強者男性の結婚生活が破綻する3つの原因
ツイッターで毎日のように話題に上がる弱者男性の対極に位置する男たちがいる。それが強者男性たちだ。
彼らは生まれ持った高い頭脳と体力、恵まれた容姿や体格を持ち、学生時代から常に集団の中で輝いてきたエリートたちだ。本人の能力はもちろん、太い実家からの助力もあり、受験や就職でもつまずくことなく階段を駆け上がっていく。
そんな彼らは当然女性からの人気も抜群であり、多くの強者男性は一部の極端な遊び人を除いてみな20代のうちに素敵な女性と巡り合い結婚していく。非モテ男子たちがなかなか結婚の糸口を見つけられないまま30代になり、慌てて婚活サービスに登録したりアプリやSNSで何とか彼女を作ろうと努力している頃に、強者男性たちは家族旅行を楽しんでいるのである。
強者男性たちは高い学歴や優れたルックス、無尽蔵の体力と高い自己肯定感からくるリーダーシップで就職後も順調に職場での出世コースを走っていく。まさに順風満帆の人生だ。足を引っ張る親族もない。まさに完全無欠な強者男性たちの人生には、突発的な健康問題や事故を除いて障害はないように思える。
しかし、そんな強者男性たちが唯一つまづきがちなことがある。それが"結婚生活"だ。
強者男性は誰もがうらやむ年収や肩書、そして美しい妻を持ちながらも、離婚してしまうことが思いのほか多いのである。
もちろん貧困にあえぐ家庭よりは離婚率はましであるが、そこそこの中流の既婚男子よりも、なぜかハイスペック既婚男性は離婚しやすいのである。なぜ強者男性はこれだけ優れたスペックと誰もが嫉妬する女性と家庭を築きながら、その幸福を壊してしまうのであろうか?その原因は大きく分けて3つある。
まず1つ目が「モテすぎる」ことだ。
強者男性は若いころはルックスで、年老いてからはその肩書や権力、お金の力で途切れることなくモテ続ける。
ちょうど今も先日の選挙で大勝した国民民主の代表である玉木議員が、元アイドルとの不倫を週刊誌にスクープされ、謝罪会見を開く羽目になっている。55歳の年齢で多忙な政党の代表を務めながら39歳の元アイドルと不倫をするその体力とモテ力はさすがと言わざるを得ない。玉木議員も東大法学部卒、十種競技でも結果を残していたという、絵に描いたような強者男性の一人だった。
強者男性は独身時代から引く手あまたであるが、既婚者になるとさらにブーストがかかってモテるようになりがちだ。強者男性の多くは当然そのスペックに見合った美人で学歴や家柄の良い女性と結婚することが多い。
女性社会でカーストの高い美人でハイスペックな女性を射止めた男性は、女性たちから見ると「あんな凄い女性から好かれるなんて、きっと外見や肩書年収以上に内面も素敵な男性に違いない」と高い評価を受け、よりモテるようになってしまうのである。
それまで非モテ扱いされていたお笑い芸人が、美人な女優と結婚するや否や急に女性たちから「あの芸人は非モテとか言われてたけど凄いって前から私は思っていた」と言われ、急にモテる男の仲間入りを果たすアレが起きるのだ。
もともとイケメンではなかったお笑い芸人ですらあの扱いの変わりっぷりなのだから、もともと優れた外見の強者男性がハイスペック女性と結婚したらどうなるのか、火を見るより明らかである。
それまで以上に自分さえ望めばいくらでも新しい女性と関係を持つことができる。強者男性の結婚生活は常に理性との戦いを強いられるのである。
すでに自分は既婚者で妻や子供がいると頭ではわかっていても、仕事で若い異性と仲良くなり、相手もまんざらではないとわかるとつい下半身に意識を持っていかれてしまう。その結果待っているのが家庭内不和、離婚なのだ。
当然彼らはいくらでも新しい異性の選択肢があるため、つい妻と喧嘩して相手のダメなところが見えると、「話し合いとかめんどくさいので離婚して別の女と結婚すればいいか」と、離婚の選択肢が頭にすぐに浮かんできてしまうのである。
さらに、モテる男女ほど結婚までに沢山の異性と交際経験を持っている。つまり、今目の前にいる配偶者のライバル、比較対象となるストックが沢山記憶の中に存在しているのである。
アメリカの研究によれば、沢山の異性と付き合えば付き合うほど、結婚後の幸福度は低下するとの結果が出ている。これはまさに、過去の交際相手と今の配偶者を比較し、後悔してしまっていることを示している。
モテる強者男性は結婚後も妻に不満を感じやすく、また不倫するハードルが低い。異性関係でヤラかす可能性が高いのもうなずける。
そして強者男性の家庭が崩壊しやすい2つ目の要因が……
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