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ぽんの夢日記2023/12/23/06:40 炎の男

学校の近くのパワースポットに行く事になった。

メンバーは男女5人。学校はサボりだ。

そこは、山と森の中にあり、かなりの距離を歩かなければならない。

そこに辿り着くための山道の入り口に自転車を止め、険しい道中を進んでいく。

1時間ほど、ほぼ山登りのような感覚で進んだ先に、それはあった。


言葉では言い表せない、不思議な空間。

なるほど。確かにパワースポットだ。

エセのついた場所とは完全に別物。

本物は、本当に不思議な力を宿している。

第六感が、それを私に伝えていた。


素晴らしい体験ではあった。

が、帰りにトラブルが起きた。

来た山道をそのまま帰ったはずなのに、別の出口に出てしまったのだ。

自分の自転車が見当たらない。


仕方なく、また山道に迷い込む。

途中の小道を別の方に行ったりして、出口を探す。


考えてみれば、無謀であった。

森の中、完全に迷った。


気付けば、1人になっていた。


だが、不思議と不安な気持ちはない。

ただ、学校をサボっていて、4時間目には戻るつもりだったので、困ってはいた。


すると、誰か知らない人が、こちらに近づいてきた。

男性だ。長いヒゲを生やし、赤い服を着ている。

事情を話すと、出口を案内してくれると言った。

この人は信頼できる。

直感で分かった。

助かった。


私は男性についていき、無事に出口にたどり着いた。

だが、やはり、自転車はなかった。

どうやら、道を間違えたのではなく、自転車が盗まれただけのようだ。

自転車よ、さらば。

いつか帰ってこい。


山で知り合った男性は、学校までついてきてくれた。

学校をサボって怒られる予定の私に、力を貸してくれるそうだ。

軽く打ち合わせをした後、先生との会話に挑む。


彼は、嘘八百を並べ立て、先生を説得してくれる。

あまりにも完璧な嘘のつき方に、思わず見とれてしまった。


彼は、何故、私にここまでしてくれるのだろう。

炎?

わからないまま、夢は覚めた。

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ぽん
私の文章を読んでいただいて、ありがとうございます。