下地がなくても、壁にものを固定できる?~間柱を下地として利用する方法~
下地という概念を知らなかったころ、壁掛けのテレビに憧れて、下地が入っていないのにもかかわらず、壁にテレビを設置したら、10分で落下し、TVが大破しました・・。
どーも、Ponchaです(‘ω’)
お部屋にちょっとしたスペースに棚板やハンガーパイプなどを設置したいと思った方は多いのではないでしょうか?
だけど、棚とか設置するには下地が必要とか言うし・・。
下地がそもそも入っているかとかわからないし・・。
と悩まれている方も多いはず!
ということで、今回は
下地がなくても、壁にものを固定できる?
というテーマで詳しくお話ししたいと思います。
どうやったら下地が入っているのか確認できるのか?
入っていなくても棚板って取り付けられるのか?
その辺についてご説明したいと思います!
自身が運営しているブログをそのまま転記しております!
今回はこちらの記事
https://ponchablog.com/2024/01/30/%e4%b8%8b%e5%9c%b0%e3%81%8c%e3%81%aa%e3%81%8f%e3%81%a6%e3%82%82%e3%80%81%e5%a3%81%e3%81%ab%e3%82%82%e3%81%ae%e3%82%92%e5%9b%ba%e5%ae%9a%e3%81%a7%e3%81%8d%e3%82%8b%ef%bc%9f%ef%bd%9e%e9%96%93%e6%9f%b1/
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壁に物を固定する時の下地って何?
壁に物を設置する際、下地が必要!!
と言われることがあると思いますが、そもそも下地が何か?
わからない方もいると思います。
壁にものを固定するためには、
釘やビスが固定できるような箇所でなければいけません。
しかし多くの壁には石膏ボードが利用されており、この石膏ボードは下地としては使えません。
石膏ボードは、耐火性があり・施工性が良く・そして安価。
すべての建物にの壁に利用されていると言っても過言ではないぐらい、優れた建材です。
ただ、石膏ボードというのは、簡単にいうと
石膏を固め、両面を紙で覆ったものです。
そのため、画鋲で紙を止める程度であれば固定できますが、
数キロあるものを固定しようとすると、ボード側がその重さに耐えられません。
さらに、粉を水で固めているだけなので、そもそもビスがきかないんですね・・。
では、壁に物を固定したい場合はどうすればよいのか?
多くの場合は、
・合板(ベニヤ)
・鉄板
等をボードの代わり、もしくはボードの裏側に貼っています。
合板(ベニヤ)や鉄板であれば、ビスや釘にて重量物を設置しても、しっかり固定できるため、落下の心配が極めて少ないです。
・エアコンを設置する
・ハンガーパイプを設置する
・家具を設置する
上記場所には、しっかり重量物が固定ができ、落下しないよう、合板や鉄板といった下地材がはいっています。
下地があるかってどうやったらわかるのか?
壁に何かを設置するには、下地が必要ということはわかりました!
では、下地が入っているかどうかってどうやって判断すればよいのか?
まず大前提として下地があるかどうかの判断は、見た目ではまずわかりません。
・・・。
おいおい、そしたら何か壁に設置したい場合、どうすればいいの!って話ですよね!
基本的には、下記のような内容で判断します!
①図面で判断
②叩いて判断
③下地チェッカーで判断
上記方法がありますが、現実的なところで言うと③の方法になるかと思います!
一応それぞれの判断方法をお伝えします!
①図面で判断
もし新築時の図面があれば、図面で判断することができます。
新築時の平面詳細図と呼ばれる図面があれば、お部屋内のどの位置に下地をどのくらいのサイズを入れているか記載されています。
ただ、多くの場合、平面詳細図を持っていない方が多いので、正直あまり現実的ではないかと思います。
もし、平面詳細図があったとしても、一度リフォームなどをしていると下地や仕上げも異なってしまっているので、信ぴょう性がなくなってしまいます。
②叩いて判断
熟年の職人さんだと叩いてなんとなく音の違いなどで判断できる方がいます!
ただ、博打過ぎて危険です・・。
私もいろんな現場を何百回叩いたりしましたが、未だに全く分かりません(笑)
よく下地入っているか叩いて確認しようする人いますが、大体わからないで終わりますね。
叩いて判断は一番現実的ではないので注意しましょう!
③下地チェッカーで判断
下地チェッカーとは
壁に下地チェッカーを当てて、押し込むと小さな針が出る仕組みになっており、
ボードであれば、針が貫通します。
合板などの下地が入っていると、硬くて針が貫通しません。
それによって壁がボードなのか、合板なのかを判断することができます!
上記のようなものです!
この下地チェッカーは大変便利です。
お部屋にちょっとした重量物を壁に取り付けたい場合は、この下地チェッカーを利用して、取り付けたい壁に下地が入っているかを判断することができます。
リフォーム業界では、皆さん当たり前のように所有しています。
しかも針が細いため、一度刺してもどこを刺したのかわからないぐらい小さい穴です。
下地がなかった場合はどうすればよい?
では、下地がなかった場合はどうすればよいのか?
一番手っ取り早いのは、
下地を入れる工事をする!
