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モノクロ写真との出会い 薗部 澄
モノクロ写真に関心を持つようになったきっかけはひょんなことだった。
江東区の飲み屋で知り合った70代の習字の先生と意気投合し、後日、その先生に上野アメ横の居酒屋に連れて行ってもらった。
そこで飲んでいたときにカウンターに置いてあったのが、これ。
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2008年に東京ステーションギャラリーで開催された「昭和を白黒(モノクロ)で旅する薗部澄写真展」の図録。
写真家薗部澄さん(1921-1996)が、東京をはじめ、北は青森から南は大分まで地方を行脚して昭和30年代の日本を撮影された写真が展示された写真展。図録には、青っ洟垂らした男の子や、野っぱらで笑顔で遊ぶ子供たち、そして日本の原風景とも言える農村での農作業の風景等、ついつい飲む手が止まり図録に見入ってしまった。気に入ったので、後日ネットのフリマでこの図録を購入した。
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最近、GRⅢを購入して写真熱が再燃してきたので、本棚から取り出して眺めていたら、薗部さんの作品をもっと見たいと思い、地元の図書館で写真集を3冊借りてきた。ページを1枚1枚めくり、素晴らしい写真に関心すると同時に、どうしたらこんな写真を撮れるんだと頭を巡らせてしまう。昭和30年代にこんなきれいな写真が撮れるのも、当時は当時で名機と呼ばれるカメラがあったんだろうけど、それ以上に当時の日本人の生活の様子や表情がとてもよく伝わってくる写真ばかり。
図書館から借りた3冊のうち、購入して手元に置いておきたい本があり、そのうちの一冊がこちら。
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プライバシーや肖像権の問題があるので、今ではこういう写真は撮れないのかと思いつつも、こんな写真を撮りたいと思うばかり。