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この世は金と知恵

本日はこちらのニュース。

若手研究者が自由な発想で研究できる環境を整えようと、国内の科学技術の若手研究者700人を選んで、1人当たり7年間で最大5000万円の研究費を支給する新たな国の事業の公募が今月から始まりました。

研究者を長期的に支援しましょう!といった感じ。

日本は欧米や中国に比べて研究力が低下しているとされることから、若手研究者が自由な発想で研究できる環境を整えるため、文部科学省はおよそ500億円の基金を設立して新たな事業を行うことになりました。

日本の論文数って減っているんですよね。

世界での地位を落としてしまっている現状。

研究にかけるお金の推移を見てみますと

主要国の研究開発費(兆円)の推移

主要国の研究開発費(兆円)の推移(http://mtdata.jp/data_62.html#kenkyuより)

中国が物凄い伸びを見せております。

欧米も継続的に伸ばしています。

しかし日本は…。伸びてなくはないのですが、ほぼ横ばい。

それでは論文もどんどんと減ってしまうよなぁと思います。

私は文系なので全く研究というものが分かっていないのですが、「お金」は一つ重要な要素になってくると思います。

研究費というのも投資と思いますので、もちろん不発に終わることもあると思います。でも、不発だったというデータも重要なんじゃないかと素人ながら思ったりするわけです。その研究があったから次は他の方法で違う人が試すというような。

「効率」と「結果」だけを求めて無駄な物をどんどんとカットしていった結果、多くの貧困層が生まれ、格差が拡大し、経済が停滞したわけです。

経済成長率が低いのだから政府が積極的にお金を使っていかないといけない。

それは「効率」と「結果」だけを求める使い方ではいけません。

研究者として食べていける人を増やしていくことが大切ではないかと思います。

頭のいい人は少額の研究費でも結果を出すかもしれないし、巨額の研究費を積むことで才能が開花する研究者がいるかもしれない。

国に財政的予算制約がなく、経済成長率が停滞しているうちは選別などせず、どんどんとお金をつぎ込んでいけばいいのではないかなぁとざっくり思ってます。

それによって私たちの生活が豊かになるような発見もきっとあるでしょうし。

研究者が研究しやすい環境整備が進むことを祈ります。

いただいたサポートは就職活動の交通費などに充てようと思っています。