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蛹? 2024/03/26
大学に通い始めて6年が経ち、ようやっと最終学年となった。
後一年乗り越えてしまえば、年2回親に平謝りしながら私大の馬鹿みたく高い学費を捻出してもらう必要もなく、毎朝湘南新宿ラインの遅延に振り回されることも、研究室の忌憚なく言えば研究に没頭してモラトリアムに溺れた挙句生まれた社会不適合の化け物と顔を合わせることもなくなるのだ。
今まではメリットばかりのような気がしていたが、いざ大学卒業が現実味を帯び始めるとそうも言ってられなくなった。
ありとあらゆるでかい建物の入場料が高くなり、実家を出れば得体の知れない光熱費とか何とかを誰かに払わなくてはならない。
シュレーディンガーの虫歯を抱え、マイナンバーカードの作成が億劫すぎて2万円分の何かのポイントを見て見ぬふりをしたグータラにはどだい無理な話である。
あまりになさけない現状を整理したところで話を本題に移したい。
後少しで18年続いた学生生活が終わる、社会人になる。
これから先の私はずっと社会人であり、どれほど過去に戻りたくともあんなにキラキラしていた女子高生には戻れない。
後にも引けず、進路も決まらず、不可逆なことだけがぼんやりと分かっているこの一年をなんらかの形に残しておきたい。
絶対後から見たら黒歴史以外の何者でもないのでこんなのチラシの裏に書き捨てときゃ良いし、中身なんて吐瀉物が良いとこだし、思考を裏打ちする大した人生経験などこれっぽちもないが、
この蛹の中のもう後に引けないほど、どろどろとした自己をどうにか一年かけて何らかの形に固めるべく少しずつ文章に起こしていきたい所存である。
長々と書いたが、ふつうに同期に見られたくないのでスレッズには上げられない呟きまがいなこともするし、なんかとりあえず便所紙としてこのアプリを1年やってみようという訳だ。
肥大した承認欲求と、この陰部を晒して回るような行為への羞恥心の妥協点はきっとここだと信じている。
見当違いだったら普通にごめんなさい。
あと今日研究室の衛生観念が底辺の飲み会を欠席し、駅ナカの立ち食い寿司に行ったのはかなり最高だった。