守破離について考えてみる。
今日は、壺中人事塾ではなく私の趣味である音楽(今日はピアノ演奏)について書いてみました。
どちらの演奏が良いのか葛藤
ピアノは、5歳から始めて大学の就活を始めるまで続けていました。両親や親戚も楽器をやったので自然な流れでピアノ教室に通いはじめ、年に1回の発表会に出るのが楽しくて、そのまま大学3年の冬頃まで続けていました。
小学校高学年の時に引っ越しをしてピアノ教室が変わったのですが、ピアノの先生の教え方のスタンスが違い戸惑ったことを覚えています。
率直に感じた疑問として、
前の先生はとにかくバイエルとかエチュードとか基礎を積み上げていかに正確に弾くかを重視するスタイル。一方、新しい先生は、音楽が表現する景色、色、形なんかを先生とレッスンでディスカッションしてイメージをつくり音にしていく練習。レッスンの進め方がまるで異なりました。
そして、「自分はどちらのスタンスでのぞめばいいのだろう?」とモヤモヤ考えていました。
守・破・離で考えてみる
いろいろ葛藤して、これって「守」の部分と、「破〜離」の部分なのかなぁと考えました。
そして、「守破離」の「守」の部分は必ず一回通ってからその先がある。
今思えば、ピアノの先生のスタンスというよりも、最初の基礎フェーズだったからこそバイエルでの特訓があって…という私自身の段階だったのかなと思いました。(それが、先生が変わったことで、先生のスタンスと勘違いをしてしまっていたかもと。)
そうしたら守破離について気になって、色々調べていたら、ライフハックさんという方のブログに辿り着きました。
【型とオリジナリティ(あるいは「他者の経験から学ぶ」)】
最初から表現を考えたいと思ったけど…
最後のフェーズである、演奏に自分のオリジナリティを加えたりする「味付け」のフェーズは楽しいし、ワクワクする…のですが、夢中になって我を忘れると大体失敗しています。ふと気づくとあらぬ方向に脱線してしまっていたり、ロジックが破綻しているような変な自由な解釈で最初から最後までの整合性が取れないような、中身があっちとこっちで矛盾しているような、近視眼的に捉えられた演奏が出来上がってしまうのです。
しっかりと作者の意図や音楽の理論の大前提を学び、それを排除せずその上に積み上げる「解釈」。これが大事なんだと改めて思いました。
ビジネスでも守破離を意識する
こちらにビジネスでの活用が細かくまとまっていて、守破離のルーツについて学ぶことができました。
守破離について千利休がルーツだったんですね…(恥ずかしながら言葉しか知らなかった)そして、私は「破」「離」を求められているイメージを持っていて勝手に勘違いしていました。本当の守破離は「守」を忘れるな、がメッセージなのだと気づきハッとしました。
これからも日々葛藤しながら、模索しながら一つ一つ内省して、持論を増やしていきたい、でもその中で「守」の理論となる部分も初心に帰って大事にして、そのうえで持論を持ちたい、と改めて思ったのでした。
今日はここまで。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
P.S.
沖縄に旅行に行っていました。
イタリアンフレンチシェフのオーナーさんと和食料理人の奥様が運営されているこのホテルがすごく素敵だったのでシェアします✨地元の食材を使ったこだわり料理を楽しみたい&すぐに海岸があって波の音を聞きながらゆったりビールやコーヒー片手に過ごしたい方におすすめです。
(連泊して、「ピザ食べたい!お寿司食べたい!」などリクエストしたら一緒にルーフテラスでシェフとおしゃべりしながら作ることも出来るとか。)
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