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【アメリカ移住実録#33】ケアンズ、そして片付いてく仲間(ビザゾンビ)達

第一回はこちらから↓↓

2024年5月

家族構成

  • ポム: 東京のサラリーマン、42歳

  • ポム妻: しっかり者、42歳

  • 長女 ポム子: のんびり、11歳 小六

  • 次女 ポム美: おませさん、9歳 小四

アメリカ移住を夢見て幾星霜。
いろんな困難が押し寄せつつも、少しづつアメリカに行ける日が近づいていると、なんとなく思う今日この頃です。

さて、2024年4月にポム家はオーストラリアに旅行しました。
1週間のケアンズの旅です。
ポム家にとっては、久しぶりの、コロナ以降では初の海外旅行です。
ケアンズって本当に最高ですね。
ケアンズって何だかどことなくのどかさもあって、どこでもレンタカーでいけるし良い町だと思いました。
コアラも、ロックワラビーも、ウォンバットもかわいいし、いい☆
コアラってなんであんなにかわいいんでしょうね。
ケアンズで特に良いのはやっっぱり誰でも無料で使えるラグーンが整備されていることですね。娘達は泳ぐのが大好きなので、グレートバリアリーフなどのいわゆる観光っぽいとこに行く以外の日も、毎日のようにラグーンやプールで泳いでいました。

今回のオーストラリア旅行の目的は、もちろん家族で楽しく過ごすことですが、もう一つ裏テーマがあり、娘達に「英語を使えるとこんなに楽しいんだよ」と体感してもらうことです。
彼女達には、来たるアメリカ移住の日に向けて英語を習わせていますが、楽しくないと続かないでしょう。
私は、「この旅行中に、何か一言でも英語でコミュニケーションとってくれたらいいなー、でも難しいだろうなあ」と思っていましたが、そんな心配は杞憂でした。
初日のレストランにて、長女ポム子の英語「Thank you for your hospitality!」(ちょっと特別なことをしてもらった為) が炸裂し、以降ちょこちょこ現地の人と英語でコミュニケーションをとっていました。
私はモーレツに感動しました。
これだけでもオーストラリアに来た甲斐があるってもんです。
本当、子供ってすごいですね。
日々成長を感じてはいますが、あんなに小さかった娘達が今では英語でコミュニケーションを取れるほど成長するなんて。。。。


さて、日本に帰国してからは、通常の仕事が続きます。
私はコロナが明けてからは、半分程度出社するようになっていました。

この頃、G社東京事務所にいっぱいいたビザゾンビ達に少しずつ変化がありました。
ビザゾンビとは、H-1Bビザが取得(更新)出来ずに、志半ばで日本に帰ってきてしまった人たちです。彼らは、今や取得が難しいビザになってしまったH1-Bビザの抽選に毎年応募し続けるのです。いつかH-1Bビザが当選するその日まで。。。。
つらいです。
自分の身分が不安定なのはつらいです。
そのつらさに耐えきれず結局G社を辞めてしまう人もいました。

ちょっと前までビザゾンビはG社東京事務所で増える一方だったのですが、ついにビザゾンビを卒業する人が現れ始めました。

一番最初の卒業生は、佐野さん(第十七回に登場)でした。彼女も他のビザゾンビ同様に、H-1Bビザを何度応募しても当選せず、何年も雌伏の時を東京で過ごすことになりましたが、私より少し早いタイミングでG社がスポンサーとなるグリーンカード取得の方針へ変更となり、ついにこの2024年5月にビザ(グリーンカード)取得に至りました。
本当にめでたいです。
私は我が事のように嬉しくなりました。

佐野さん: 「ついにビザが取れました。先に行きますね。アメリカに来るときは連絡してください。」
ポム: 「おめでとう。追いかけます。」
佐野さん: 「ポムさんって、ロッタリーも当選してるんですよね? もうすぐじゃないですか。」
ポム: 「。。。。あ、知ってった? そうなんですよ。偶然あたって。でも、あれ全員がグリーンカードもらえるわけじゃないんです」
佐野さん: 「ああ、そういうもんなんですね。でも雇用ベースのプロセスも進んでいるんですよね。次はアメリカで会いましょう。」

さらに、別のビザゾンビの方は、
何年もの応募の末、H-1Bビザが当選しビザゾンビを卒業することになりました。嬉しいことです。
ビザにまつわるエトセトラやらなんとやら。

アメリカ移住のビザにかかる悲喜こもごもを見てきた私にとっても、何だか突然一つの時代が終わるかのように、周りのいろんな事が片付き始めました。

白川さんもいなくなりました。
川田さんもいなくなりました。
そして、佐野さんもいなくなりました。
みんなそれぞれの場所に片付いていきました。

次こそは、私の番でしょうか。
いや、まだ気のせいかもしれないけれども。この頃の私には「そろそろだな」的な収束感があります。
一つのことが最終局面に向かっている寂寥感を少し感じてます。

竹内まりやの純愛ラプソディに
🎵
片付いていく仲間たちに ため息
🎵
という歌詞の一節がありますが、今そんな気分です。

普通の地方出身一家、ポム家は本当にアメリカに移住できるのか?????
是非応援よろしくお願いします。

第三十四回へ続く (この話は実録ですが、身バレ防止等の観点から若干のフェイクが入っています)
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第三十四回はこちらから↓


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