ぽんの夢日記2025/02/14/06:08　力

俺は雑魚だ。

あいつらには敵わない。

チームの中で、いつも役立たずだった。

今回もそうだった。

皆が敵の主戦力と戦っている最中、俺は後方で支援物資の防衛。

防衛とは名ばかりの、ただの置物だ。


いつも通り、つったってるだけ。

こんな俺でいいのか？

情けない。


だが、何故か今日は違った。

敵の集団が自分の所に来たのだ。

こんな事は初めてだ。


どうすればいい？

実戦など経験したことがない。


だが、やるしかない。

そう思って、見よう見まねに力を使った。

うまくいかない。

所詮、才能が違う。

あいつらのようにはいかない。

それでも、がむしゃらに力を振るった。

上手くはいかない。

見た目もひどい。

だが、力は、ちゃんと自分にもあった。

俺にも力はあるのだ。

小さい。

未熟。

不器用。

だが、力は俺にもあった。

雑魚は雑魚だ。

あいつらには敵わない。

それでも、力はあるのだ。

あることを理解した。



私は、自分の役目を果たす事が出来た。

今は前線にいる。

いつのまにか、立場が変わっていた。

あいつらには敵わないのは変わらない。

だが、前線に立つ力は手に入れた。

要領はよくわからない。

ただ、がむしゃらに前に進んだだけだ。


力とはそういう物だと知った。

今は自分より強い敵も味方も怖くない。