionです。
『塾講師10年の知識』と『現地での実体験』を組み合わせ、お料理の即戦力になるフレーズをお届けしますので、お楽しみに!
今回から、【Cultural Bites】と題して、【Today's Phrase】に関連した日本と西洋の食文化の違いや、日本独特な食文化の英語表現なんかも解説していきます🍚
Let's enjoy Ponglish!
【Review】
前回は"season"を学びましたね。
調味料を表す言葉が、そのまま「味付けをする」という動詞になるんでした。
今日も、意外な名詞が調味料の動詞になる表現を見ていきます!
【Today's Phrase】
"dress the salad"
サラダにドレッシングをかける
「ドレッシング」という言葉、普段何気なく使っていますが、実は「dress(服を着せる)」から来ているんです!
英語で書いてみると納得ですよね。
dressing。ing系やん。
なぜドレスなのかは、後半の【Aha! Moments】でも詳しくお話しします。seasonよりは納得のいく繋がりが見える、はず!笑
使用例を見ていきましょう。
A: "The salad looks a bit plain."
B: "I haven't dressed it yet. Let me add some olive oil and vinegar." A: サラダ、ちょっと地味そうだね。
B: まだドレッシングかけてないから。オリーブオイルとお酢を足すね
地味そう(plain)ってのも便利表現ですね!日本語で「プレーン」というと、ヨーグルトなどの無糖を思い浮かべますが、英語でのplainは「味気ない」など、ちょっぴりネガティブな文脈で使われがちなんです。面白みがない、とか。それにしてもAさん失礼だな。
実際のレシピでは、こんな風に使われています
"Dress the salad right before serving."
(サラダは提供直前にドレッシングをかける)
【Aha! Moments】
なぜサラダに「服を着せる」んでしょう?
もしかしたら、そもそもdressが動詞として使えることもAha!だった人もいるかもしれませんね。
実は「dress」には:
人に服を着せる
物を装飾する
見た目を整える
という意味があります。
サラダに「ドレッシングを掛ける」というのは、まさに:
野菜に「装いを整えさせる」
味と見た目の「着飾り」をする というイメージなんです!
その「お野菜を着飾る」というイメージから、こんな表現が出てきます。
dress the salad(サラダにドレッシングをかける)
salad dressing(サラダの装い=ドレッシング)
well-dressed salad(ドレッシングが良くなじんだサラダ)
他にも、
dress a shop window(店のショーウィンドウを飾る)
のように、dressは服に拘らずに「飾る」というニュアンスでも使えるんですね。日本語脳で考えてる限り出てこないdressの使い方です。
さらに、「それ、飾ってなくね…?」と思う面白い使い方もありますよ。
dress a wound(傷に薬を塗る)
dress a burn(火傷の手当てをする)
このように、医療分野では「手当てをする」という意味でも使われます。 またちょっと違ったニュアンスになるんですね。
ちなみに、医療分野での「ドレッシング」は何のことだと思いますか…?
答えはこちらの記事へ!
【Cultural Bites ~和と洋の食文化~】
そもそも、サラダやドレッシングという単語自体が外来語ですよね。
じゃあ、サラダという単語を知る前の日本人は、これをなんと呼んでいたのでしょう?
実は、そもそも日本には生野菜に別で調味料をかけて食べる文化はなかったようです。
日本の伝統的な生野菜の調理法は
和え物:材料と調味料を優しく「なじませる」
浅漬け:塩もみや漬物として
薬味:付け合わせとして
基本何かと混ぜてるんですね。
一方で、西洋のサラダカルチャー は、
生野菜を主役として、ドレッシングで「着飾らせる」、そして一皿の料理として確立する
こんな違いがありました。
だから「dress the salad」は、 まさに西洋料理の文化を体現した表現とも言えるんです!訳せるわけないですね。そもそも代替物が日本にないので。
現代では両方の文化が融合して、 和風ドレッシング、 大根サラダ、サラダうどん など、新しい食文化も生まれていますね。
【Let's Try!】
では、練習問題にチャレンジしてみましょう!
①サラダにドレッシングをかけてください
"Please ( ) the salad."
②A: Is the salad ready?
B: "Not yet. I need to ( ) it ( ) olive oil and herbs."
A: サラダできてる?
B:まだ。オリーブオイルとハーブで味付けしないと。
③料理のコツを説明(提供のタイミング)
"Don't ( ) your salad too early, or it will become soggy."
(サラダのドレッシングはあまり早くかけないで。しんなりしちゃうから)
ヒント:②は"dress ~ with..."の形を使ってみましょう!
【Answer】
おつかれさまでした!それでは、解答例を見てみましょう。
①"Please dress the salad."
基本的な指示の仕方ですね。
②A: Is the salad ready?
B: "Not yet. I need to dress it with olive oil and herbs."
"with"を使って、何でドレッシングするかを説明できます。
③"Don't dress your salad too early, or it will become soggy."
サラダのコツを説明する時にも使える便利な表現です。
今日のフレーズで、「ドレッシング」の語源と共に、より自然な料理の指示ができるようになりましたね!
💡 "dress"が「着せる」以外の意味で使われている例、見つけたことはありますか? コメント欄で教えてください!
さて、次回からは「混ぜ方」の様々な表現を見ていきますよ!
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このシリーズは、実は私の英語コーチングの生徒さんが投稿している「Today's learning」から着想を得ています。
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Today's lesson is over. Thank you for reading! Time to dress up our English with more cooking phrases! Have a happy day with Ponglish٩( ᐛ )و