WEBオンリー「大大大大大好きです2」編集後記

お疲れ様です!
い4で展示を行っていたポンです。
こちらはWEBオンリーで展示した「キャラブック、データ集」と各サークルの頒布物一覧の表の編集後記になります。
個人的に編集後記とかでの裏話を見たりするのが好きなので自分も書く事にしました。


キャラブック

きっかけ

 前々から存在自体はしてほしいとは思っていたのですが、自分に絵心が無い事やこういった物は公式からファンブックとしてよく出される事もあるため、制作を後手に回していました(この課題を一人で擬似的に解決する手段が100力ノを書くの超データベースだったりするのはまた別の話…)。
 そんなある日、100力ノの先行上映でポストカードが配られるため、せっかくならと「アン/デッド/アン/ラック(検索避け)」を当時の最新話まで一気に読みました(ポンさんはジャンプの定期購読をしていますがアン/デラは読んでいませんでした)。この作品には「否定者」と呼ばれるいわゆる能力者がおり、その人数が執筆現在で30人弱ほどいるのですが、漫画を一回通しで読んだだけではキャラの名前が覚えられないという事態に直面しました(ボイドとか3回くらい名前で検索した気がする…)。ここから、ヒトは読んだ漫画のキャラクターをそう簡単に覚えられないという事を体感しました(キャラが多く覚えきれない話は後にマンダンラジオで野澤先生もお話していたので尚更)。
 執筆現在恋太郎ファミリーの人数は恋太郎を含めて28人。新規読者が最新話まで追いついたとしても、キャラの情報がごっちゃになってしまうのではないかと思制作を決めました。

金型づくり

 制作を決めてから一番最初にこの金型づくりに着手しました。

実は最初は美々美で作る予定だったが
家族構成が埋まらなかったので唐音に変更した

 手元にあった別作品のキャラブックも参考にしながらなんの情報を書くかを選定していきました。活躍した話は初心者向けに「この話を見ればこのキャラが出てくる」を伝えるために組み込みました。
 ちなみに実はこれ、新たに自分が考えなくてはならない所は意外にも少なく、「いい感じの一言」「象徴する一言」「説明文」(下記ポストも参照)だけで、その他はデータ集などからの流用になっています。でもこれが28人分ある訳ですからそうそう楽ではありません。

絵を描いてくれる人探し

 金型は完成したものの、どっちにしろ絵を描いてくれる人がいなければこの計画も頓挫してしまいます。一か八かでフォロワーに聞いてみたところ、ポンがめさんに制作のご協力を頂ける事になりました。

 一応誰も名乗りを挙げなかった場合に備えて別の制作物の構想は考えていたのですが、杞憂に終わりました。

いい感じの一言を決める

 ポンがめさんから「極力描き下ろしを行うこと」と「キャラの一言に合わせた絵にしたい」と申し出を頂いたため、まずは一言を決める事にしました。この時点で完全に決めていたのは唐音と美々美のみだったため、2人のセリフだけお伝えし、残りは読み返しながらセリフの選定を行いました(これにより当初静ちゃんのセリフは135話の「幸せだよ…っ」にしようかなと思っていたが、改めて考え直す事に)。
 この作品を作る目的として「新規で作品を読んだ方がキャラの顔と名前を覚えられるように」があったので、セリフも極力制服(1番メジャーな私服)で言っているシーンから選定しました。
 羽香里と凪乃についてはセリフを言ったタイミングが私服だったのですが、目的を共有することで向くべき方向が揃うように意識しました。

明朝体で揃えた結果

象徴する一言的なやつを決める

 次に着手したのはキャラのイメージを一言で言い表したものにしました。前項のいい感じの一言と違い原作のセリフの引用では無いため、考えた時間はこっちの方が長かったと思います。参考にしたのは
・アニメのもの(全方位ツンデレ少女とかのやつ)
・アニメ化記念PVのもの(パワフルツンデレガールとかのやつ)
・けむなわさんの「お花のススメ」で書かれていたもの(バイオレニストとか、この辺りは御本人にはお話済み)
を見ながら考えました。

説明文

 極力そのキャラの特徴とキャラ同士の関係性は触れるように意識しました(最近加入した彼女はその限りではない)。後は文字数もできるだけ4行目後半辺りで収まるようにも意識しましたが、こっちはそこまで苦労することは無かったですかね…

イラスト

 イラストも完成したものを確認しOKを出したりしていました。基本的に1発でOKを出していたのですが、百八先生の大根だけはどうしても譲れなかったので修正をかけていただきました。

左:初稿 右:完成版
大根の色が違う

表紙

 折角素敵イラストを描き下ろして頂いたので、表紙もそのイラストを使って作成しました。初稿のものをポンがめさんにお見せしたところ、美々美と愛々の足下が描かれたver.を送って頂きまして、画像を差し替えています(自分では気づかなかったので気づいて頂き感謝しかごさいません)。

