2024/08/15(木) 終戦の日
病院勤務の時は、患者さんと話す時に自分自身が暦のこととか回想とかあまり意識していなかったこともあるし、担当している中にすごく話せる患者さんがあまりいなかったこともあったのだけど、今日は施設勤務になって初めての8月15日で、認知症の利用者さんからそれぞれの戦争体験をたくさん聞いた。
終戦と聞いて「うれしかった」と言っていた人もいたし、「日本が勝ってると思ってたから悲しかった」と言っている人もいた。
私が生まれて今も住んでいるこの地域は、空襲は無かったけどB29は飛んできてたし空襲警報もあったそう。
大阪や岡山、松山で生まれ育った人たちは、空襲に遭って、すぐ近くに焼夷弾が落ちてこわかったよと言っていた。
学徒動員で軍需工場に動員されて女学校にはほとんど行けなかったという人もいた。
終戦のあと、兵隊に行ったお父さんの安否がわからず、お骨も無いけどお葬式をしないとねと親戚で集まって話していた時に、舞鶴港に復員したからもうすぐ帰ると知らせがきて、夢かと思うくらい嬉しかったという、ドラマみたいな話をしてくれた人もいた。
私の亡くなった祖母は戦争のことはあまり話したがらず、明石か神戸で空襲があった時に南の方の空が真っ赤で怖かったということぐらいしか聞いたことがなかったので、今日の記録に。