男鹿で見つけた、とっておきの情景
一泊二日で秋田県にある「男鹿」を訪れた。
このnoteを読んで、男鹿に行こうと決めた。そのくらい熱量と大きな覚悟が伝わる素敵な記事だった。
日曜の早朝、東京を出て秋田新幹線に乗って男鹿に移動した。6時間弱の移動時間は、電車に乗ることが好きな自分にとっては一瞬の時間だった。
到着して、稲とアガベで男鹿の街づくりに尽力されているジュリアさんにお会いし、そこから1日半じっくり案内していただいた。
こんな充実した旅は久々だったので、男鹿を訪れたい方にぜひ備忘録を残しておきたくて、帰りの新幹線でnoteを書き始めた。笑
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正午に到着して、まず最初にラーメンを食べた。
塩ラーメンが大好きなので初っ端からお腹が満たされ、大満足。
麩がのっかっており、あっさりとしている。トッピングのチャーシューがとっても美味しくて、汁につけて食べた。
写真の右側にあるのは、なんとお酒。生まれて初めて、ラーメンとお酒を一緒に食した。これがほんのり甘くてマジで美味しい。
その後、旧男鹿駅を改装した「稲とアガベ」を訪れた。
ラーメン店「おがや」の向かいにある。
中には、クラフトサケをはじめとした色々な食べ物やお土産があった。試飲もでき、カウンターがあるのでゆっくりとした時間を過ごすことができる。
アイスクリームには酒粕が使用されていて、独特でクセになる味。
ハーブと一緒に発酵させたどぶろくや、アガベシロップを使用したお酒、なかなか味わえないお酒がたくさんあり、密かにテンションMAXだった。お酒の未知領域を体験した気分。
日本酒が苦手だったり、甘めの味なら飲めるという方、特に女性にはぜひトライして欲しいと思った。非常に飲みやすい◎
続いて、今回は特別に、実際にお酒を作っている醸造所を見学させていただいたり、「稲とアガベ」の代表の方からお話を伺うことができた。
普段の旅では、その地の名物や景色に触れることができても、その裏側で支えている人の顔を見たり、想いを知ることはなかなか難しいと思う。立ち上げ経緯や、出来事、心情変化などを聞くことで、一段階深くその街を知ることができたんじゃないかと思う。
気づいたら、夕暮れ時になっていたので、海岸に案内してもらった。
東京民からしたら、美味しい食べ物とお酒と広い海を堪能できるだけで万々歳だったのだが、男鹿の夜はこれからだった。
とにかく美味しかった。特に、シメサバにニンニクとオリーブオイルをかけたものが絶品だった。他にも、お刺身や揚げ巾着にすき焼きが詰まっていたり、蕎麦が詰まっていたり、、、
美食でした。実家のような居心地で心も落ち着き、お酒もご飯にピッタリで、かなり飲んで酔っ払いました。笑
23時くらいかな〜と思って、時計を見たらまだ21時。時の流れがゆっくりすぎることに驚いてた。机を囲んで、いろんなお話をした時間が幸せでした。夜が長くて最高。
お腹も心も十分に満たされて、宿に向かった。
宿もまた素敵で、一棟リフォームされていて、和風で落ち着いた空間。
アメニティも充実していて、女子には嬉しい!!
特にベッドがふわふわで、すぐに眠りについた。
夜は暗かったので朝に外観を撮りました。パシャ’’’
次の日は、10時から活動開始!
最初に「寒風山」という場所に向かった。その名の通り、目を覚ませー!と言わんばかりの冷たい風が吹いていた。
おかげで目が覚め、広大な景色を記憶に焼き付けることができた。
ここも駅から車で20分くらいだったので、近い!
その後、浄水場に案内してもらった。
ここがジュリアさんの言う通り、本当に”ジブリ”の世界だった。
写真が霞んでいるのはなぜ?iphone16なのに。多分指紋のせい。
ナチュラルパワーを存分に受けた。空気が綺麗で、身体の隅々まで綺麗な酸素が行き渡って、血が喜んでたと思う。鬼滅の全集中の呼吸のような感覚。
源水の無料給水があったので、ペットボトルに汲んだ。
続いて、浄水場の近くにあるワインのお店を訪れた。
オーナーの方が自分で木を切って建物を建てたと聞いて、驚きが隠せなかった。店内はお香の香りが漂い、ここでしか買えないワインがずらりと並んでいて特別な空間。お店の方とじっくり話しながら、好きなワインを買えるのが素敵◎
お昼が近づき、お腹が減ってきたので男鹿といえばココ!に連れて行ってもらった。
食べることに集中してしまい、ご飯を撮り忘れたが、三色丼をはじめ定食メニューがたくさんあった。海鮮を食べたい方はぜひここへ!
ここでもどぶろくを頼んでしまった。
有名人のサインも飾ってあり、かなり有名どころだそう。
「秀」と言うお店のすぐ近くに「SANABURI FACTORY」と言うショップがあったので向かった。
今回の旅のお目当てであった、発酵マヨを購入。
日本酒を製造する際に残ってしまう酒粕は栄養価が高いのに、多く捨てられてしまうそう。それを主原料とした植物性のマヨネーズ風調味料。
マヨネーズがアレルギーの方も召し上がれるそうです◎
ちなみに、”さなぶり”とは田植えが終わった後のお祝いのことを示している。
酒粕にはアルコールが含まれているので、昔は酒粕から作られたお酒を、”さなぶり”でお祝い酒として飲んでいたらしい。
酒粕から別のものを生み出すことを、SANABURIと定義して、このお店の名前を決めたとか、、。
2Fにはアクセサリーや洋服、お皿などがあり、若い層にも人気がありそう。
そろそろ新幹線の時間が近づいてきたので、旅の締めにカフェを探した。
まず、店内がおしゃれ。
そして、至福のひととき。。。
硬めのプリンと、軽快なプリンがあり、どちらも美味しかった。
甘いのが苦手な私にとっては、甘すぎず重くなくて本当に好きなプリンだった。写真も、プリンが輝いてます。
そんなこんなであっという間に時間が過ぎてしまい、3日間くらいいたんじゃないか?と疑うような濃密旅だった。
男鹿駅から、なまはげマークが付いている列車にのり、秋田駅に向かった。
忙しい中、時間を割いて男鹿を魅力をたくさん伝えてくれた稲とアガベの皆さん、そしてジュリアさん本当に感謝でいっぱいです。
男鹿という地で、全力で街づくりを行なっている人の話や行動、そして実際に運営されている場所を見て、心を打たれました。
そして、また半年後・1年後きたらもっと盛り上がっているんだろうなというワクワクまで与えてくれて、絶対にまた訪れたいと思わせてくれました。
新幹線はもうすぐ東京です。また男鹿に会いにきます。
まだ行ったことがない方はぜひ一度訪れてみてください。