左:初稿 右:完成版
結局愛々の足下がかなり隠れてて申し訳ないです

 配置は一応「手前から加入順」と「単行本の表紙ペアが近くになるように」意識しました。

データ集

キャラブックが完全新規で書くこといっぱいだったのでこっちの方は控えめに…

追加事項

 前回の内容に加えて「記念日一覧」と「静ちゃんのセリフ一人称」を追加しました。
 記念日一覧は一回Xで載せたのですがWEBオンリーに際して祭李ちゃんの初登場日やせっかくなら非公式関連の日にちも足そうと思いWEBオンリーそのものの日にち、「4月2日は美杉美々美の日」を追加しました(美杉美々美の日の追加はささらささんに承諾済み)。


 静ちゃんのセリフ一人称は呼び方の表では「私」としている静ちゃんの一人称はセリフだとどれが1番多いのかの調査のために行いました。

↑きっかけ

ちなみに静ちゃんの一人称「僕」のシーンは
・58話の「2番手は僕です!」
・61話の「あそこの店のことかい?僕も新作に用事が」
・153話の「僕も」
の3シーンのみでした

実は小ネタモリモリ

例えば…

1つだけ2文字刻みで表記された薬
公園の詳細説明はなんとなく薄めにしている
基本デートをした回は〇〇デート表記
(胡桃ソロ回だけちょっと例外)
ヤク✕騎士華回はヤクさんの発言に則り、逢い引き表記

など、見返すと新たな発見があるかもしれません

あれっ?前回ネップリしてませんでしたっけ?

 前回はネップリでデータ集を紙媒体でも持てるようにしていたのですが、今回はそれをやらない方向にしました。
理由は様々なのですが、
・画像の大きさを全てA4に合わせなければならない
・ちょっと忙しかったので上記の作業まで手を回しきれない
・絵のネップリ増加に伴い総額が凄いことが予想される(データ集ネップリは前回の時点で総額500円程)
・かと言って同人誌にすると最新話までの内容の反映がしにくい
等言い訳と言われればそれまでなんですけど申し訳無いです…

 第2回に参加を決めた時点で、前回刷って頂いた方にまた刷ってもらうのはな…と思ってたので惰性でだらだら続けるよりもここできっぱり辞めた方が賢明と判断しました。

表紙も外注

 表紙は最初は前回のに「2」と付け足すだけで良いかな…と思っていたのですが、キャラブックの募集のときにりんたろふさんにこのような事を言って頂けたので、それなら表紙をお願いしようと思いました。

 テーマ(伝えた内容)としては、「読む、書くの2種類で100力ノと関連した2種類の表紙イラスト。サイズはワンポイントorA4サイズ1枚でA4の場合は目次等を書く余白が欲しい」でお願いしたところ、何種類か候補を出して頂きまして(ありがたい限りです)、その中から選びました。

送って頂いたもの1
最終的に右のやつを採用
送って頂いたもの2

 ちなみに、毎回違う人に上記の共通テーマで表紙を描いてもらう事を密かな野望としています(強欲過ぎる)。

各サークルの頒布物一覧

↑これのことです。性質上本番近くで追い込んで作成するので3つの中で一番大変でした。

多すぎる

 前回と比べ、参加サークル数も倍ほどに増え、作業量の多さは予測できたので、事前に対策をほどこしたのですが、それでも作業量はかなりのものでした。でもその分多くの方から役に立った等お褒めの言葉を頂けた事はありがたかったです。

今回の反省を生かし

 今回50弱ほどのサークル数でかなり大変だったので、第3回以降さらなるサークル数の増加があった場合対応しきれないかもしれないなとは感じております。人数を増やす、まとめるべき情報を減らす(通販とエアスケブのみとか)などなにかしらの対策は講じる予定です。

ちなみに…

 そういえばそもそも他のwebオンリーではこの辺の工程をどうしているのか気になり軽く調べてみたところ、イベントにもよりますが見る人一人一人が「サークルチェック」を行いお品書きなどを追う事で行ってるみたいです。これさえ追えばOKみたいな一覧を作っているケースはどうもレアらしいです。確かにこれをコミケでやろうと思ったらとてつもない事になりますもんね…

最後に

 前回のwebオンリーは作品から表紙から1人で制作し「個」としてと制作だったのに対して、今回は制作依頼や許可取りを行い「群」としての制作になったのではないかなと思っております。次回の開催があった場合どうするかは決めてませんが、力の続く限りは出ようと思っていますのでよろしくお願いします!!

 ここまで読んで頂いた皆様、そして何より協力して頂いた皆様に熱烈な感謝しかございません。ありがとうございます!!!!

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