になります。
聞いている限り、簡単そうにできそうな感じですが、実際は結構大変なんです。
・下地を入れる箇所の位置と間柱の確認
・既存のボード撤去
・下地を入れる
・壁紙補修
上記工程が必要です。
下地を入れるだけでも、大工さん、内装屋さんが必要となります。
たとえどんなに下地を入れるサイズがちょこっとだったとしても、異なった業者さんにお願いするので、人工だけで数万円かかってしまいます。
下地を入れる工事自体はできますが、費用が想像以上にかかってしまうので、多くの方が、そこまでして下地を入れる必要あるかな~と悩んでしまいます。
ボードの裏の間柱を利用する
合板などの下地がない場合は、数万かけて下地工事を行うか悩ましいですよね。
実はそれ以外の方法でも下地を利用する方法があります。
それはボードの裏にある間柱を利用する方法です!
いまいちピンとこないですよね・・。
壁紙の下地である壁のボードたち。
このボードってどうやって固定されていると思いますか?
これらのボードは、間柱という呼ばれる木材や軽量鉄骨に固定しています。
間柱とは、柱と柱の間にある小さな柱で、壁を支えるためにあります。
基本的には300㎜~450㎜の間隔で間柱は立っています。
つまり、この間柱がある箇所にめがけてビスを打つことが出来れば、下地として役割を果たしてくれます。
下地センサーを使う
間柱を利用すると簡単に言ってみたものの、どうやってボードの裏側の間柱を探すのか?
これに関しては、
下地センサーという機械を利用して探すのが一番手っ取り早いです。
上記のような機械。
これを壁にかざすと、ボードの裏にある間柱に反応して、音が鳴ったり、光ったりします。
光った個所に、下地チェッカーを刺してみて、9㎜~12㎜(ボードの厚み)以上突き刺さらなければ、恐らくそこに下地がある!
ということになります。
間柱を下地する際の注意点
間柱を下地として利用することで、壁にものを取付することができます。
そうすることで、下地のやり替え工事をしなくて済み、費用を抑えることができます。
しかし、間柱を下地に利用する上で注意点がいくつかあります。
・取付箇所が限られる
・広い面積が必要となるものを設置するのは難しい
・必ず下地チェッカーで間柱があるか確認が必要
・配線が入っている可能性がある
上記に注意しましょう!
それぞれ詳細をご説明します!
・取付箇所が限られる
まず、間柱を利用する場合、取付箇所が制限されます。
というのも、間柱自体のサイズは
木材で3㎝~4.5㎝ほどの幅
軽量鉄骨で2㎝~4.5㎝ほどの幅
になります。
それが300㎜~450㎜程の間隔で入っています。
これが下地として利用できる場所です。
つまり、もし200㎜ぐらいの棚を支えるブラケットを設けたいとなっても、
棚を支えるブラケットの一つは設置できても、もう一つは最低でも300㎜以上の間隔が必要となってしまいます。
このように、間柱の間隔を考慮したうえで下地を利用する必要があります。
・広い面積必要となるものを設置するのは難しい
こちらも間柱の間隔が関係してきます!
間柱の間隔が300~450㎜の為、広い面積で固定する必要があるものは基本設置が難しいです。
例えば、
・エアコン
・壁掛けのテレビのブラケット
などです。
エアコンや壁掛けのテレビのブラケットを取り付ける場合、
そこそこ重量がある為、支えるプレートはビスで複数の個所を固定する必要があります。
そのため、間隔があいている間柱の箇所に目掛けて固定することは、ほぼほぼ難しいです。
エアコンや壁掛けのテレビのブラケットを設置する場合は、下地工事が基本必要になるので、注意しましょう!
・必ず下地チェッカーで間柱があるか確認が必要
下地センサーを使って間柱の位置が把握できても、必ず下地チェッカーにて間柱があるか確認しましょう!
下地センサーの精度は、そこそこ高いですが、それでも多少誤差があります。
下地チェッカーが確認をせずに、そのままビスを打ち込むと、間柱の位置が若干ズレており、ビスがきかなかった!
ということは、本当にあるあるです。
しかも一度ビスを打ってしまうと、壁にそこそこ目立つ穴があきます。
最終的にその箇所が隠れればいいのですが、隠れない箇所に穴が開いてしまったら、何のために下地センサーを使ったのかわからなくなります。
慎重すぎるかもしれませんが、見えない箇所に対してビスを打つというのはそのぐらいリスクがあります。
何度も確認したうえでビスを打つようにしましょう!
・配線が入っている可能性がある
一番気を付けた方が良いのが、壁内に入っている配線をビスで傷つけてしまうこと。
壁の中には、コンセント用の配線がいくつも張り巡らされています。
実際どこに配線されているか正直わかりません。
ビスを打ち間違えた時に、たまたま配線が当たってしまい、配線が切れてしまうことは結構あります。
そのとき、壁内でショートしてしまうだけでなく、感電してしまう可能性がある為、本当に注意した方が良いです。
間柱を利用するこういったリスクがある為、基本的には、職人さんにお願いすることをおススメします!
まとめ
いかがでしょうか?
今回は、
下地がなくても、壁にものを固定できる?
というテーマでお話しさせていただきました。
下地の探し方や、下地がなかった場合でも間柱を利用して設置する方法など、ご説明させていただきましたが、作業する時は基本職人さんにお願いするようにしてください!
DIYでもやれなくはないのですが、間違えたり失敗した時のリスクが正直大きすぎますね。
出来る限り、下地工事は行うようにして、どうしても費用を抑えたい場合は、リフォーム会社さんと相談して進めていくことをおススメします!
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営業マンの言葉をそのまま鵜呑みにしていませんか?
本当に正しい内容・情報なのかをしっかり判断する必要があります。
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