ぽんの夢日記2023/11/28/06:39 共通テスト
私は私立高校A出身のエリートだ。
小学生の時に猛勉強して、中高一貫のこの高校に入った。
だが、そこで燃え尽きたせいで、全く勉強に打ち込んでこなかった。
成績は、下から数えた方がはやい。
今日は、共通一次試験の日だ。
大学Aで試験が行われる。
全く自信がない。
一夜漬けも何もしていない。何の準備もしていない。
だが、なんとなくエリートぶって、朝会った友達たちには、余裕があるフリをしていた。
ただのフリなので、不安はバレているのかもしれない。
私の試験者番号は、1070192。
あれ? おかしいぞ。
1070095から1070232までの試験者用の、教室案内がない。
どこに行けばいいんだ?
幸い、早めにきたせいで、時間には余裕がある。
50分前だ。
まだ、準備ができていないのだろう。
少し待つ事にした。
30分前。
まだ、案内は出ない。
困ったな。
試験が受けられないじゃないか。
しょうがないので、地下階にある職員室に向かう。
先生方なら、教えてくれるだろう。
階段を降り、職員室のドアにノックする。
反応がないので、ドアを開ける。
すると、、、
中の光景に、唖然とした。
先生方が、全員、床に倒れている。
その周りには、顔を隠し、手袋をしたスーツ姿の連中が立っている。
一斉にこちらを睨んできた。
やばい! これが、別班か!?
身の危険を感じ、すぐに走って逃げ出す。
考える。
何が起こった?
この大学で、何かマズイ事でもあったのか?
何故、部外者の多数入る、今日という日を狙う?
さっぱりわからない。
気付けば、大学中が大パニックになっていた。
ターゲットは先生だけではなかった。
試験を受けに来た高校生も、消される対象だったのだ。
こっちは、もっと残酷で、無茶苦茶だ。
試験を受けに来た高校生の中に、エージェントが混ざっていた。
彼女らは、何かスプレーのようなものから液体を噴射している。
それに当たった高校生たちが、次々と溶けている。
ひどい。
単純な⚪︎しじゃないか。
これが政府のすることなのか?
証拠を残さず消そうということなのか?
逃げる私も、階段で、エージェントからスプレーを向けられる。
まずい!?
とっさのところで、友人Aが、エージェントに体当たりしてくれて、スプレーは的を外した。
「はやく逃げろ!」
友人A、なんて勇敢で、いいやつなんだ。
それに比べて、エリートの私、なんて役立たずで、臆病なんだ。
涙が頬を伝う。
私は、逃げろのをやめて、友人Aを助けることにした。
生き残るべきなのは、私ではなく、友人Aだ。