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『スキル獲得』系の副業をおすすめしない理由

副業、起業を考えてるときって「何かのスキルを身につけよう!」としがちだけど、僕はあまりおすすめしません。

なぜなら、スキル獲得系の副業ってめっちゃ難しいんですよ。

ライティングスキル、プログラミングスキル、動画編集スキル、デザインスキル、などなど。

スキル獲得系の副業ってこう言うのがありますよね。

で、たしかにこれらのスキルを身につけたら少しはお金は稼げるんだけどせいぜい月5万〜10万円くらいのもんです。

月10万円超えてたらかなり優秀、月30万超えてる人はめちゃめちゃやり手、月50万いく人はバケモンって感じ。

このようにスキルワークでお金を稼ぐのが難しい理由は、仕事の構造にあります。

そもそもスキルワークって前提として『下請け業者』なんですよね。

例えば、動画編集でお金を稼ごうと思ったら事業者から「うちの動画作ってよ」と依頼される必要があります。

依頼されるには、それなりの信頼度と実績が必要。

経営者や事業者は、自分が努力して売り上げたお金をさらに売上を上げるために使います。

なので、身銭を切って動画編集者に差し出して、さらに払った以上の利益を出すために動画編集の発注をするわけです。

つまり一般の買い物とは違い、もっとシビアな感覚でお金を支払われます。

それほどの信頼を得てお金をいただくにはプロとしてかなりの編集の腕前と信頼度が必要になります。

それも、星の数ほどいる動画編集者の中から名指しで指名してもらえるほどの腕前と信頼度です。

そこまでして勝ち取って、もらえる報酬は動画一本あたり数千円が基準の世界。

しかもちゃんと生活していくためには毎月毎月案件を獲得できる人脈力と影響力、営業力も必要になります。

よほど有名な人でもない限り、向こうから仕事の依頼がやってくることはあり得ないので自分で取りに行かないといけません。

会社に問い合わせて、悩みを聞いて、自分のできることをアピールして、他のフリーランスに勝てばやっと仕事がひとつ生まれる。

そんな世界なんです。

そう考えると相当な覚悟がないとスキルワークの世界で食っていくのって難しいんですよね。

僕のまわりにも動画編集者やデザイナーはいますが、その道で3年以上生き残ってる人は努力と熱量の次元が違います。

100万円以上払って最先端の技術を学んでたり、毎日試行錯誤しながらSNSで数100万再生される動画作りを研究してたり、そのレベルでやってる人以外はことごとく1〜2年以内に食いっぱぐれて会社員の道に戻っています。

僕の感覚だと、この道で生き残れる人って『超絶優秀過ぎて会社内で収まりきれなくなったスーパー会社員』なんですよ。

会社員としてはそこまで優秀じゃないけどスキルワークでフリーランスになって成功しましたって人は僕は今のところ会ったことない。

〇〇のスキルを獲得して稼ごう!🎵みたいなスクール広告がありますが、あまりおすすめはできません。

そのスクールが悪いと言うわけじゃないんです。

本当に実力の身につく素晴らしいスクールはたくさんあります。

が、そもそも『スキルを獲得して稼ぐ』という仕事の仕方自体が、誰でも活躍できるような安易なステージじゃないんです。

じゃあこれから副業や事業をしたい人は何をするのがいいのか?

それは一択です。

『自分の事業を作ること』しかありません。

自分の事業を作るとはつまり、世の中の人々の悩みを見つけてその悩みを解決してあげることで対価(お金)をいただくこと。

子供の頃お母さんの皿洗いを手伝って100円もらった経験のある方は多いんじゃないでしょうか。

まさに、それです。

それをもっと大きくやっていくだけ。

僕は20歳のころに開業したのですが、最初は「ダイエットをしたいけど何をしたらいいかわからない人の食事を添削して LINEで3ヶ月間痩せる食事法のアドバイスをしてあげる」ことでお金をいただいていました。

また、受験を頑張った経験もあったので「受験生のいるご家庭向けにオンライン家庭教師をして3ヶ月間で4万円いただく」というビジネスもやりました。

その結果、開業後2ヶ月半ではじめての収益化27万円を達成し、半年で月売上100万円を超えることとなりました。

それらを初めていま5年目になりますが、年収1000万円は一度も下回っていません。

でも僕は正直、動画編集もできないしデザインスキルも皆無だしプログラミングも触ったことすらありません。

スキルは何もないけど、悩んでる人を見つけて僕のできる価値提供をやったまで。

これが『ビジネスを作る』と言うことです。

そして逆に僕はスキルワーカーに仕事を発注しています。

オンライン家庭教師の教材作成をデザイナーに依頼したり、ホームページ作成をプログラマーに依頼したり、YouTube動画の編集を編集者に依頼したり、と言った具合です。

事業をつける人は「使う人間」、スキルワーカーは「使われる人間」なんですよね。

仕事はどれも人の役に立っていれば素晴らしいので上下も優劣もありませんが、事実として難易度や達成できる金額には大きな差があります。

ですので、本気で独立や副業を考えられてるのであれば、僕は自分で事業を作ることをおすすめしています。

スキルを獲得してココナラなどに登録すれば月5万くらいは行くかもしれません。が、安定はしませんしそれ以上の金額は見込めません。

月五万で十分満足な人はそれでいいでしょう。

しかし、生活を変えたい、人生を変えたい、挑戦がしたい方はぜひあなたのできることで事業を起こしてみてください。

「でも私には実績も特別な経歴もないんです。。。」

って人がよくいますが、全くなくても大丈夫です。

なぜなら、本当に何もないのであれば「めんどくさいことを代わりにやってあげる」ことでも事業は作れるからです。

皿洗いや掃除、エクセル、車の運転、事業者の経費の管理、お客様からの問い合わせ対応、などなど、誰でもやればできるけどめんどくさいからやりたくないことってたくさんあります。

それを代わりにやってあげるだけでもお金は稼げます。

僕はとあるインフルエンサーのTwitter文章を代わりに書いてあげる仕事をやったことがあります。

「めんどくさい」を肩代わりするだけなのでそゆなに技術は求められませんし、スキルも必要ありません。

なんとなく他の人の見様見真似でTwitterのつぶやきを作り、30万円ほど稼いでいた時期がありました。

それに、実際のところあなたは自分のできることや価値に気づいていないだけで、何も実績がなくて事業が作れないなんて人はいないんですよね。

僕はこのアカウントのフォロワーさん30名以上と実際に会って話したりしましたが、どんなに実績な経歴がない方でも必ず何かの事業を作れる価値を持っていました。

ただ、自分では当たり前過ぎてそれに気づけないんです。

車の運転で、揺れない落ち着いた運転が人よりできるってだけの会社員さんで年商600万の事業作れた人もいますからね。笑

なので諦めずにあなたの価値を探してみてください。

絶対に何かあるはずです。

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