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ジムニー泥沼物語 その14 ルームランプ編
SJ30バンには2グレードある。本機はスタンダード(VA)という廉価版。助手席のドアには外側のカギ穴も無いし、ルームランプを点灯するためのスイッチも無い。夜に助手席を開けても真っ暗なのである。ただ、グレード違いの装備は簡単に付けられる物も多い。
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スイッチの構造は簡単で、銀色の金属部分が車体に触れてバッテリーの➖に繋がっている。銀色の金属に触れている金色の金属、これが接点でケーブル→ギボシ端子と繋がっている。ギボシ端子からはルームランプに繋がり、ルームランプにはバッテリーから常時➕が接続されている。つまり、この写真は点灯時の状態である。このスイッチはドアと車体の隙間に設置されており、ドアが閉じられるとスイッチの凸部が押され、銀色と金色の金属接点が離れるのでルームランプは消灯する。
VAでもスイッチは無いが車体に穴はあるので、このスイッチを付けようと思えば簡単である。しかし、問題がある。車体にアース(➖接続)しているということは、そこに塗装が無いということで、サビが発生する可能性が高い。それに簡単なことではつまらないし、記事にもならない。
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市販品でこのようなスイッチがある。分離部分はマグネット、スイッチ部分はマグネットによりON⇔OFFする仕組みである。0.2Aという小さな電流しか流せないが、LEDのルームランプなら大丈夫だろう。
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まず、適当にマスキングテープで仮留めする。マグネットと離れているので、テスターでわかる通り点灯(導通)状態である。
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これは失敗。導通したままである。
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位置を変えて再チャレンジ。
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これでOK、消灯(絶縁)状態となった。
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車体(バッテリーの➖)←ドアスイッチ(ON⇔OFF )←ルームランプ←バッテリーの➕
これで回路の完成である。SJ30の純正ルームランプはドライバーの右側頭部の上にある。暗い豆電球のような灯なので、ほぼ意味は無い。新設したルーフラックにテープLEDを貼り付け、助手席専用のルームランプとした。間接照明となり、明るすぎないので満足している。
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